ブラックベリーは植えるべきではない?その理由含め栽培上の注意点を紹介!

ブラックベリーは植えるべきではない?その理由含め栽培上の注意点を紹介!

ブラックベリーは植えてはいけないと、よくいわれます。しかし、きちんと管理をおこなえば、果樹栽培が初心者の方でも比較的簡単に育てられる植物です。ブラックベリーの特徴や植えてはいけない理由、栽培の注意点についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ブラックベリーとは
  2. 2.ブラックベリーは植えてはいけない?
  3. 3.ブラックベリー栽培方法
  4. 4.ブラックベリー栽培の注意点
  5. 5.ブラックベリーの実を収穫しよう

ブラックベリーとは

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ブラックベリーはアメリカ中部、ヨーロッパ原産の植物です。ラズベリーなどと同じキイチゴの一種で、バラ科・キイチゴ属に分類されています。日本では果実としての流通が少ないので、家庭で栽培して楽しむことが多いです。

基本情報

園芸分類 果樹
学名 Rubus
科・属名 バラ科・キイチゴ属
原産地 アメリカ中部・ヨーロッパ
草丈・樹高 1.5m~3m
開花期 5月~6月
収穫期 6月下旬~8月下旬

特徴

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ブラックベリーは、ツル性と低木の品種があります。またトゲがありますが、近年ではトゲのない品種も多く流通しています。初夏に花を咲かせた後に赤い実をつけ、徐々に黒色へと変色していくのが特徴です。

ブラックベリーは植えてはいけない?

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ブラックベリーを植えてはいけない理由は3つあります。しかし、きちんと管理をおこなえば、簡単に育てられる植物です。

植えてはいけない理由①繁殖力が強い

ブラックベリーは繁殖力が強いため、長い枝を伸ばして枝先が地面につくと、そこから発根して増えます。鉢植えでは繁殖の心配は少ないですが、地植えは管理が難しく、植えるべきではないといわれています。

植えてはいけない理由②虫や鳥が集まる

ブラックベリーの実は虫や鳥が好む、とても甘い実をつけます。甘い実に虫や鳥が集まってしまうため、庭がジャングルと化す可能性があります。

植えてはいけない理由③トゲがあり危険

ブラックベリーの特徴でもあるトゲがあるため、成長の過程で誘引をする際、ケガをする可能性があります。近年はトゲのない品種が多く出回っています。小さな子どもがいる家庭では、トゲのない品種を選ぶ方が安全ですね。

ブラックベリー栽培方法

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ブラックベリーは鉢植え、地植えのどちらでも育てられます。繁殖力が強いため、鉢植えでの栽培がおすすめですが、しっかりと管理できるのであれば地植えで育ててもよいでしょう。

①植え付け

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植え付けの適期は12月〜2月です。ブラックベリーは日当たりや風通しのよい場所を好みます。日の当たり具合によって花数が異なるので、収穫できる実の数も違ってきます。

鉢植えの場合

深くて大きめの鉢(直径20cm以上)を用意してください。また、2年に1回は植え替えを行い、根詰まりの予防をしましょう。

地植えの場合

成長が早いため、株間は1.5m以上の間隔をあけて植えてください。

②用土・肥料

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用土

用土は水はけがよく、保水性の土が好ましいです。市販の果樹や野菜用の土を用意しましょう。自作であれば、赤玉7〜8:腐葉土2〜3の割合で調合してください。

肥料

元肥は2月頃に、油粕などの有機肥料をあげましょう。追肥は実がなる前後の、5月下旬頃と9月頃が適期です。その際、化成肥料をあげるとよいでしょう。

③水やり

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鉢植えの場合

ブラックベリーは乾燥に弱い植物なので、土が乾いていたら水をあげましょう。また、株が大きくなると夏は水切れが起きやすくなります。

地植えの場合

植え付けの際にしっかりと水をあげましょう。根付いてからの水やりは不要ですが、実がついた後に水切れが起きてしまうと、実が大きくならないので様子を見ながらあげてください。また、夏は土の状態を朝夕と2回見て、水やりをしましょう。

④剪定

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ブラックベリーの剪定は、夏と冬の年2回おこなってください。時期ごとに剪定の箇所が異なります。

夏の剪定

適期は6月〜8月です。夏の剪定は、前年に伸びた枝だけを切り落とすようにしてください。春になると、株元からまっすぐシュート(若枝)が生えます。シュートは、翌年に実をつけるので切り落とさないようにしましょう。

冬の剪定

適期は12月〜2月です。冬の剪定では、その年に伸びた枝が枯れるので地際で切りましょう。また、枝の数が多すぎると風通しや日当たりが悪くなります。栄養が分散してしまい、実のつき具合が悪くなったり、病害虫が発生しやすくなったりしてしまうので、その年に伸びた枝もある程度、剪定をしましょう。

⑤誘引

枝を放置して伸ばしたままにしてしまうと、地面につき実が傷みます。そのため紐やワイヤーでくくりつけて誘引しましょう。地面より50cm以上の高さが好ましいです。また葉が大きいため、枝をフェンスに絡ませると目隠しにもなります。見栄えなども考えて誘引しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

誘引は、植物のツルや茎、枝を支柱に結びつけて固定する作業のことよ!

ブラックベリー栽培の注意点

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ブラックベリーは育てるうえでの注意点を意識しうまく育てれば、おいしい実を収穫できます。植える場所や、成長過程での手入れのポイントをおさえて、栽培を楽しみましょう。

植える場所に注意

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ブラックベリーは、ナス科の作物を植えていたところに植えてしまうと、萎凋病(いちょうびょう)という病気にかかってしまいます。萎凋病とは、土壌から根へと感染する病気です。部分的に葉がしおれ、症状が悪化すると褐変(かっぺん)し、株全体が枯れてしまいます。

ボタニ子

ボタニ子

褐変とは、病変などによって植物の一部分が褐色に変色することよ

剪定を欠かさない

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ブラックベリーは剪定をおこなわないと、繁殖力が強いため収拾がつかなくなります。年に2回(夏と冬)剪定をしますが、夏に実がついた枝は枯れるので、収穫後は早めに根元から剪定しましょう。また、シュートは翌年に実がつくので切り落とさないようにしてください。

ブラックベリーの実を収穫しよう

Photo bystux

ブラックベリーを植えてはいけない理由や栽培の注意点をまもり管理をおこなえば、果樹栽培初心者の方でも比較的簡単に育てられます。この機会にブラックベリーを育て、成長過程や収穫した実をジャムなどに加工して楽しんでみてください。

YAMA
ライター

YAMA

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