シャルルドゴールの育て方!元肥・追肥の与え方や剪定の仕方を紹介!

シャルルドゴールの育て方!元肥・追肥の与え方や剪定の仕方を紹介!

数多くあるバラの品種のなかで、シャルルドゴールはご存知でしょうか。シャルルドゴールのラベンダー色の花は大輪の一輪咲きで、香りも強く人気があります。この記事では、肥料の与え方や剪定方法など、シャルルドゴールの育て方を解説します。

記事の目次

  1. 1.シャルルドゴールの特徴
  2. 2.シャルルドゴールの植え付け方法
  3. 3.シャルルドゴールの肥料の与え方
  4. 4.シャルルドゴールの剪定方法
  5. 5.シャルルドゴールの害虫対策
  6. 6.シャルルドゴールの病気対策
  7. 7.まとめ

シャルルドゴールの特徴

出典:写真AC

このシャルルドゴールという名前は、フランスの偉大な大統領にちなんでつけられました。バラのほか、フランスの空港や橋などにもこの名前があります。シャルルドゴールの開花期は5月中旬ごろ(寒冷地では6月)です。美しいラベンダー色の花と香りが多くの人に楽しまれています。また、バラの茎にある棘が少ない特徴があり、初心者にも扱いやすい品種です。

春と秋に開花

シャルルドゴールは、バラの品種の「ハイブリッドティー」に分類されています。ハイブリッドティー系統のバラは四季咲きで、屋内で気温を管理すると1年中花を楽しめます。しかし、冬に気温が下がる屋外での開花期は、春と秋です。シャルルドゴールは大きさが8~12㎝以上と大輪の花を、枝先に1輪づつ咲かせます。

地植えも鉢植えもできる

シャルルドゴールは木立性で支柱がなくても花や茎は自立し、地植えにも鉢植えにもできるバラです。また、樹高は1m前後と低めで、枝は横に張り出しながらもコンパクトに育ちます。育てる場所の日当たりがよいと、花つきがよくなるほか美しい花を長く咲かせます。

つる性の品種もある

シャルルドゴールには、「枝変わり」により生まれたつる性の品種もあります。枝変わりとは、同じ植物のなかである枝だけ突然変異して違う性質に変化することです。シャルルドゴールの場合花の色や香りはそのままですが、つるを2~3mほど伸ばすようになります。そのため、つる性のシャルルドゴールは、フェンスや支柱に這わせて育てられます。

シャルルドゴールの植え付け方法

シャルルドゴールは比較的病気や害虫にも強く、初心者にも育てやすい品種です。四季咲きバラと同じような育て方ですが、シャルルドゴールの特徴に合わせて気をつけてほしい点がいくつかあります。まず、植え付け時の注意点から紹介します

鉢植えの場合

出典:写真AC

シャルルドゴールを鉢植えにするとき、植え付ける鉢の大きさが大切です。鉢が小さいと成長にともない根づまりをおこし、大きいと土が乾きにくく根腐れしてしまいます。買ってきた苗の入っているポットより、ひとまわり大きい程度の鉢に植え付けましょう。鉢の号数でいうと、6~8号がおすすめです。

地植えの場合

Photo byHans

シャルルドゴールを地植えするときは、日当たりが良い場所に植え付けるましょう。1日のうち最低でも3時間ほどの日当たりがないと、美しい花が咲きません。日当たりがよいと苗の成長がよくなるだけでなく、バラにつく害虫や病気の予防にもなります。

植え付ける穴は大きめ掘る

シャルルドゴールを地植えするときは、まず、直径と深さが50cm程度と大きめの穴を掘ります。つぎに、掘り出した土に肥料や土壌改良剤を混ぜ込み、穴に戻した土の上に苗を植え付けます。接ぎ木している大苗の場合、接ぎ木部分を地面に埋めてしまわないよう気をつけましょう。

マルチングや支柱も行う

Photo bypixel2013

シャルルドゴールを植え付けるとき、わらやバーグなどでのマルチングもぜひ行いましょう。土の乾燥や温度変化から苗を守り、苗が丈夫に育つのを助けます。また、シャルルドゴールは木立性で、しっかり育つと支柱は必要ありません。しかし、根を張っていない苗はぐらついて安定しないため、植え付けた直後は支柱で苗を支えましょう。

シャルルドゴールの肥料の与え方

成長に合わせた肥料を与えていくと、バラは美しい花を咲かせながら丈夫に育ちます。肥料を与える方法は元肥と追肥がありますが、品種により与え方に違いがあります。シャルルドゴールにはどのような肥料の与え方をするとよいのでしょうか。

元肥の与え方

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元肥は、植え付け時に与えます。しかし、バラは成長にともない土の養分を吸い取ってしまい、シャルルドゴールも例外ではありません。そこで、春の芽吹きを助ける目的で冬の休眠期中に元肥を与えましょう。与える時期は12~2月(寒冷地では3月)が目安です。時期が遅れると開花時期まで肥料が効き、花の質が悪くなる原因となります。

地植えと鉢植えでは与え方が違う

地植えのバラには株元から30cmほどの部分に穴をあけ、油粕などの元肥を施します。鉢植えのバラには液肥を与えてもよいのですが、土自体を交換し元肥を施すことをおすすめします。なぜかというと、鉢植えの土の量は少なく、土の養分がなくなりがちだからです。また、土の性状が変わって土が硬くなり、バラは根を張りにくくなります。根づまりの防止も兼ねて、植え替えを行いましょう。

追肥の与え方

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シャルルドゴールへの追肥は、月に1度を目安に行いましょう。追肥は固形の緩効性肥料でも液体肥料でもかまいません。ただ、開花時に肥料を与えると花の質が悪くなるため、つぼみが開き始めたら追肥は中止します。花が終わったら、開花前と同じ方法で追肥を再開します。

次のページでは、剪定方法や害虫駆除について紹介します。

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シャルルドゴールの剪定方法

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