サボテンの上手な育て方
チェックポイント
- 風通しと日当たりのよい場所で管理して、根腐れを防ぐ。
- 春と秋は、土が乾いたらたっぷり水をあげる。
- 夏と冬は、乾燥気味に育て、気温の安定している時間帯に水をあげる
サボテンの育て方って難しい?
サボテンはとても手に入りやすく、身近な園芸店や100円ショップなどでも、非常にさまざまな種類のものを購入できるため、手に取ってみたことがある人も多いのではないでしょうか。手入れを多く必要とせず、厳しい環境でも育つたくましいイメージのサボテンですが、意外にも「枯らしてしまった」という人はたくさんいます。
サボテンの管理方法
強すぎる日差しには要注意
ほとんどのサボテンの原生地が、暑くて乾燥した場所ということからもわかるとおり、サボテンは日光を好む植物です。1年をとおして日当たりのよい窓辺や屋外で管理して、風通しよく育てると元気に育ちます。とはいえ、真夏の直射日光はあまりに強すぎるため、薄いカーテン越しや日差しを軽減できる場所で管理するなど、日に焼けない対策が重要です。
水やりの量は、季節によって調節する
乾燥に強いのかと思って、水をあげずにいたら枯らしてしまったし、反省を活かして次は水をたっぷりあげるようにしたら、また枯らしてしまいました。どうしたら上手に育つのでしょうか?
ボタニ子
思っている以上に、実はサボテンは水が必要な植物なのです。春と秋は、土が乾いたらしっかりめに水やりをして大丈夫です!ただ、夏と冬は成長がゆっくりになるので、乾燥気味にしておくのがおすすめです。
水やりの量は、季節によって違うんですね!
ボタニ子
そのとおりです。季節によって調節することを覚えておくと、だんだん加減がわかるようになってきますよ。
夏の昼間と、冬の夕方には、水をあげない
湿った土が凍ってしまうと、サボテンが必要な養分を根っこから吸い上げられず、枯れてしまう可能性があるため、まったく水をあげない時期があってもよいでしょう。また、日中の暑い時間は鉢の中が温まり蒸れやすくなってしまうため、水をあげるなら涼しい夕方頃がよいでしょう。
ボタニ子
とはいえ、難しく考えすぎてしまい、サボテンと過ごす生活がリラックスできなくなってしまっては本末転倒ですよね。失敗も繰り返しながら、少しずつ育て方や切る際のコツをつかんでいきましょう。
サボテンの種類
サボテンは、なんと1000種類以上ある
子株ができやすいサボテンで有名なものは、キンセイマルやツキセカイなど。いかにもサボテンらしい見た目のキンシャチ、平たいウチワのような形が特徴的なウチワサボテンなどは、多くの人が1度は見かけたことのある、ポピュラーなサボテンです。それ以外にも、なんと1000種類以上の品種が存在します。
トゲの種類も多種多様
サボテンと言えば誰もがイメージするであろう、特徴的なトゲ。その種類もそれぞれ異なり、バラエティーに富んでいます。短くて太いトゲから細く長いトゲ、それからフワフワなトゲを生やした珍しいサボテンや、なんとトゲのない種類もあります。カラフルな花を咲かせる種類もあり、一口にトゲと言っても千差万別です。
サボテンの増やし方まとめ
独特のフォルムがユニークで、眺めていると親しみが芽生えてくるサボテン。インテリアとしてだけでなく、子株を切り取って発根や成長を見守る、そんな新しい楽しみも見出せるかもしれません。愛らしいサボテンと一緒に過ごすうちに、サボテンの状態が良好か観察できるようになると、成長の喜びもひとしおですね。個性豊かなサボテンの中から、まずはとびきりのお気に入りを見つけてみてください。
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ちょっとした育て方のコツや、注意点について見てみましょう。いくつかのポイントを押さえれば、育てるのはむずかしくありません。まずは最初の一歩踏み出してみましょう。