オートミールとは?
オートミールとはオーツ麦を加工した食材、もしくはそれをお粥状にしたもののことで、アメリカでは朝食の定番として親しまれています。オーツ麦は、えん麦とも呼ばれます。オーツ麦は栄養価が高く、体によい成分がたくさん含まれているので、ダイエット中の人や筋トレをしている人に人気です。イオンやイトーヨーカドーといった大手スーパーで購入でき、乳幼児の離乳食にも使えます。
オートミールの特徴
GI値が低い
オートミールは、GI値が低い食品です。GI値とはGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示しています。GI値が低い食品は食後の血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるので、生活習慣病が気になる人におすすめです。普段の食事に取り入れれば、体の健康を維持できますよ。
タンパク質が豊富
オートミールは穀物のなかでもタンパク質が豊富で、白米のおよそ2倍のタンパク質が含まれています。牛乳でふやかして食べるとさらにタンパク質が摂れるので、筋トレ中の食事として注目されています。タンパク質は丈夫な体を作ってくれるので、筋トレをしている人以外に、成長期の子どもにもおすすめです。
押し麦とオーツ麦との違い
オートミールと押し麦は見た目が似ていますが、原料が違います。オートミールの原料はオーツ麦で、押し麦の原料は大麦です。押し麦もおかゆやリゾットにしたり、白米と一緒に炊いたりして食べられます。
オートミールの種類
オートミールには、お米のように炊いてから食べるものや、そのまま食べられるように加工されたものがあります。さらに、食べやすいように味が付いたものやお湯を注ぐだけで食べられるものもあります。それぞれの種類によって食感や味が違うので、好みに応じて使い分けてみましょう。
オートミールの種類①オートグローツ
オートグローツとは、オーツ麦のもみ殻を取り除いただけのもので、お米に例えると玄米の状態です。ホールオーツと呼ばれることもあります。もみ殻を取り除いただけなので、固すぎてそのままでは食べられません。
オートミールの種類②スティールカットオーツ
スティールカットオーツは、オートグローツを切ったり割ったりして食べやすく加工したものです。スティールカットオーツもオートグローツと同じでそのままでは固いので、通常はお米のように炊いてから食べます。炊くとぷちぷちとした食感になり、一度食べるとクセになると評判です。
ボブズレッドミル グルテンフリー オーガニック スティール カット オーツ
参考価格: 1,379円
ボブズレッドミルのスティールカットオーツは、グルテンフリータイプのものがあります。グルテンフリーなので、小麦アレルギーの人や乳幼児でも安心して食べられますよ。ただししっかり煮ないと固さが残るため、注意しましょう。
オートミールの種類③ロールドオーツ
ロールドオーツは、オートグローツを一度蒸してからローラーで平らに押しつぶしたものです。一度蒸しているのでそのまま食べられるのですが、ほとんどの場合お湯や牛乳で煮たり炊いたりしてから食べます。オートグローツを蒸しただけで味付けがされていないので、いろんな料理に使いやすいのが特徴です。イオンなどの大手スーパーでの取り扱いが多く、比較的手に入りやすいです。
アリサン オートミール 500g
参考価格: 910円
アリサンのオートミールは、レンジでも調理できるロールドオーツです。大粒でしっかりした食感と、小麦本来の香りと味が楽しめると人気があります。小粒のロールドオーツと混ぜて食べると、もちもち感がプラスされて食感がよくなります。
オートミールの種類④クイックオーツ
ロールドオーツをさらに細かく加工すると、クイックオーツになります。短時間で調理ができるので、初めて食べる人にもおすすめです。クイックオーツも一度加熱処理がされているので、そのまま食べられます。もっちりした食感が特徴で、汁物や離乳食に使われることが多いです。
オートミール(クイックオーツ)500g 国内製造 [01] NICHIGA(ニチガ)
参考価格: 890円
NICHIGAのオートミールは、着色料や保存料を使用せず日本国内で加工されています。一粒ずつが小さめのサイズなので、初めての人でも食べやすいです。調理もしやすいので、クッキー以外にもパン生地に混ぜてもおいしいですよ。
オートミールの種類⑤インスタントオーツ
ロールドオーツを加工してさらに食べやすくしたのが、インスタントオーツです。あらかじめ味付けされているものが多いので、お湯を注ぐだけですぐ食べられます。シリアルのように、そのまま食べてもOKです。
クエーカー レギュラー 336g
参考価格: 1,230円
インスタントオーツは甘い味付けのものが多いのですが、クエーカーのレギュラータイプはシンプルに塩だけで味付けされています。電子レンジで加熱するだけで食べられるので、手軽です。また、お湯でふやかしたものをご飯の代わりとして食べるのも人気です。
次は、オートミールのおいしい食べ方をご紹介します。
オートグローツは市販されることはあまりなく、日本国内ではめったに売られていません。