かわいい赤ちゃんにかわいい名前を
人名はかわいい赤ちゃんへの最初の贈り物
人名は親が赤ちゃんに贈る最初の贈り物です。長い間お腹の中で大切に育て、陣痛に耐えてようやく出会えた赤ちゃんには、とびきり素敵な、それでいて縁起のよい漢字を使った名前をつけたいですよね。特に女の子だった場合は「かわいい名前をつけたい」と思う方が多いでしょう。かわいい名前で、縁起のよい漢字を使った名前なら最高ですよね。
女の子にはかわいい花の名前を
女の子につける人名といえば、花の名前が少なくありません。花のように、きれいでかわいい女の子に育ってほしいと思う親は多いでしょう。もちろんそのうえで漢字の画数や花言葉なども考えて、花の名前を実際につける方もいるでしょう。人名とは、かわいい赤ちゃんに親が贈る最初の贈り物です。しっかり考えて素敵な名前を贈りましょう。
珍しい名前の弊害
珍しい名前のリスクとは
赤ちゃんへの名前付けの際、「とびきり素敵な名前をつけたい」と思うあまり、珍しい名前にこだわる場合もあります。近年は個性を重視する傾向が強まっていることもあって、珍しい読み方をする名前や、珍しい漢字を使った名前など、インパクトを重視した名前をつけたがる方も少なくありません。その結果、「漢字が読みづらい」「悪い意味で印象に残る」などといった問題も発生しています。
珍しい名前は悪目立ちするため、からかいの的にされることもあります。
こういったトラブルを防ぐためにも、人名について詳しく知っておこうね。
女の子の名前に使える花・植物15選
女の子の名前に使う花・植物は、「桜」や「桃」のように、古くから日本人に愛されてきたきれいな花が多い傾向があります。また、春生まれなら春の花、夏生まれなら夏の花というふうに、赤ちゃんが生まれた季節にちなむことも多いです。ここからは季節別に分けて、赤ちゃんの名前に使える花・植物の名前を紹介しましょう。
ボタニ子
それでは次のページからはさっそく「春」の植物や花にまつわる名前を紹介します。
女の子の名前に使える花・植物:春編
女の子にピッタリな季節
まずは春の季節に咲く・咲いている花の名前の紹介です。一斉に花が咲く季節である春は、かわいい赤ちゃんにピッタリな愛らしい花、美しい花がたくさんあります。そんな花たちの名前を見ていきましょう。
春の季節の花・植物の名前①桜
桜の特徴
春の花の代表格として、長く日本人に愛されている桜は、かわいい赤ちゃんにつけたい名前でも人気です。桜はパッと咲いてパッと散る様子が美しい花ですが、はかなさを感じるという方もいるでしょう。しかし桜は季節がめぐり、春になればまた美しい花を咲かせます。それに非常に長命な品種もあり、1000年以上生きている木もあります。そんな強さを我が子に、と望む親もいるでしょう。
桜の花言葉
桜の全般の花言葉は「精神の美」「優美な女性」です。かわいい赤ちゃんへ贈るのに、ふさわしい花言葉ですね。桜は種類別の花言葉が非常に多く、ソメイヨシノは「純潔」「優れた美人」、里桜・八重桜は「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」、冬桜は「冷静」などと、いろいろな花言葉がつけられています。
桜の花言葉まとめ
- 桜全般の花言葉:「精神の美」「優美な女性」
- ソメイヨシノの花言葉:「純潔」「優れた美人」
- 里桜・八重桜の花言葉:「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」
- 枝垂れ桜の花言葉:「優美」「ごまかし」
- 山桜の花言葉:「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」
- 冬桜の花言葉:「冷静」
- 寒桜の花言葉:「気まぐれ」
桜を用いた名前
「桜(さくら)」と漢字一字でつけることもありますが、他の漢字と組み合わせることが多いです。桜の一字を使った名前には、「心桜(こころ・こはる・ここあ・ここな・さくら)」「咲桜(さくら)」「美桜(みお)」「里桜(りお・りさ)」「海桜(うみ)」「桜音(ねお・ねおん)」「桜空(そら)」といった名前があります。
桜を用いた名前まとめ
- 心桜(こころ・こはる・ここあ・ここな・さくら)
- 咲桜(さくら)
- 美桜(みお)
- 里桜(りお・りさ)
- 海桜(うみ)
- 桜音(ねお・ねおん)
- 桜空(そら)
- 桜(さくら)
桜を使った名前は、この他にもたくさんありますよ。
春の季節の花・植物の名前②桃
桃の特徴
桃の花は桜よりも先に咲く花です。濃いめのピンク色の花が早春の空に映えて、桜とはまた違う美しさを見せてくれます。ところで、春の祭りといえば、真っ先に思い浮かぶのが「桃の節句(ひな祭り)」です。女の子の祭りとしても有名ですから、まさにかわいい女の子の名前にピッタリの花ですよね。桃の節句にちなんで3月生まれの赤ちゃんに、桃を使ったかわいい名前はいかがでしょうか。
桃の花言葉
桃の花言葉は「私はあなたのとりこ」「気立てのよさ」「天下無敵」です。「私はあなたのとりこ」は、桃が女性の性的魅力の象徴とされていたことに由来しています。「天下無敵」は、桃に邪気を祓う力があると信じられていたことが由来です。色別の花言葉もあり、白い桃の花には「純真」「人柄のよさ」という花言葉がつけられています。
桃の花言葉まとめ
- 桃全般の花言葉:「私はあなたのとりこ」「気立てのよさ」「天下無敵」
- 白い桃の花の花言葉:「純真」「人柄のよさ」
桃を用いた名前
「桃香(ももか)」「百桃(もも)」「桃子(ももこ)」「桃奈(もな・ももな)」「桃音(もね・ももね)」「心桃(こもも)」など、「もも」という響きがかわいいことから、愛らしいイメージでまとめた名前が多いです。
桃を用いた名前まとめ
- 桃香(ももか)
- 百桃(もも)
- 桃子(ももこ)
- 桃奈(もな・ももな)
- 桃音(もね・ももね)
- 心桃(こもも)
春の季節の花・植物の名前③杏(あんず)
杏の特徴
杏は春、桜よりも少し早い時期に花が咲き、初夏に実がなる樹木です。実は生食だけではなく、飴、ジャム、シロップ漬け、ドライフルーツにできます。さらに種は漢方薬となり、種の中の核は杏仁豆腐やリキュール酒(アマレット)に使用されています。このように食用に薬にと、人の役に立つ場面が多いことも、人名によく使われる漢字となった理由でしょう。
杏の花言葉
杏の花言葉は「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「乙女の恥じらい」「早過ぎた恋」「疑い」「疑惑」です。「乙女のはにかみ」「乙女の恥じらい」「早過ぎた恋」は、桜よりも早い時期に薄ピンク色の花を咲かせる特徴に由来しています。「疑い」「疑惑」は、中国の「李下に冠を正さず」という故事が由来です。
「李下に冠を正さず」の意味
「李下に冠を正さず」の意味は、「木の下で冠をかぶり直すために手を上げると、木の実を盗もうとしていると他人に疑われる恐れがあるから控えよう」という警告です。いらぬ疑惑や誤解を招かないように、普段から慎重に行動することを促しています。
ただし「李下」とは「スモモの木の下」という意味です。本来は杏ではなく、李(スモモ)のことを指す故事なんですよ。
いつの間にか杏と李(スモモ)が混同されて、杏の花言葉の由来になったんだね。
杏の花言葉まとめ
- 杏全般の花言葉:「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「乙女の恥じらい」「早過ぎた恋」「疑い」「疑惑」
杏を用いた名前
「杏(あん・あんず・きょう)」と、そのまま使うこともありますが、他の漢字と組み合わせた名前が多いです。「杏奈(あんな)」「杏里(あんり)」「杏樹(あんじゅ)」「杏子(あんず・きょうこ)」「杏花(きょうか)」などといった名前があります。
杏を用いた名前まとめ
- 杏奈(あんな)
- 杏里(あんり)
- 杏樹(あんじゅ)
- 杏子(あんず・きょうこ)
- 杏花(きょうか)
- 杏(あん・あんず・きょう)
春の季節の花・植物の名前④菜の花
菜の花の特徴
桜が春の木の代表格なら、春の草花の代表格は菜の花でしょう。春の光景と聞いて、大地を黄色く染め上げる葉の花畑を連想する方もいるのではないでしょうか。菜の花は食用、油糧用、蜂蜜の原材料と非常に用途が広いため、全国各地で広く栽培されています。あまりの光景の見事さから観光名所となったところもあるほどです。
菜の花の花言葉
菜の花の花言葉は「快活」「明るさ」「財産」「競争」「小さな幸せ」です。「快活」「明るさ」は、菜の花の明るい花色に由来しています。「財産」は広い大地を黄色く染める菜の花畑が、たくさんのお金を連想させることが由来です。「競争」は、菜の花がたくさん咲いている様子が、競い合っているように見えることに由来しています。
「小さな幸せ」は菜の花が身近な場所で咲くこと、派手さはないけど、見る人を穏やかな気持ちにさせてくれることが由来なんだよ。
菜の花の花言葉まとめ
- 菜の花全般の花言葉:「快活」「明るさ」「財産」「競争」「小さな幸せ」
菜の一字を用いた名前
「菜」の漢字一字を使った名前は非常に人気が高いです。特に「陽菜(ひな・はるな)」という名前は、平成10年度には「さくら」よりも人気の名前となりました。他にも「結菜(ゆな・ゆいな)」「愛菜(まな・あいな)」「優菜(ゆな・ゆうな)」「彩菜(あやな)」「菜々子(ななこ)」など、人気が高い漢字のため、たくさんの名前があります。
平成10年度の赤ちゃん(女の子)の名前ランキングで、それまで首位だった「さくら」を抜いて、「陽菜」が首位を獲得しています。
菜の漢字一字を用いた名前まとめ
- 陽菜(ひな・はるな)
- 結菜(ゆな・ゆいな)
- 愛菜(まな・あいな)
- 優菜(ゆな・ゆうな)
- 彩菜(あやな)
- 菜々子(ななこ)
ボタニ子
次ページからは夏の花や植物にまつわる名前を紹介します!
あまりにも読みづらい名前だと相手も困ってしまうよね。間違えると失礼だし。