晩白柚とは
晩白柚の基本情報
科目 | ミカン科ミカン属 |
原産地 | インドネシア |
開花時期 | 5月 |
収穫時期 | 1~3月 |
晩白柚(ばんぺいゆ)は、インドネシアを含むマレー半島が原産のフルーツです。皮は分厚く、その大きさは人間の顔ほどあります。日本では熊本県が主な生産地で、2015年には同県の八代市にある農業高校で栽培された晩白柚がギネス認定されました。
晩白柚は八代市の特産品なの。ふるさと納税の返礼品としても扱われているよ。
晩白柚の特徴
本日の #写真俳句ブログ 「晩白柚」アップしました。《晩白柚花も香りも魂消たる》https://t.co/fzZ7tYCz0n pic.twitter.com/QI3Z7ppZgC
— たんと (@tanto2tanto) April 24, 2018
晩白柚はザボンの仲間です。ザボンは柑橘類の中でも大きく、2kgはあるといわれています。ギネス認定されたものは、5kg近くありました。大きさもさることながら、なかなかな重さであることが伺えますね。
ザボンはブンタンの別名です。グレープフルーツやハッサクは、ブンタンの交雑種といわれているよ。
晩白柚は花も大きい
晩白柚は5月頃に花を咲かせます。咲き方や花の形はミカンによく似ていますが、花びらの厚みや大きさが違うので見比べてみてください。花の香りは甘酸っぱく、一度嗅ぐと虜になるほど魅力的ですよ。
晩白柚の名前の由来
晩白柚の名前は、開花から収穫までの期間が長い晩生であることと、果肉が白く見えることに由来しています。名前である「ぺいゆ」という言い方は、台湾語の白いみかんを指すともいわれています。
いつ日本にきた?
晩白柚が日本に伝わったのは、1920年頃だといわれています。日本の植物学者が、ベトナムから分けてもらいましたが、当時は栽培方法が分からず、日本ではあまり広まりませんでした。それから試行錯誤を重ね、今では90%以上が熊本県で生産されるようになったのです。
晩白柚子の花言葉
晩白柚の花言葉は「楽天家」と「幸福」です。また、大きくて食べ応えのある果実にも「やすらぎ」や「癒し」の言葉がつけられています。見ても楽しい、食べても楽しい晩白柚にぴったりの花言葉ですね。
晩白柚の旬
晩白柚は12月から収穫が始まり、旬を迎えるのは1~3月です。収穫してすぐに出荷はせず、1週間ほど日光に当てて追熟させます。皮が鮮やかな黄色になり、甘い香りがしてきた頃が食べ頃です。
おいしい晩白柚の選び方
おいしい晩白柚の選び方は、手に取ってみるとよいでしょう。ずっしりと重みがあり、皮の色が鮮やかで手触りが滑らかであるものがおいしい証拠です。それとは反対に軽くてザラザラしているものは、鮮度が落ちている可能性があります。購入する際には、よく観察してみてくださいね。
選び方に自信がない人には、農家から直送の通販を利用するのもおすすめです。
晩白柚の栄養と、おすすめの食べ方を見てみましょう。
出展:写真AC