オールドローズとは?意味や概念をご紹介!簡単な管理のコツもご紹介

オールドローズとは?意味や概念をご紹介!簡単な管理のコツもご紹介

オールドローズとはヨーロッパで古くから育てられていたバラの種類です。白やピンクの花で花弁が多く、よい香りのするものも多くあります。育て方も簡単で剪定を上手に行えば毎年たくさんの花が咲きます。オールドローズ の管理のコツをご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.オールドローズとは
  2. 2.オールドローズの特徴
  3. 3.オールドローズの種類
  4. 4.オールドローズの管理
  5. 5.まとめ

オールドローズとは

Photo byulleo

バラの分類は「オールドローズ」「モダンローズ」と原種の「ワイルドローズ」の大きく3種類になります。オールドローズはモダンローズ(現代のバラ)に対して「オールド」=古い時代のバラという分類上の呼び名です。

名称 オールドローズ・アンティークローズ
学名 Rosa L rosa ssp
分類 バラ科バラ属
原産地 ヨーロッパ

オールドローズの意味と概念

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人は古くからバラの花を愛し、多くの品種を作り出し育ててきました。1867年、ヨーロッパで育てられ観賞されていたバラに中国のバラを交配してつくられた「ハイブリッド・ティー種」の「ラ・フランス」の登場でその種類はますます増えました。オールドローズの意味や概念には多くの説がありますが、一般的には「ラ・フランス」が作られる以前のバラの種類を指しています。植物の分類上の正確な定義などではありません。

オールドローズの特徴

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オールドローズは観賞用として古くから人に愛されてきました。オールドローズの特徴をご紹介しましょう。

樹形

オールドローズは全般的に高さ2mほどで多くはつる性なため、庭でトレリスやフェンスに這わせることができます。また、ブッシュ状の樹形となるものもあります。

香り

オールドローズにはすばらしい香りを持つ品種が多くあることも特徴です。代表的なのは「ダマスク香」で、ブルガリアや南フランスなどで香料としても用いられています。

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オールドローズは花弁の数が多く丸みがある花の形をしたものや、花弁の多さからボリュームのある花を咲かせるものが多いです。「100枚の花弁」の意味を持つ品種もあります。歴史的に古いオールドローズは一季咲きが多いですが、新しいオールドローズには四季咲きのものも出てきました。

オールドローズの種類

Photo by T.Kiya

オールドローズにはたくさんの種類がありますが、品種として生み出された時期により、前期オールドローズと後期オールドローズに分類できます。それぞれどのような特徴と品種があるのかご説明しましょう。

前期オールドローズ

前期オールドローズはほとんどが一季咲きのつる性品種です。オールドローズの特徴的な美しい花の形、ダマスク香と呼ばれる有名な香など、古くから育てられてきたものです。花はよく付き、香りもよく、枝の生育の管理など、日本の庭でも大変育てやすい品種が多くあります。

オールドローズ基本4種と呼ばれる種

  • ガリカ
  • アルバ
  • ダマスク
  • ケンティフォリア(モスを加えることもある)

後期オールドローズ

後期オールドローズとは、それまでヨーロッパで栽培されていたバラに「庚申バラ」(中国中部を原産地とする原種のバラ)を交配させ作り出された品種のことです。それによりモダンローズの特徴である四季咲きの花や照りのある葉を持つなど、庚申ばらの特徴がでてきました。後期オールドローズは現在も多くが栽培されています。

後期オールドローズの代表的な種類

  • ブールソール
  • ポートランド
  • ブルボン
  • ハイブリッドムスク
  • ノアゼット
  • ハイブリッドパーペチュアル

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オールドローズの管理

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