キンリョウヘン(金稜辺)とは?ミツバチとの関係や栽培方法をご紹介!

キンリョウヘン(金稜辺)とは?ミツバチとの関係や栽培方法をご紹介!

キンリョウヘン(金稜辺)は中国原産のシンビジウムの一種です。キンリョウヘンはニホンミツバチという種類のミツバチと深い関係があります。そんなキンリョウヘンとミツバチとの関係と、育て方や植え替え、株分けの方法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.キンリョウヘンとは
  2. 2.キンリョウヘンの特徴
  3. 3.キンリョウヘンとミツバチの関係
  4. 4.キンリョウヘンを購入するときのポイント
  5. 5.キンリョウヘンの育て方
  6. 6.キンリョウヘンの開花調整
  7. 7.キンリョウヘンの増やし方
  8. 8.まとめ

キンリョウヘンの育て方

キンリョウヘンはシンビジュームの仲間であり、ランの中では育てやすい種類です。特にキンリョウヘンは交配種でなく小型の原種であるため、普通のシンビジウムよりは丈夫で初心者向けといえます。しかし、シンビジウムを育てること自体が未経験の場合は少し難しいと思っておいた方がよいでしょう。ここではそんなキンリョウヘンの育て方をご紹介します。

育て方①置き場所

キンリョウヘンは地植えでの管理は難しいので基本的に鉢植えで管理します。5月から霜が降りるまでは屋外で管理し、冬は窓辺などの日当たりのよい屋内で管理します。屋外に置く時は地面から30cm~50cmくらいになるように台に乗せて管理すると、風通しがよくなるのでおすすめです。屋内にあったものを屋外に出すときは、急に出すと葉焼けする恐れがあるので、遮光ネットを使って少しずつ日光に慣れさせてください。

育て方②水やり

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キンリョウヘンの水やりはメリハリが必要です。夏の間はたっぷりと与え、春と秋は表土の様子を見て、土が乾いたら与える程度にします。春から夏は早朝か夕方に水やりするのがコツです。キンリョウヘンは冬は休眠期に入るので1週間に1回程度が目安で、鉢皿に残った水は捨ててください。このとき、あまり冷たい水を与えると根が傷むので水温にも注意しましょう。

育て方③肥料

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キンリョウヘンに肥料を与える時期は春と秋です。キンリョウヘンに与える肥料はカリウムやリンが含まれているものを使います。シンビジウム用の肥料が市販されているので、そちらを使うと便利です。春は成長期なので、固形肥料を置き肥で与え、週に1回程度、液肥を混ぜて水やりしてください。夏の間は肥料は少なめにしましょう。秋は春と同じやり方を繰り返してください。11月になったら肥料は与えないでください。

育て方④病害虫

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キンリョウヘンは乾燥した環境であったり、風通しが悪かったりするととハダニが発生することがあります。葉の裏側が白くなっていたら小さな赤いダニが見つかります。見つけたら市販の殺ダニ剤で除去してください。また、アブラムシなどもつくことがあるので、見つけ次第除去しましょう。また、一般的にラン科の植物は病気にかかると治すのが難しいので、病気になる前に予防薬で予防するのがおすすめです。

育て方⑤植え替え

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キンリョウヘンの植え替えは遅くとも5月下旬までには行いましょう。基本的に花が終わったらすぐに植え替えます。植え替えの土はシンビジウム用の土を使い、翌年花が休んでしまうことがあるので、あまり大きくない鉢に植え替えます。古く、腐った根を整理して、葉のないバルブ(葉の付け根の球根のような塊)も整理するのがポイントです。この時、バルブがたくさん増えているようであれば、株分けも一緒にするのがおすすめです。

 

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キンリョウヘンの開花調整

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