バラの香りに種類はある?7つの系統(タイプ)とその代表品種をご紹介!

バラの香りに種類はある?7つの系統(タイプ)とその代表品種をご紹介!

バラの香りに種類があることをご存じでしょうか?ダマスク・クラシックやティー、ブルーなど、バラの香りには7つの種類があるとされています。今回はそれぞれの香りの特徴と、代表的な品種をご紹介します。バラを見かけたときは、ぜひ香りにも注目して観賞してください。

記事の目次

  1. 1.世界中で愛されるバラの香り
  2. 2.バラの香りの種類
  3. 3.バラの香りの代表的な品種
  4. 4.バラの香りの楽しみ方
  5. 5.まとめ

世界中で愛されるバラの香り

お祝いの席や女性へのプレゼントに使われる花として、もっとも代表的な花のひとつがバラでしょう。美しくゴージャスな咲きぶりはもちろん、甘く官能的な香りも愛される理由です。「香りのしないバラは笑顔のない美人と同じ」という言葉があるほど、バラにとって香りはとても重要な意味を持ちます。

バラの香りは「香水の砂糖」

バラの香料は、女性用香水の9割以上に使用されているといわれています。においのスペシャリストである調香師の世界でも、バラの香りは「香水の砂糖」と呼ばれるほどです。かのクレオパトラもバラの香りを好んでまとっていたとされます。うっとりするような甘さのある香りは、女っぷりを上げてくれそうですよね。

バラの香りの種類

バラの香りといっても、大きく分けてなんと7つもの分類を持っています。含んでいる香り成分によって分類分けがされていて、香りの持つ印象も非常に多彩です。7つの分類それぞれの名前と、香りの特徴について見ていきましょう。

種類①ダマスク・クラシック

バラのにおいとしてもっとも一般的なのがこのダマスク・クラシックです。古典的で、甘く華やかな香りが特徴。現在流通しているバラにはこの系譜の品種はあまり多くないので、ティーあるいはフルーティー・ノートがやや強く香る傾向にあります。

種類②ダマスク・モダン

ダマスク・クラシックの成分を受け継いだダマスク・モダンは、香りもダマスク・クラシックにやや似ています。ただ成分の含有バランスが異なっていて、ダマスク・クラシックよりも情熱的で、洗練された都会的な香りが楽しめます。

種類③ティー

現代のバラの香りの中核をなしているのがティー・ノートです。中香種のものが多い傾向にありますが拡散性が強く、優雅で品のある香りがあたりに漂います。

種類④フルーティー

ダマスク系、ティー系それぞれの特徴的な成分がバランスよく含有されています。それによって桃やアプリコット、リンゴのようなさまざまなくだもののにおいを連想させるのが、フルーティー・ノートの特徴です。

種類⑤ブルー

青バラ系の品種のほとんどに共通するのがブルー・ノートです。ダマスク・モダンとティーの香りの混ざった、独特の香りが印象に残ります。青い花色のバラはまだ歴史が浅いので、香り成分についても研究が進められているところです。

種類⑥スパイシー

ダマスク・クラシックの古典的な甘さを基調として、クローブ(チョウジ)やカーネーションに含まれる「オイゲノール」という成分を多めに含んでいます。濃厚な甘さと、スパイシーなにおいが特徴です。

種類⑦ミルラ

ハーブのアニスに似ているので、アニス様の香りとも称されます。アニスに比べるとやや甘さは控えめで、若々しく青くさいにおいが強いことが特徴です。

ボタニ子

ボタニ子

香りのタイプには7つもの種類があるんだね!

ボタ爺

ボタ爺

次のページでは、それぞれの香りの代表的な品種を紹介するぞ。

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バラの香りの代表的な品種

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