北海道産のじゃがいも品種一覧(19種)!味や特徴・使われる料理をそれぞれご紹介!

北海道産のじゃがいも品種一覧(19種)!味や特徴・使われる料理をそれぞれご紹介!

北海道産じゃがいもの品種は数十種類あります。北海道の気候風土により美味しくなるじゃがいもは私たちの食卓には欠かせませんね。そこで本記事では普段よく使うじゃがいもから、希少品種なものまで北海道産じゃがいもを詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.北海道産じゃがいも品種一覧
  2. 2.北海道産じゃがいもの品種19種
  3. 3.北海道産じゃがいもの特徴
  4. 4.北海道産じゃがいもの旬
  5. 5.自宅で上手に保存するコツ
  6. 6.まとめ

北海道産じゃがいも品種⑯こがね丸

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大きいサイズの品種です。油との相性がとてもよいじゃがいもです。

特徴

形は楕円形で、男爵とメークインの中間のような外見です。また、粒の大きい芋が多いことが特徴です。

皮、果肉、味の特徴

皮は茶色、果肉は淡い黄色のじゃがいもらしい芋です。果肉は粘り強く、ホクホクよりもねっとりした食感が楽しめます。

使われる料理

油と相性がいいので、ポテトフライやジャーマンポテトはいかがでしょうか。また、煮崩れしにくい利点から肉じゃが、カレー、シチュー、おでんにも使われています。

北海道産じゃがいも品種⑰ゆきつぶら

ゆきつぶらは2008年に登録された新世代ブランドじゃがいもです。名前の由来は果肉が雪のように白いこと、円い形(つぶら)によるものです。

特徴

「ジャガイモシストセンチュウ」に対して強い抵抗性があり、収穫量の多いことが特徴です。芋は大きいものではなく、比較的小粒が多くなります。

皮、果肉、味の特徴

皮は白黄色、果肉は白色です。滑らかな皮は剥きやすく、褐色に変色することも少ないので扱いやすいですね。果肉はほんのりとした甘みで、粘りがあり滑らかな舌触りを楽しむことができます。

使われる料理

白い色と滑らかな舌触りを生かしてポテトサラダ、マッシュポテト、じゃがバターなどに使われます。油で揚げると変色しやすいので、フライやポテトチップスには向きません。

北海道産じゃがいも品種⑱シンシア

フランスから導入されたシンシアは2003年に国内登録された新世代ブランドじゃがいもです。

特徴

細長い卵のような形でメークインによく似ています。貯蔵性に優れているので長期保存が可能です。

皮、果肉、味の特徴

シンシアの皮は白黄色、果肉は淡い黄色です。つるりとした皮は剥きやすく、ホクホクとねっとりの中間くらいの食感です。くせのない味が万人受けする人気のじゃがいもです。

使われる料理

どの様な料理にも使われるマルチな品種です。おでん、肉じゃが、コロッケ、カレー、シチューなどのほか、バターや生クリームとの相性もいいので洋食にも向いています。

北海道産じゃがいも品種⑲スノーデン

アメリカ原産でポテトチップス用の品種です。

特徴

形は球形でコロッと丸いのが特徴です。長期貯蔵が可能で、貯蔵後にポテトチップスに加工されます。

皮、果肉、味の特徴

皮は褐色、果肉は白色で甘味とクセのない味が加工用としてふさわしいとされます。

使われる料理

ポテトチップスに加工されます。加工用のため市場に出回ることは少ない品種ですね。

北海道産じゃがいもの特徴

北海道産じゃがいもは数十種類あります。品種によって、加工用やポテトチップス用、一般家庭用などさまざまな用途があります。北海道の広大な土地で国産じゃがいもの80%以上が栽培されています。

北海道じゃがいもが美味しい理由

北海道産じゃがいもが美味しい理由は、昼と夜の寒暖差にあります。日中に光合成を行いたくさんのデンプンを生成したじゃがいもは、気温が下がる夜間にデンプンをしっかりと蓄えていきます。北海道の気候風土がじゃがいもを美味しくしているのですね。

北海道産じゃがいもの旬

新じゃがいもの旬は、4月~7月です。掘りたての新じゃがは、皮も薄くて水分が豊富、採れたての香りと美味しい芋を楽しめます。熟成じゃがいもと違い、ホクホク感は少ないですね。そのため、カレーやシチュー、マッシュポテトなどより、皮の薄さを生かしたじゃがバターや、皮ごとフライにするなど新じゃがのよさを味わいましょう。

新じゃがいもの旬

北海道産じゃがいもの収穫時期は7月~10月くらいです。では、一番おいしく食べられる旬はいつ頃でしょうか。実は、じゃがいもの品種や、新じゃがいもと熟成じゃがいもによっても旬がそれぞれ違います。他の野菜と違い、旬の季節で新鮮なものを食べることが少なく、通年食べられることもじゃがいもの人気の秘密ですね。

熟成北海道じゃがいもの旬

北海道産じゃがいもは、ほとんどが秋に収穫して冬の間は貯蔵を行い熟成じゃがいもになります。低温で貯蔵を行うことで、じゃがいもはデンプンを糖分に変えて甘くなります。越冬をしなくても1ヵ月ほどで熟成し始まるので、熟成じゃがいもの旬は冬から春先までです。

熟成方法

熟成方法もさまざまです。冷蔵庫保管、熟成倉庫での保管、天然の雪や氷を利用した方法もあります。「氷室じゃがいも」「雪室じゃがいも」「雪下じゃがいも」と呼ばれるブランド芋もあります。

自宅で上手に保存するコツ

家庭でも熟成じゃがいもが簡単に作れます。貯蔵しておくと甘さが増して、とても美味しくなりますのでお試しになってはいかがでしょうか。

チルド室で熟成する

熟成のコツは湿度と温度です。チルド室なら家庭でも管理が簡単にできます。乾燥をしないように、新聞紙などで包んで、さらに濡れタオルでくるみビニール袋に入れて保存します。2週間ほどで糖度が倍以上にアップします。

常温での長期保存も可能

じゃがいもは常温でも紙袋や段ボールで長期保存が可能です。冷暗所に置いて2~3ヵ月は保存できます。これだけでも新じゃがに比べて糖度は増していきます。熟成とはいかなくても充分甘く美味しくなります。ただし、夏場は冷蔵庫での保存がおすすめです。

休眠期間は萌芽しない

収穫したじゃがいもは、休眠期間に入ります。この期間は、常温で保存しても萌芽することはありません。品種により休眠期間は異なりますが、2~3ヵ月がだいたいの目安になります。

まとめ

北海道産じゃがいもの品種をまとめました。スーパーで購入できるものから、レアな品種まで色々ありましたね。じゃがいも好きの人ならブランドを選んで、それぞれにあった調理方法で味比べをしてみてはいかがでしょうか。

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watayuki
ライター

watayuki

東京から福島県に移住して2年が経ちました。ガーデニングとほんの少しの自家菜園を楽しんでいます。自宅の周りに自生している植物から、自分で植えた野菜までを観察して記事の役に立つようにしています。自然に囲まれた環境を生かしていきたいと思います。よろしくお願いします。

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