落花生とはどんな食べ物?
落花生(らっかせい)は、別名で「ピーナッツ」や「南京豆(ナンキンマメ)」と呼ばれ、お酒のおつまみやピーナッツバターの原料にも使われています。炒った落花生の香ばしい味わいは、食べ始めると止まらないおいしさがありますね。落花生は肥料や水やりなど育て方が簡単なため、ご家庭の畑やプランターでも栽培することができます。そこで今回は、落花生の栽培や乾燥方法と、収穫後の管理方法や食べ方について詳しく解説します。
基本情報
学名 | Arachis hypogaea |
科名属名 | マメ科ラッカセイ属 |
原産地 | 南アメリカ |
生育適温 | 25~28℃ |
樹高 | 25~50cm |
植え付け適期 | 5月下旬~6月中旬 |
開花時期 | 6月下旬~7月下旬 |
収穫時期 | 9月下旬~10月中旬 |
落花生の特徴
落花生はマメ科のラッカセイ属に分類される一年草です。夏にスイートピーのような黄色い花を咲かせます。この花が萎むと、付け根にある子房柄(しぼうへい)と呼ばれる部分が土の中に潜って行き、子房が膨らみ実になります。花が落ちて地中で実になる珍しい育ち方から、落花生と名付けられました。
ボタニ子
落花生の主な品種
落花生は日本では江戸時代に持ち込まれ、主に千葉県や茨城県で栽培されています。千葉半立(ちばはんだち)、中手豊(なかてゆたか)、郷の香(さとのか)が主な品種として有名です。しかし、国内で流通している落花生のほとんどが中国産で、千葉県など国産のものは少量しか出回っていません。国内産は希少価値が高いため輸入ものよりも高い値が付けられています
千葉半立(ちばはんだち)
国産の落花生では最高品質と呼ばれる「千葉半立(ちばはんだち)」は、香ばしく強い甘味がが特徴です。しかし、他の品種よりも栽培が難しく収穫量が少ないこと、また成長が遅く収穫まで時間がかかるため貴重な落花生として扱われています。
落花生の栽培方法
落花生は乾燥や病害虫に強く、育て方も難しくないため家庭の畑やプランターでも育てられます。初めて栽培される方は、種まきより苗植えのほうがおすすめです。栽培の季節は夏です。高温で日当たりのよい場所に植えましょう。落花生の栽培方法と育て方のポイントを解説します。
次のページで、落花生の苗植えについて解説します。
落花生の殻から取り出しは豆を「ピーナッツ」と呼びますね。ナッツと付きますが木の実ではありません。