オートミールの糖質は？ダイエット効果は？糖質制限中でも食べられる？

ダイエットしている人だけでなく、効率よく栄養を取り入れたいアスリートも好んで食べているオートミールには、さまざまな効果が期待できます。

オートミールは水分を加えて柔らかくして食べるため、1食あたりに食べる量が少量ですみます。標準的な1食分（30g）のカロリーは114kcalで、ごはん1杯252kcalや食パン1枚158kcalと比べても、はるかに低カロリーに抑えられます。ただし、カロリーが低いからといって、食べ過ぎたらカロリーも増えてしまうため注意しましょう。

オートミールは、満腹感が得られやすいという面でもダイエットに向いています。オートミールに食物繊維が豊富に含まれていることで、咀嚼（そしゃく）回数が増えることと、消化に時間がかかることが満腹感を持続させます。ゆっくり時間をかけて咀嚼することは、満腹中枢への刺激を促すため、ダイエットには効果的です。

オートミールには豊富な食物繊維が含まれており、便秘の改善に効果が期待できます。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方がバランスよく含有されているため、腸内環境を整えてくれるビフィズス菌も増加します。ダイエット中は食事の量が減ったりストレスが溜まることから、便秘の症状が表れる人も多いため、食物繊維を多く含んだ食品を積極的に摂りましょう。

オートミールは低糖質ではありませんが、食物繊維を豊富に含んでいるため、血糖値を急上昇させにくい食品です。食後の血糖値の上昇を示す指標であるGI値を比べてみると、白米が76なのに対し、オートミールは55です。55以下が低GI食品と位置付けられるため、オートミールは低GI食品として認められています。脂肪を蓄積させないためにも、ダイエットには血糖値の急上昇を防ぐことが大切です。

オートミールはお湯や牛乳で煮るか、電子レンジで数分温めれば食べられるため、忙しい朝でも5分もあれば調理ができます。また、前日の夜にオートミールと水分を合わせて冷蔵庫に入れておけば、翌朝はすぐに食べることもできます。ダイエットは継続することによって効果が表れるため、調理が簡単なことによってダイエットを継続しやすくなるでしょう。

糖質オフダイエットや糖質制限をしている方は、以下のポイントに注意してオートミールを食べることをおすすめします。

オートミールは少量で満腹感を得られることから、カロリーや糖質を低く抑えられる食品です。オーツ麦を無精製で加工しているため、食物繊維やミネラルなどの栄養価も高くなっています。1食30gほどの量なら、糖質オフダイエットや糖質制限をしている方でも食べられて、豊富な食物繊維は腸内環境も整え、血糖値の急上昇も防いでくれます。注意事項に気をつけながら、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。