エルダーベリーとは?シロップの効能・飲み方や苗からの育て方を紹介!

エルダーベリーとは?シロップの効能・飲み方や苗からの育て方を紹介!

エルダーベリーは、秋に収穫できるエルダーフラワーの果実です。エルダーベリーを使用したシロップは風邪の予防に効果があるといわれ、欧州では古くから親しまれています。この記事では、エルダーベリーが持つ栄養やその効能を紹介します。苗の育て方もあわせて見てみましょう。

記事の目次

  1. 1.エルダーベリーとは
  2. 2.エルダーベリーの栄養と効能
  3. 3.エルダーベリーシロップの飲み方
  4. 4.エルダーベリーの育て方
  5. 5.エルダーベリーの増やし方
  6. 6.まとめ

エルダーベリーとは

Photo byRitaE

エルダーベリーは、ニワトコに分類されるエルダーフラワーの果実です。エルダーベリーを使ったシロップは風邪などの症状に効果があるといわれ、古くから欧州を中心に親しまれてきました。果実が黒いものと赤いものがあり、赤い果実のものは日本でも自生する姿が見られます。それでは、エルダーベリーの基本情報を見ていきましょう。

基本情報

科目 レンプクソウ科ニワトコ属
原産地 欧米、西アジア
開花時期 6~7月
収穫時期 9~11月
別名 セイヨウニワトコ

エルダーベリーが実る木は、2m以上の落葉樹です。欧州や北アメリカなど比較的涼しい場所が原産とされています。6月頃になると白またはクリーム色の花を咲かせます。この花はエルダーフラワーと呼ばれ、知っている人も多いでしょう。開花時期が過ぎると、やがて黒い果実ができます。この果実こそがエルダーベリーと呼ばれ、薬になるといわれてきました。

花から果実まで、余すことなく楽しめるのがエルダーの魅力です。葉は、ねんざに効果があるといわれています。

特徴

よく熟したエルダーベリーの実は黒く、カシスによく似ています。甘みは少なく、さわやかな酸味が特徴です。花が咲き終わる7月頃から果実をつけ始めますが、この頃の果実は毒性を持っており体調不良を引き起こすといわれています。摘み取りに適した時期は、9月以降のため要注意です。

魔よけの効果がある?

欧州ではエルダーベリーの枝には精霊が宿っており、魔よけの効果があるといわれています。そのためか、枝を切ると精霊が怒り、災いが起きるという伝説があります。欧州の人々の生活に欠かせないものだからこそ言い伝えられたといえるのではないでしょうか。

日本のエルダーベリー

ニワトコに分類される植物は世界中で25種類ほどあるといわれ、そのうちの2種類が日本で自生しています。日本のものはソクズやクサニワトコと呼ばれ、赤い果実を実らせます。欧米のエルダーベリーと同様に、体調不良に効果があるといわれています。

エルダーベリーの栄養や、シロップの作り方を見てみましょう。

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エルダーベリーの栄養と効能

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