バラの種類まとめ!品種名・学名・特徴・色・香りなどを一覧でご紹介!

バラの種類まとめ!品種名・学名・特徴・色・香りなどを一覧でご紹介!

美しく香り高いバラは、昔も今も変わらず世界中の人から人気を集めています。そんなバラには数え切れないほどたくさんの種類があるのをご存知ですか?そこでここではバラを特徴や色・香りなどで種類別にしたものを、わかりやすく一覧にまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.バラの歴史と学名
  2. 2.バラの系統の種類一覧 ①原種ローズ
  3. 3.バラの系統の種類一覧 ②オールドローズ
  4. 4.バラの系統の種類一覧 ③モダンローズ
  5. 5.バラの花形の種類一覧
  6. 6.バラの樹形の種類一覧
  7. 7.バラの香りの種類一覧
  8. 8.バラの色と花言葉一覧
  9. 9.まとめ

バラの歴史と学名

バラの歴史

バラは3000万年以上前から地球上に分布

バラはいつ、どこで生まれたのでしょうか?実はあまり詳しく知られていないのですが、野生のバラは三千万年以上も前から北半球で分布していたと言われています。バラの栽培では、最古のものでは中国で紀元前500年頃に宮殿で栽培されていたとのことですが、一般的になったのは3世紀のローマ帝国時代からです。

クレオパトラが愛したバラ

クレオパトラがバラを愛したことはよく知られていますよね。14世紀のルネッサンス時代になるとバラは芸術の中でもよく登場するようになって、ヨーロッパでも広く普及するようになり人気が高まりました。

イギリスでの薔薇戦争

イギリスでは記章が赤バラのランカスター家と白バラのヨーク家の争いで、1455年から30年間続いた薔薇戦争が有名ですね。 このように私たちの生活や歴史とバラは、昔から深いかかわりがあったことがよく分かります。

バラの学名

原種の場合は「Rosa+品種名」

バラは、バラ科バラ属の植物で、総称の学名は「Rosa」です。この「Rosa」の下に品種の名前が付くことで、各品種の学名が決まります。例えば上の写真の左側の原種バラの名前は「ロサ・グラウカ」で、学名は「Rosa Glauca」(Rosaが属名で、Glaucaが品種名)と表記されます。

園芸種の場合は「Rosa+”園芸種名”」

それに対して、右側の園芸種の名前は「ペネロープ」で、「Rosa」の下に"園芸種名"が付いて「Rosa "Penelope"」という学名になって、品種名は省略されています。園芸種は何度も交配を繰り返して作られたので、品種が複雑に絡み合っているということが省略の理由です。このように、原種バラと園芸種バラでは学名の付き方に少し違いがあるということをお分かりいただけたでしょうか?

バラの系統の種類一覧 ①原種ローズ

原種ローズはもともと各地に自生していた一季咲きの野生バラで、これらのバラを交配することで新しい品種のバラを作ることができました。この原種ローズにはたくさんの品種があるのですが、その中でも特に、後続のオールドローズやモダンローズの基礎となる8品種の原種ローズを取り上げてご紹介します。

①ロサ・フェティダ(Rosa foetida)

ロサ・フェティダは中近東の丘陵地帯が原産のバラです。濃い黄色で大きさ6cmの一重の花が咲きます。このロサ・フェティダが後の黄色い花色の基礎になっています。枝が細く、2.5mほどよく伸びるのですが、黒点病と湿気に弱いので注意が必要です。特に早咲きで4月頃から開花することがあります。

②ロサ・カニナ(Rosa canina)

Photo bymakamuki0

ロサ・カニナはヨーロッパからアジアにかけて広く分布するバラです。花弁は白に淡いピンクがかった色合いで、大きさ5cmの一重の花が咲きます。樹高は3m、寒さに強くてよく実をつけます。この実は、ローズヒップティーやジャムとして利用することができますよ。勢いのあるバラなので、ヨーロッパでは接ぎ木の台木としてよく使われています。

③ロサ・モスカータ(Rosa moschata)

ロサ・モスカータは北アフリカや中国に自生しています。白い花弁の根元が細くなっているのが特徴で、花の大きさは3cmで小さめですが、房咲きでたくさん花が咲きます。耐寒性が強くて4mほどまでよく伸びてつるバラになります。このロサ・モスカータの香りが、ムスク系の香りの基礎になっています。

④ロサ・ガリカ(Rosa gallica)

ロサ・ガリカはヨーロッパ原産のバラです。花弁は濃いピンク色で一重の花を咲かせ、赤いバラの基礎となりました。花つきもよく、房咲きでたくさんの花を咲かせます。香りも濃厚で、ガリガ系の香りの基礎になっています。

⑤ロサ・キネンシス(コウシンバラ)(Rosa chinensis)

ロサ・キネンシスは中国原産のバラで、和名では庚申(コウシン)バラという名前がついています。花は4cmで、葉が2cmと小さいので繊細なイメージがあります。濃いピンクの八重咲で、一重が多い原種バラの中では珍しい存在ですね。ほかのバラより一足先に咲いて、しかも春以降も返り咲きします。この特徴が四季咲きバラの基礎になっています。

⑥ロサ・ギガンティア(Rosa gigantea)

ロサ・ギガンティアは中国原産で、9cmの大輪の原種バラです。花弁の先がとがっているのが特徴で、後の剣弁咲きのバラの祖先になります。また紅茶のような香りで、これがティー系の香りの基礎になっています。勢力旺盛で4mほど伸びるつるバラですが、花付きはあまりよくないので、観賞用には向いていないかもしれませんね。

⑦ロサ・ムルティフローラ(ノイバラ)(Rosa mulitiflora)

ロサ・ムルティフローラは日本原産で、ノイバラいう名前で呼ばれて昔から人気のあるバラです。2.5cmの白い小花が房のように咲いて、この特性が世界中の房咲きバラの基礎になっています。秋にはたくさんの実がなって、漢方薬としても使われています。またこの種をまくと簡単に発芽させることもできます。勢力が強いバラなので、日本では接ぎ木の台木としてもよく利用されていて、利用価値が高くて優秀な日本のバラと言えますね。

⑧ロサ・ウィクライアナ(テリハノイバラ)(Rosa wichuraiana)

ロサ・ウィクライアナはテリハノイバラという名前がついている日本原産のバラで、広い河原や草原などで自生しています。地を這うようによく伸びるので、その特徴がつるバラ品種の基礎になっています。花弁は白、花は3cmの大きさで、葉は1~2cmで光沢があります。とげも多いので、野性味あふれる印象がある原種バラですね。

関連記事

Article Ranking