生落花生とは
生落花生とはスーパーやコンビニのお菓子やおつまみコーナーなどで目にする、ピーナッツの最初の姿です。落花生はブラジル原産のマメ科ラッカセイ属の植物で、花が咲いたあと根本からつるを伸ばして土の中でさやを作ります。葉や茎が黄色くなったら成熟したしるしで掘り起こしたものが生落花生です。タンパク質やミネラルが豊富に含まれています。
生落花生の旬
落花生は4月下旬~6月初旬にかけて種をまき、5カ月後くらいが収穫の目安です。色々な種類があり、それによって旬も変わってきます。早いもので9月初旬、遅いもので11月くらいです。「おおまさり」や「郷の香」が早くに店頭に並びます。とくに「おおまさり」は粒が普通の落花生の2倍くらいの大きさで、食べごたえ十分なのでおすすめです。
購入方法
落花生の生産地は千葉県や茨城県が有名ですが、千葉県が全国生産量のおよそ80%をしめています。生落花生は千葉県や茨城県の道の駅やスーパー、直売所などで手に入るでしょう。他都道府県の方はお取り寄せやインターネット通販などを利用してみてください。自分で育てるという手もあります。収穫は芋ほりと並んで楽しいものなので挑戦するのもおすすめです。
生落花生のおいしい食べ方
いつでも食べられる乾燥落花生とちがって、生落花生には旬がありますので貴重な秋の味覚と言えるでしょう。お店やネットで購入すると、ほぼkg単位での購入することになります。自分で作ってもたくさんとれますので、無駄にしないよう、そして最後までおいしくいただけるように、いくつか食べ方をご紹介しましょう。人気のあるレシピもご紹介しますので挑戦してみてください。
茹でる
生落花生の調理方法は茹でたり、炒めたり、ローストしたりと色々あります。なかでも一番シンプルで簡単な食べ方は茹で落花生です。豆の味をダイレクトに楽しめますし、ここから別レシピへ展開できますのでマスターしておきましょう。といっても難しくはありませんのでコツをつかんで、生落花生が手に入ったらまず作ってみてください。止まらないおいしさです。
レシピ①茹で落花生
茹で落花生の作り方です。
- 生落花生を30分ほど水に漬けておく
- 水に3%の塩と生落花生を入れて落し蓋をし沸騰するまで強火で加熱
- 弱火~中火で30分~40分茹でる
レシピ②茹で落花生(圧力鍋)
圧力鍋で茹でる方法です。
- 水に3%の塩と生落花生を入れて沸騰するまでは強火で加熱する
- その後は弱火で3分~5分加圧し火を止める
- 圧が自然に抜けるのを待つ
レシピ③チリビーンズ
チリビーンズの作り方です。
- オリーブオイルでニンニク、ショウガを香りが立つまで炒める
- 茹で落花生、玉ねぎ、下味をつけたひき肉を入れて色が変わるまで加熱
- 香りづけにローリエ、オールスパイス、ナツメグを入れる
- トマトピューレ、ウスターソース、赤ワインを入れて煮込む
- チリパウダー、塩コショウで味を整える
レシピ④ジーマミー豆腐
人気の沖縄料理、ジーマミー豆腐もできます。
- 薄皮をむいた生落花生150gをカップ1.5の水と一緒にミキサーにかけて豆乳を作る
- こした豆乳に水カップ1.5、塩、砂糖少々と葛粉50g、タピオカ粉20gを入れて火にかける
- 焦げ付かないように木べらでかき混ぜ、なべ底が見えるようになったら容器に移す
- 冷やしてできあがり。
- 葛粉やタピオカ粉の代わりに片栗粉やわらび粉でもできます。お好みの固さに合わせて量を調整してください。
続いて、炒めるレシピをご紹介しますね。