じゃがいもの毒性を徹底解説!食中毒予防のために大切な4つのことは?

じゃがいもの毒性を徹底解説!食中毒予防のために大切な4つのことは?

じゃがいもの毒性を甘く見ていませんか?下痢や吐き気も起こしてしまうじゃがいもの毒性を徹底調査しました。毒性のあるじゃがいもの見分け方や食中毒を防ぐために必要な毒抜き対策をご紹介します。小さいお子さんがいる方は特に必見です!

記事の目次

  1. 1.じゃがいもの毒性とは?
  2. 2.じゃがいもによる食中毒
  3. 3.じゃがいもの危険度判別法
  4. 4.じゃがいも食中毒を回避する方法
  5. 5.じゃがいもを選ぶ際のポイント
  6. 6.じゃがいもの保存方法
  7. 7.まとめ

じゃがいもの毒性とは?

出典:写真AC

カレーライスや肉じゃがなど、さまざまな料理に活躍するじゃがいもですが、実は食中毒の危険もある毒をもっています。じゃがいもの毒素は、植物が自分自身を守り繁殖するためにもつものです。じゃがいもによって体調を崩した例は毎年報告されているので、身近なものとして注意しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

じゃがいもの毒抜き法や正しい保存法を行って食べると毒にあたることはほとんどありません。

天然毒素「ソラニン」「チャコニン」

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じゃがいもに含まれる天然毒素は「ソラニン」と「チャコニン」という2種類です。主に神経に作用し、過剰にソラニンやチャコニンを摂取すると嘔吐、頭痛、下痢などの食中毒症状を引き起こします。特にチャコニンはソラニンよりも毒性が強いといわれており、最悪の場合は昏睡状態や死に至ることもあるため気をつけましょう。

ボタニ子

ボタニ子

「ソラニン」と「チャコチン」を総称して「ポテトグリコアルカロイド」とよばれます。

食中毒を起こす天然毒素の目安量

出典:pixabay

食中毒を起こす天然毒素の目安量は以下です。

  • 50kgの成人の場合…約50mgの摂取で食中毒症状を起こす可能性あり
  • 50kgの成人の場合…約150~300mgの摂取で死ぬ可能性あり
子供は成人の1/10程度の量でも食中毒になるので気をつけましょう。また、50gのじゃがいもに対し天然毒素の含有量は平均約4mgだといわれています。

ボタニ子

ボタニ子

特に、じゃがいもの皮や芽の部分はさらに含有率が高いです。

じゃがいもによる食中毒

じゃがいもを口にしてこんな症状を感じたら注意

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食中毒の危険性がある場合、以下のような味覚や症状を感じる場合があります。

  • 苦み
  • えぐみ
  • 舌がピリピリとしびれる
以上のような違和感を感じたらすぐに吐き出し、それ以上食べないようにします。ポテトサラダなどのように濃く味付けされている料理は味のえぐみや舌がピリピリしびれる感覚を感じにくく、知らずのうちに食中毒を起こすこともあるため気をつけましょう。

食中毒にあたった際の身体症状

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食中毒症状には以下があります。

  • 下痢
  • のどの痛み
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 頭痛
  • めまい
  • 腹痛
  • 呼吸困難
じゃがいもによる食中毒にあたると、口にしてから20分~1時間以内に下痢や吐き気などの症状を感じます。これらの症状を感じた場合はすぐに病院に行きましょう。

嘔吐、下痢、腹痛、目眩、動悸、耳鳴、意識障害,痙攣、呼吸困難。

ひどい時は死に至る

厚生労働省のHPでは天然毒素の摂り過ぎによって死に至る場合もあると発表されています。
ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、天然毒素の含有率が高いじゃがいもの見分け方を解説します。

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じゃがいもの危険度判別法

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