踊りハボタンの育て方と仕立て方!茎の伸ばし方のコツもご紹介!

踊りハボタンの育て方と仕立て方!茎の伸ばし方のコツもご紹介!

踊りハボタンは茎のくねりを利用したハボタンの仕立て方で、踊っているかのような姿を楽しむためには踊りハボタンの茎を伸ばす必要があります。ここではハボタンの種からの育て方や仕立て方のコツ、ハボタンの種類も一緒に紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.踊りハボタンとは?
  2. 2.踊りハボタンの育て方①ハボタンを育てる
  3. 3.踊りハボタンの育て方②植えつけと植え替え
  4. 4.踊りハボタンの育て方③肥料
  5. 5.踊りハボタンの仕立て方①花茎切り
  6. 6.踊りハボタンの仕立て方②ピンチ栽培
  7. 7.踊りハボタンの作り方①支柱立て
  8. 8.踊りハボタンの作り方②季節の管理
  9. 9.踊りハボタンの作り方③2年目・3年目の管理
  10. 10.踊りハボタンの作り方④その後の管理
  11. 11.踊りハボタンの観賞期間
  12. 12.葉牡丹の種類
  13. 13.まとめ

踊りハボタンの作り方②季節の管理

踊りハボタンを長く観賞できるよう季節ごとの管理の仕方と、2年・3年目以降、その後のポイントとなる管理方法をまとめました。

季節の管理方法

春の管理

  • 花茎をカットする。(切る場所は花の根元)
  • 残す茎以外をピンチする。(切る場所は茎の付け根)
  • 緩効性肥料を与え始める。
  • 土の表面が乾いたら水やりする。

夏の管理

  • 根詰まりしているものは植え替える。
  • 緩効性肥料を与える。
  • 支柱を立てる。
  • 夏の強い日差しは避ける。
  • 土の表面が乾いたら水やりする。

秋の管理

  • 夏のように日差しが強い場合は半日陰で育てる。
  • 9月末ごろから液体肥料に変える。
  • 伸びた茎を支柱に固定する。
  • 土の表面が乾いたら水やりする。

冬の管理

  • 肥料を中止する。
  • 水やりを控える。
  • 室外でも冬越しできる。(日当たりのよい場所で管理)

踊りハボタンの作り方③2年目・3年目の管理

2年目と3年目に必要な管理のポイントをまとめてみました。

2年目の管理のポイント

踊りハボタン作りは2年目からが本番です。管理のポイントは春の花茎切りとその後のピンチ作業、伸びる茎に支えが必要なときは支柱を立てて固定し、日当たり~半日陰で管理します。

3年目の管理のポイント

3年目の管理のポイント

3年目の管理のポイントは、2年目と同じく春の花茎切り・ピンチ作業・支柱を立てて伸びる茎を固定・日当たり~半日陰で管理する。3年目の株は鉢植えの中で根が混み合い、根詰まりになっている場合は一回り大きい鉢に植え替えします。

踊りハボタンの作り方④その後の管理

ハボタンがかかりやすい病気の予防や対策、害虫の予防と駆除がその後の管理で必要になります。かかりやすい病気とハボタンにつきやすい害虫の特徴、それぞれの対策には以下のようなものがあります。

病気の対策

その後の管理1.うどんこ病

うどんこ病は株全体がうどん粉をまぶしたように白くなる、春や秋にカビが原因で発生する病気です。初期の対策は殺菌剤を噴霧してカビの広がりを防ぎ、症状が進行している場合は葉や茎を切り取って対処し、その後殺菌剤などで予防します。

その後の管理2.黒腐病(クログサレビョウ)

風雨に乗って運ばれた細菌によって葉の縁が変色する病気で、夏の高温多湿期や肥料過多により発病します。対策は、密集した葉を取り除いて風通しをよくすることと、肥料を与えすぎないようにします。

その後の管理3.立枯病

春から夏の高温期に土の中で増えた菌を根や地表近くの茎が取り込み、株を生育不良にする病気です。対策は立枯病用の殺菌剤散布と、土を新しいものに変えて発生を防ぎます。

害虫の対策

その後の管理1.アオムシ

春~夏にかけて発生するモンシロチョウの幼虫で、葉牡丹の葉を食べます。幼虫を早期に発見し、食害が大きい場合は薬剤を散布します。

その後の管理2.アブラムシ

高温期や空気が乾燥している時期に発生し、新芽や葉の裏について養分を吸います。手で取り除くかテープなどに貼り付けて取り、量が多い場合はアブラムシ用の薬剤で駆除します。

その後の管理3.コナガ

コナガは蛾の幼虫で夜行性。夜間に活動して葉や株を食べつくすため、葉の裏に産みつけられた卵が孵化する前に薬剤で退治します。

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踊りハボタンの観賞期間

茎が陽気に踊っている姿だけでなく、ハボタンには花や色づく葉色などの楽しみがあります。いつまで観賞することができるか、観賞期間のまとめました。

踊りハボタンの観賞期間はいつまで?

踊りハボタンはいつまで?

季節の管理や株の植え替えにより、3年目以降も観賞することができます。ハボタンはピンチした茎を挿し芽にして増やすことが可能で、挿し芽から成長した株も踊りハボタンに仕立てて楽しめます。

花の観賞期間はいつまで?

花はいつまで?

花の観賞期間は2月~3月。その後踊りハボタンに仕立てるためには、いつまでも花をつけておかずにカットしてしまいます。

葉の観賞期間はいつまで?

葉色はいつまで?

葉色の色づきが楽しめる季節は11月から翌年の3月までですが、夏の期間も綺麗な緑色の葉が観賞できます。

葉牡丹の種類

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葉牡丹の種類1.初紅

葉や茎が濃い紫色の初紅は丸葉の高性種類で、茎がよく伸びるため踊りハボタンだけでなく切り花としても重宝されています。

葉牡丹の種類2.白はと

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葉が少し波打つ丸葉で葉色の白い部分も多く、成長すると株が大型になる種類なので迫力ある踊りハボタンに仕立てることができます。

葉牡丹の種類3.白サンゴ

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葉に細かい切れ込みある種類のハボタンで、その形がサンゴに似ていることから名前がつけられました。繊細な葉の踊りハボタンが楽しめます。

葉牡丹の種類4.紅かもめ

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葉の縁がフリルになっているちりめん形の種類で、根の成長が弱いため基本的に植木鉢で育てます。鮮やかな紅色の葉色と動きのある葉のようすが観賞できます。

まとめ

ハボタンの育て方から踊りハボタンの作り方まで紹介してきましたが、葉が伸びて踊っているような姿になるまでには少し期間が必要です。季節ごとに葉や茎などを管理しながら、ハボタンが踊りだすのを気長に待ちましょう。

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Lemona
ライター

Lemona

菊のよさに気付いてきた今日この頃。2020年は菊の栽培にチャレンジするぞ!

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