モッコウバラの剪定方法を図解で解説！正しい時期・タイミングや切り方は？

モッコウバラ（木香薔薇）はつる性の低木で、枝にたくさんの葉や花をつけます。花は一重咲きと八重咲きがあり、八重咲きはとても華やかです。花色は白や黄色でほのかに香り、若干白い花のほうが強く香ります。

バラ科の樹木ですが、トゲのない品種に改良されているモッコウバラは、剪定や誘引などの作業が比較的ラクといわれています。栽培は地植え・鉢植えができ、フェンスやに這わせ大きく育てることや、鉢植えで小ぶりに育てることもできます。

中国原産の樹木です。日本へは江戸時代に渡来したといわれています。寒さに弱い面をもちますが暑さには強く、一般的に難しいといわれるバラ栽培のなかでも、栽培や管理が容易でガーデニング初心者におすすめです。

日当たりがよく、風のよくとおる場所が栽培に適しています。半日陰でも栽培は可能ですが、葉の色や花のつき方が日当たりより悪くなる恐れがあります。地植えの場合、半日陰でも日中4時間～5時間ほど日の当たる場所を選んで植え付け、鉢植えはキャスター付きの台車などに載せ、日当たりに移動して日光を当てます。

地植え・鉢植えともに水はけがよく、適度な保水性と養分を含んだ土が栽培に適しています。

開花後、お礼肥として専用のバラ用肥料（市販）、または緩効性の肥料を月に1回施します。肥料が多すぎると花つきが悪くなる恐れがあるので、与えすぎには注意します。

剪定は開花後（6月～7月）が最適です。翌年に咲く花芽が9月ころにつくので、花が散ったタイミングで剪定作業を始め、花芽に影響がでないよう7月には終わらせるようにします。