ピーナッツバターを手作りする方法
ピーナッツバターを手作りするのもおすすめです。作り方も簡単で、手作りすると、ロースト(焙煎)の度合いも自分で好きに調整できます。新鮮なピーナッツが手に入ったり、家庭菜園で落花生を収穫したりする機会があったら、ぜひ手作りに挑戦してみましょう。
手順①ピーナッツをローストする
- 落花生の殻を剥いて中身(ピーナッツ)を取り出す
- ピーナッツをバットなどに広げ、オーブンで160℃またはトースターでローストする(フライパンでも可)
- 5分ほどローストし、香ばしい香りが立ってきたら火からおろす
ボタニ子
手順②フードプロセッサーで攪拌(かくはん)する
- ローストしたピーナッツをフードプロセッサーに入れて攪拌する
- 攪拌を続けていると、ピーナッツから脂肪分がにじみ出てくる。さらに攪拌を続ける
- ピーナッツの油が乳化して滑らかなペースト状になれば完成
手順③味付け
甘いピーナッツバターを手作りしたい人は、ペースト状になったピーナッツバターに砂糖やハチミツ、メープルシロップなどを加えて調整しましょう。料理に使用するのであれば、塩やスパイスなどを加えても構いません。調味料のほかにも、アーモンドやマカデミアナッツなどのほかのナッツをミックスしてオリジナルナッツバターにするのも手作りならではの楽しみといえます。
ピーナッツバターのおすすめの食べ方
食べ方①バナナとピーナッツバターのトースト
ピーナッツバターはスプレッドとして、トーストに塗るのが一般的な食べ方でしょう。そこにベリー類や季節の果物をあわせると栄養バランスがさらによくなりますよ。
材料(1人前)
- 食パン:1枚
- ピーナッツバター:大さじ1
- バナナ:1本
- ハチミツまたはメープルシロップ:お好み
作り方
- トーストにピーナッツバターを塗る
- ピーナッツバターの上からスライスしたバナナをのせる
- 甘みが欲しいときは上からメープルシロップやハチミツをかける
食べ方②ピーナッツバターマフィン
ピーナッツバターは、お菓子作りにも使いやすい食材です。脂肪分が豊富で、バターの代わりに生地に混ぜ込むだけです。ピーナッツの香ばしさも加わって風味豊かな味わいに仕上がります。無糖のピーナッツバターを使用する際は、砂糖などを加えて甘みを調整しましょう。
材料(6個分)
- ホットケーキミックス:100g
- 全卵:1個
- 牛乳:50g
- ピーナッツバター:大さじ2~3
- ドライいちじく:適量
作り方
- ボウルに全卵、牛乳、ピーナッツバターを加えてよく混ぜる
- 1のボウルにふるいながらホットケーキミックスを2回に分けて加える
- ドライいちじくを適度な大きさに切り分けて2のボウルに混ぜ込む
- オーブンを180℃に予熱する
- マフィン型に3の生地を流し込む
- 予熱が完了したオーブンで20分ほど焼く
- 中まで火が通ったら完成
食べ方③ピーナッツバターのクリーミー坦々鍋
練りごまを使って作る料理は、ピーナッツバターでも作れます。ピーナッツバターにコクがあるため、肉を使わずとも野菜だけで満足感を味わえるでしょう。ダイエット中にもおすすめのレシピです。
材料(3人分)
- 味噌:大さじ3
- ピーナッツバター:大さじ3
- 砂糖:大さじ2
- しょう油:大さじ2
- 酒:大さじ2
- だし汁:600cc
- 白菜や春菊などお好みの野菜:適量
- 豆腐:1丁
- お好みのキノコ:適量
作り方
- 味噌とピーナッツバター、大さじ2~3ほどのだし汁をあわせてあらかじめ混ぜておく
- 鍋にだし汁、酒、しょう油、砂糖、1を加えてよく混ぜてから火にかける
- 2が煮立ってきたら野菜、豆腐、キノコを入れてさらに煮込む
- 具材に火が通ったら完成
料理にもお菓子にもピーナッツバターがおすすめ
ピーナッツバターはピーナッツクリームのイメージが先行して甘いものと思われがちですが、無糖でお菓子にも料理にも使える調味料です。日本人になじみ深い練りごまのように使え、ナッツ類を健康的な食生活に取り入れてみたい人にもおすすめです。ピーナッツ(落花生)があれば簡単に手作りできるため、ぜひ試してみてくださいね。
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ピーナッツの薄皮は全部剥いても構いませんが、薄皮にポリフェノールが多く含まれています。少し雑に剥いて多少の薄皮を残すのもおすすめですよ。