つるバラ「バタースコッチ」の育て方!日陰でも綺麗に咲かせるコツは?

つるバラ「バタースコッチ」の育て方!日陰でも綺麗に咲かせるコツは?

みなさんは「バタースコッチ」と言う名のバラを知っていますか?美味しそうな名前ですよね。でも見慣れないバラなので、育て方が難しいと思いがちですが、強くたくましい、つるバラです。ここでは「バタースコッチ」の育て方など詳しく紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.つるバラ「バタースコッチ」とは?
  2. 2.バタースコッチの育て方
  3. 3.バタースコッチの剪定と誘引
  4. 4.かかりやすい病気や害虫
  5. 5.まとめ

つるバラ「バタースコッチ」とは?

Photo by T.Kiya

「バタースコッチ」の最大の魅力は、独特な花の色合いです。一言で表現するのは難しい色で、ベージュに黄土色が入っています。葉はつやのある濃い緑色で、花の色をいっそう引き立ててくれます。大輪で下向き気味に咲くので、高い位置に咲くよう仕立てると見応えがあり、名前の由来は「お菓子」からつけられました。

バタースコッチの基本情報

品種名 バタースコッチ(Butterscotch)
系統 LCI
作出国 アメリカ
作出年 1986年
花色 クリームがかった茶色
花形 半剣弁平咲き
花径 大輪 12cm
花弁数 30枚
香り 微香
樹形 つる性
樹高 2.0~3.0m
花季 四季咲き
備考 枝が垂れるように咲く薔薇

寒冷地や日陰でも育つ

バタースコッチは日陰や寒冷地でも花を咲かせてくれます。丈夫で樹勢も強いためですが、苗を購入する時は大きく長い苗「大苗」や「長尺苗」を選ぶと失敗が少ないでしょう。早く伸びれば日陰でも葉先に日が当たります。病気や害虫には気を付け、水やりや肥料の管理も必要です。剪定は弱めにし雪の対策や冬囲いなども取り入れます。

バタースコッチの育て方

バタースコッチは園芸店でもあまり見かけないバラです。通販や大型の園芸店で購入しましょう。四季咲きなので上手に育てれば春から秋まで長く開花します。これからバタースコッチを元気に育てる栽培方法を詳しく紹介します。

育て方①植え付け

バタースコッチの植え付けは、地植えの場合、日の当たる風通しや水はけのよい場所に、元肥として堆肥やピートモスなどを混ぜて植え付けます。その時、肥料が根元に直接触らないようにしましょう。鉢植えの場合は元肥は作らず追肥をし、バラ専用の鉢などに植えます。地植え・鉢植えとも、接ぎ木部分は地面の上に出して植えて下さい。

育て方②肥料

バラは基本的に肥料食いなので、バタースコッチにも定期的に肥料を与えます。また土壌改良をかねて冬季12~1月頃にかけて株元から約30~40cm離れた場所に直径40cm程の穴を掘り、堆肥を入れ掘り上げた土と混ぜ合わせ戻します。追肥は月に1回程度与えますが、蕾が色づいてきたら肥料は控えましょう。

ボタニ子

ボタニ子

次は「育て方③水やり」について紹介します!

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バタースコッチの剪定と誘引

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