はじめに
じゃがいも(馬鈴薯)は栽培が簡単で、家庭菜園でも人気の作物です。しかし土の中に実るため、家庭菜園初心者のかたには収穫の時期が分かりにくいのも事実でしょう。こちらの記事では、春じゃがと秋じゃがのそれぞれの収穫時期の目安や、タイミングの見極め方などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
春じゃがいもの収穫時期
春じゃがいもは、2月下旬から3月頃に植え付けます。収穫時期は、6月上旬から7月上旬の梅雨の時期です。早い時期に植え付けて順調に育てば梅雨入り前に収穫できますが、基本的には梅雨の合間に収穫することになります。
収穫時期の目安①
春じゃがいもは、地上部が枯れ始めたころ収穫時期になります。茎や葉が黄色くなり、茎が倒れ始めたら試し堀りをして、芋の成長具合を確認してみてください。また、種芋の植え付けから100日後というのも1つの目安となります。
収穫時期の目安②
土が湿っているときに収穫すると、保存中に芋が腐りやすくなってしまいます。収穫時期は梅雨と重なりますが、数日間晴天が続いて土が乾いた状態で収穫をするようにしてください。また、収穫が遅れて7月に入ると、気温の上昇とともに芋が腐りやすくなるので、天気予報と生育具合を見て、収穫するタイミングを見極めましょう。
秋じゃがいもの収穫時期
秋じゃがいもは9月頃に植え付けをし、11月下旬~12月上旬ころが収穫時期となります。春じゃがと比べて収穫に適した時期が短いです。収穫が遅れれば気温が下がり芋が傷むリスクもあがりますので、計画的に収穫をしましょう。
収穫時期の目安①
秋じゃがの栽培時期は気温が低いので、春じゃがに比べて地上部が枯れるのが早くなります。しかし、地上部が枯れたからといって収穫してしまうと、芋が十分に肥大していない場合も多くあります。地上部が完全に枯れていなければ肥大しますので、試し堀りをして、十分に肥大しているかしっかりと見極めてください。
収穫時期の目安②
寒さが苦手なじゃがいもは、霜が降りる前に収穫をしましょう。霜が降りると、地上部は完全に枯れてしまい、土中の芋も傷んでしまいます。地域や年によって霜が降りタイミングが違いますので、天気予報を見て収穫時期を見極めてください。