ファーストインプレッションの保温の仕方
耐寒性
ファーストインプレッションは耐寒温度が-15℃〜-5℃くらいまでは元気に開花させることが可能な品種ですので、日当たりのよい場所や部屋へ鉢植えを移動すれば大丈夫です。ファーストインプレッションは日当たりが悪いと花つきも悪くなります。 季節ごとによく日が当たる場所に移動しましょう。
保温方法
ファーストインプレッションの株周りはマルチング材で保温します。土の上にマルチング材を2cmほどの厚さで敷き詰めておいてください。根を保護するのと水をかけたときに土がはねて葉が傷んでくるのを防ぐためにマルチング材は欠かせません。ココピート、バークチップの小さいもの、藁、水苔でも同じ効果が期待できるでしょう。
ファーストインプレッションの肥料の与え方
ファーストインプレッションは鉢植えで育てる場合、5~6号(直径15~18cm)で深めの鉢植えを選んでください。種まきの場合の肥料は、赤玉土6:腐葉土4の用土を仮定してミリオン肥料またはハイフレッシュ肥料を小さじ2杯ほど混ぜ入れてあるのが理想です。植え替えの場合の肥料は、新しく鉢から鉢へ動かし植え替える度に緩効生肥料を追加で入れてください。
置き肥
ファーストインプレッションは水切れしないよう気をつけながら肥料を置く必要があります。月1回、置き肥として固形肥料を5~6個、取り替えましょう。土の上に置く錠剤タイプや、ばらまいて与える粒状タイプの肥料を使えば手軽に置き肥できます。水やりのたびに少しずつ溶け緩やかに効果が持続するでしょう。ミニバラ用のものがおすすめです。なければ緩効性肥料を選んでください。
追肥
ファーストインプレッションは1週間に1回、追肥として液肥を規定倍率に薄め芽の伸長にあわせて株周りに施してください。ミニバラ用があれば幸運ですがバラ用の液肥で大丈夫です。大きな花にする大事な工程なので丁寧に作業してください。緩効性肥料を選ぶことが大輪にする成功の秘訣となります。
まとめ
バラを育ててみたいけど難易度の高さに断念している人はファーストインプレッションの品種から始めてみてください。バラにありがちな病気や害虫にも非常に強く、気づいたらバラが死んでいる現象が起こりにくい品種なので、他のバラよりハードルが低いです。古代エジプトに想いを馳せてミルラの香りへの好奇心で育ててみるのもよいでしょう。