カラーリーフとは？銅葉やシルバーリーフなど葉を楽しむ植物をご紹介！

黒のカラーリーフは数あるカラーリーフプランツの中でも数が少ない種類でしょう。それだけに見る人にインパクトを与えます。また黒い葉は光沢があるものが多く、植物に高級感が加わります。可愛らしい寄せ植えには難しいかもしれませんが、ぜひとも大人の寄せ植えとして挑戦していただきたいカラーリーフです。

小さな一株でもインパクトのある黒い葉は扱いが難しそうですが、シルバーリーフやホワイトリーフと合わせてモノトーンの寄せ植えを作ってみてもすてきですね。また、色調の近い紫や赤いカラーリーフとの相性も抜群です。葉の大きさや草丈の高さで強弱をつければ、個性的な組み合わせが楽しめることでしょう。

ブラックレースは、繊細に切れ込んだ美しい葉をもつ落葉低木です。そして美しい葉を楽しむだけでなく、ピンク色の花と黒い実を観賞することができます。全体的に落ち着いた雰囲気で、小型のタイプの低木で秋には落葉が始まりますが、花壇のフォーカルポイントになること間違いなしです。大人の庭を作るにはぴったりの植物でしょう。

黒い葉だけの朝顔？と思わせるイポメアには、黒い葉のほかにも目の覚めるようなライムイエローの葉の種類があり、両者を隣合せて寄せ植えにされることが多いようです。つる性なので花壇よりはプランターのほうが扱いが楽でしょう。秋には葉が枯れてしまいますが、根茎を掘り起こしておいて翌年植えつければ、同じように育てることができます。

これなんという植物ですか？とたいていの人が質問してくるのがブルンネラのホワイトリーフです。白のカラーリーフの種類はあまり多くはないのですが、写真のブルンネラや多年草のヒューケラとシロタエギクといったところが一般的でしょうか。ホワイトリーフは葉脈が美しく浮き出るタイプのものもよく見かけます。グリーンの中に白い葉のポイントを少し添えるだけでおしゃれ感が増しますよ。

黒のカラーリーフと合わせての、モノトーンの寄せ植えの話は前述しましたが、白の色調に合わせてプランターを作るのもよいでしょう。クリームに近い白なら黄色の花を合わせて。青味がかった白ならば、緑系のカラーリーフや斑入りのものと合わせるのもすてきでしょう。

ラミウムはグランドカバーにも使える多年草の植物です。その種類も豊富で、斑入りのものやオーレアもあり花壇を賑わせてくれます。白のラミウム・マクラツムには濃いピンク色の花が咲きますが、白い葉に白い花が咲くホワイトナンシーという品種もあります。

500種もの品種をもつヘリクリサムですが、どの種類にも共通しているのは湿度が苦手ということです。耐寒性は強いので冬越しはよいのですが、夏の熱さと湿度にやられてしまうことがあります。ですから寄せ植えの際は、同じように乾燥気味の状態を好む植物を合わせると安心でしょう。

花壇やプランターでも、ひときわ目を引く鮮やかなピンク色のカラーリーフは、コリウスの定番ともいえますね。ほかにもピンク色のカラーリーフは、ピンク色の斑入りという形だったり、色調もショッキングピンクからやさしいピンク色までとその種類も多様です。紫に近いものもありますので、同系色でまとめてもよいでしょう。

ピンク色のカラーリーフの寄せ植えの場合は、合わせる花の色とケンカにならないよう、色数をおさえたほうが無難かもしれませんね。ピンクだけでまとめるのもすてきです。黒と合わせれば大人っぽく、白や紫と合わせれば落ち着いた感じの葉を楽しむことができるでしょう。

観葉植物として知られるヒポエステスですが、寄せ植えに利用することもできます。日光に当たることで葉色がよくなるので積極的に日に当てるようにしましょう。とはいうものの、強い日差しは厳禁ですのでご注意ください。ヒポエステスには白のカラーリーフもあります。

ポーチュラカはおなじみの植物ですが、こちらのマジカルキューティーは、乾燥具合によって色が変化する植物です。ピンクの葉を楽しむのであれば株を乾燥気味に保つことをおすすめします。基本的に真夏の植物です。炎天下でも元気に育ちますのでピンク色の葉を、秋までたっぷり楽しむことができます。

色とりどりのカラーリーフプランツをご紹介してきましたが、中でもヒューケラとコリウスの色幅は圧倒的です。青をのぞいたレインボーカラーが出揃いそうなぐらいに豊富で、葉を楽しむのにはまさに最適な植物です。これだけ色幅があるとたくさんカラーリーフを使ってみたくなりますが、葉の印象とは全くかけ離れた花が咲く場合もありますのでご注意を。最終的な全体像を想像しながら寄せ植えを作っていくのは、まさに至福の時といえるでしょう。