エクメアとは?
エクメアとはパイナップル科に属し、熱帯アメリカを中心に200種近い品種が分布しています。生息場所が独特な着生植物です。着生植物とは土壌に根を下ろさず、岩盤や木の上などに根を張る植物のことをいいます。暑い場所が原産の植物のため、寒さに弱く暑さに強いです。
エクメアの基本情報
学名 | Aechmea fasciata |
園芸部類 | 熱帯植物・観葉植物 |
原産地 | 熱帯アメリカ |
形態 | 多年生 |
草丈/樹高 | 20〜100cm |
エクメアの特徴
特徴①花
学名のAechmeaがギリシャ語で槍の先端を意味し、Fasciataが束状のという意味です。この名の通り、槍の先端のような尖った苞が束状に咲きます。実はピンクの花のように見える尖ったものは苞で、苞の中から花が咲きます。花の寿命は短いですが、美しい苞は長い間楽しめます。
特徴②葉
エクメアの品種によって、葉の形や特徴もさまざまですが、着生植物の葉にはある特徴があります。それは、葉と葉の隙間に貯水をするために葉の造りが筒状になっているということです。エクメアはこの特有の葉を活かし、養分や水分を吸収しています。
花言葉
エクメアの花言葉は「他人を思う気持ち」「思慕の情」です。同じエクメアに分類されていても、品種によってそれぞれの花言葉があります。後ほど紹介するマルギナタの花言葉は「君にまた会いたい」、ガモセパラの花言葉は「完全無欠」です。いろいろな花言葉を組みあわせて花束にするのもおすすめです。
エクメアの種類
エクメアは品種が多い植物です。それぞれに花苞の色や原産地、大きさに違いがあり、豊富なバリエーションが魅力の1つです。では、次にメジャーな品種から、日本で作出され海外で人気がある品種まで紹介していきましょう。
エクメア・チャンティニー
チャンティーニの名前がついていても柄や形に幅広い種類がありますが、エクメアの中でも特に人気の品種です。コロンビア、ベネズエラ、エクアドルなど広い範囲に生息しています。黄色い花が咲き、葉は肉厚で固く鋭い鋸歯があり、濃緑色と灰白色の横縞模様が入っています。大きく成長する品種なので、自家栽培する場合は容量も大きくしっかりとした鉢植えを用意しましょう。
出典:フォト蔵