北海道産のじゃがいも品種一覧(19種)!味や特徴・使われる料理をそれぞれご紹介!

北海道産のじゃがいも品種一覧(19種)!味や特徴・使われる料理をそれぞれご紹介!

北海道産じゃがいもの品種は数十種類あります。北海道の気候風土により美味しくなるじゃがいもは私たちの食卓には欠かせませんね。そこで本記事では普段よく使うじゃがいもから、希少品種なものまで北海道産じゃがいもを詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.北海道産じゃがいも品種一覧
  2. 2.北海道産じゃがいもの品種19種
  3. 3.北海道産じゃがいもの特徴
  4. 4.北海道産じゃがいもの旬
  5. 5.自宅で上手に保存するコツ
  6. 6.まとめ

北海道産じゃがいも品種⑨ピルカ

2011年に登録された新世代ブランドです。ピルカの名前の由来はアイヌ語で「美しい」という意味からちなんでいます。

特徴

メークインよりも小さく細長い形で、くぼみが浅く表面はつるんと滑らかです。じゃがいもに付きやすい「ジャガイモシストセンチュウ」に強い抵抗力を持っています。

皮、果肉、味の特徴

皮は薄い茶色で、果肉は淡い黄色でねっとりとした食感とホクホク感のどちらも楽しめます。

使われる料理

煮物、カレー、シチュー、おでん、マッシュポテトなどに使われます。また、スライスや細切りにしてカリカリに炒めても美味しいです。

北海道産じゃがいも品種⑩アンデスレッド

別名「ネオデリシャス」とも呼ばれます。

特徴

コロンと丸い小さいこぶし状が特徴です。春秋二期作が可能ですが、長期保存には向きません。生命力が強い品種で貯蔵しておくとすぐに発芽します。

皮、果肉、味の特徴

表皮は薄く、赤い色が特徴です。果肉は明るい黄色で、ホクホクとした食感と甘い旨みがとても美味しいです。果肉に紅色が混ざるともありますが、アントシアニンの影響と考えられています。また、果肉の黄色は豊富に含まれたβカロテンの色です。

使われる料理

ホクホクと甘味のある果肉は崩して使う料理に向いています。マッシュポテト、ポテトサラダ、コロッケなどがおすすめです。また、甘いじゃがバターなどはいかがでしょうか。

北海道産じゃがいも品種⑪ノーザンルビー

2006年に登録された比較的新しい品種のじゃがいもです。北海道産のピンクポテトとして親しまれています。

特徴

形や大きさはメークインとよく似ています。特徴的なのが美しいピンク色で、調理後も色が落ちません。

皮、果肉、味の特徴

皮も果肉もピンク色です。果肉はアントシアニンを多く含むため、調理しても色はきれいなピンクのままです。表皮はつるんとしていて皮が剥きやすいです。

使われる料理

特徴であるピンク色を生かしたポテトチップス、サラダ、スープなどで使われます。また、スイーツなどに使ってみるのもいいですね。

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北海道産じゃがいも品種⑫シャドークイーン

シャドークイーンは2006年に発表された北海道生まれの紫色ポテトです。

特徴

形は細長い楕円形で、つるんとした滑らかな表皮が特徴です。黒っぽい紫色の外見と鮮やかな紫色の果肉はインパクトが強いじゃがいもです。

皮、果肉、味の特徴

皮は黒っぽい濃い紫色です。鮮やかな紫色の果肉には、豊富なアントシアニンが含まれています。これは同じ紫肉の既存品種である「キタムラサキ」や「インカパープル」と比べると、約3倍にもなるといわれています。紫色の果肉の食感はじゃがいもとさつま芋の中間位です。

使われる料理

綺麗な紫色のポテトチップス、ポテトサラダ、薄紫色のポタージュスープなどもいいですね。さらに、紫色のスイーツを作ってみてはいかがでしょうか。

北海道産じゃがいも品種⑬インカのめざめ

インカのめざめは、比較的果実の小さいじゃがいもで長期保存ができません。さらに、大型機械では取りこぼしが多く、収穫量も少ないなどの理由から小規模農家向けとされています。このことから生産量が限られている希少品種と言えます。

特徴

重さが平均50g前後と小さい物が多く、可愛い形が特徴的です。じゃがいもの中では一番小さい品種とされています。低温貯蔵でショ糖を増加させているため、栗のような甘さが人気です。

皮、果肉、味の特徴

皮は黄褐色、果肉は濃い黄色をしています。この濃い黄色はカロテノイド系色素によるものです。栗のような食感と甘い香りがあり、調理後も鮮やかな濃黄色は色落ちすることがありません。

使われる料理

煮崩れしにくいのでシチュー、カレー、肉じゃがなどの煮物、さらにマッシュポテト、じゃがバターもモチモチした食感が楽しめて美味しいです。

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北海道産じゃがいも品種⑭レッドムーン

レッドムーンは株式会社サカタのタネによって開発された固定品種です。「レッドエコー」として登録されましたが、のちにレッドムーンと名前を変更しています。

特徴

レッドムーンの特徴は、小規模農家や家庭菜園向きということです。大規模生産が行われていないため、市場に出回る量は少ない品種です。形はメークインのような楕円で、別名「紅メークィン」「紅じゃがいも」と呼ばれています。

皮、果肉、味の特徴

レッドムーンの皮はさつま芋のような赤い色で、滑らかな表面をしています。果肉は黄色で、加熱後はさらに濃い黄色になります。またレッドムーンは味も特徴的で、見た目だけではなくさつま芋によく似た味と、しっとりした食感はコクと甘味が感じられます。

使われる料理

粘りが強いレッドムーンは煮崩れしにくいので、カレー、シチュー、肉じゃがなどに使われます。また、ほんのり甘いレッドムーンのスープは、滑らかな舌触りと濃い黄色が楽しめます。さらに黄色のポテトチップスもいかがでしょうか。

北海道産じゃがいも品種⑮シェリー

シェリーは、原産国フランスではもっともポピュラーな赤い皮品種のじゃがいもです。国内では株式会社ジャパンポテトがシェリーの独占販売権を持っています。

特徴

シェリーの形は細長い楕円です。着生数が少ない傾向にあり、小さい芋がたくさん穫れることが特徴です。

皮、果肉、味の特徴

光沢のあるつるっとした綺麗な表面がシェリー独特の皮の特徴です。皮色は赤い色ですが、果肉は淡黄色で、粘質が強くしっとりした食感です。また、果肉の色は加熱すると黄色が濃くなります。シェリーの見た目は小さいさつま芋ですが、さつま芋ほど甘味は強くありません。

使われる料理

煮崩れしにくいシェリーが使われる料理は、肉じゃが、ポトフ、カレー、シチューなどです。また、シェリーの薄い皮は茹でると手で簡単に剥けるようになります。

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