つるバラ「バタースコッチ」とは?
「バタースコッチ」の最大の魅力は、独特な花の色合いです。一言で表現するのは難しい色で、ベージュに黄土色が入っています。葉はつやのある濃い緑色で、花の色をいっそう引き立ててくれます。大輪で下向き気味に咲くので、高い位置に咲くよう仕立てると見応えがあり、名前の由来は「お菓子」からつけられました。
バタースコッチの基本情報
品種名 | バタースコッチ(Butterscotch) |
系統 | LCI |
作出国 | アメリカ |
作出年 | 1986年 |
花色 | クリームがかった茶色 |
花形 | 半剣弁平咲き |
花径 | 大輪 12cm |
花弁数 | 30枚 |
香り | 微香 |
樹形 | つる性 |
樹高 | 2.0~3.0m |
花季 | 四季咲き |
備考 | 枝が垂れるように咲く薔薇 |
寒冷地や日陰でも育つ
バタースコッチは日陰や寒冷地でも花を咲かせてくれます。丈夫で樹勢も強いためですが、苗を購入する時は大きく長い苗「大苗」や「長尺苗」を選ぶと失敗が少ないでしょう。早く伸びれば日陰でも葉先に日が当たります。病気や害虫には気を付け、水やりや肥料の管理も必要です。剪定は弱めにし雪の対策や冬囲いなども取り入れます。
バタースコッチの育て方
バタースコッチは園芸店でもあまり見かけないバラです。通販や大型の園芸店で購入しましょう。四季咲きなので上手に育てれば春から秋まで長く開花します。これからバタースコッチを元気に育てる栽培方法を詳しく紹介します。
育て方①植え付け
バタースコッチの植え付けは、地植えの場合、日の当たる風通しや水はけのよい場所に、元肥として堆肥やピートモスなどを混ぜて植え付けます。その時、肥料が根元に直接触らないようにしましょう。鉢植えの場合は元肥は作らず追肥をし、バラ専用の鉢などに植えます。地植え・鉢植えとも、接ぎ木部分は地面の上に出して植えて下さい。
育て方②肥料
バラは基本的に肥料食いなので、バタースコッチにも定期的に肥料を与えます。また土壌改良をかねて冬季12~1月頃にかけて株元から約30~40cm離れた場所に直径40cm程の穴を掘り、堆肥を入れ掘り上げた土と混ぜ合わせ戻します。追肥は月に1回程度与えますが、蕾が色づいてきたら肥料は控えましょう。
ボタニ子
次は「育て方③水やり」について紹介します!