芽が出たじゃがいもは食べられる?取り方や食べ方・正しい保存方法も!

芽が出たじゃがいもは食べられる?取り方や食べ方・正しい保存方法も!

じゃがいもは保存中に芽が出る場合があります。芽が出たじゃがいもは使えるのか不安に思い、捨てる人も多いでしょう。この記事では芽が出たじゃがいもはどこまでどうすると使えるのか、どのような食べ方が適しているのかを解説します。正しい保存方法も知っておきましょう。

記事の目次

  1. 1.保存中のじゃがいもから芽が出た!
  2. 2.芽が出たじゃがいもは食べてもいい?
  3. 3.芽が出たじゃがいもの毒性
  4. 4.芽が出たじゃがいもの芽の取り方
  5. 5.芽が出たじゃがいもの下処理
  6. 6.芽が出たじゃがいもおすすめの食べ方
  7. 7.じゃがいもを保存する最適な環境
  8. 8.じゃがいもの保存方法
  9. 9.芽が出たじゃがいもは正しく下処理して食べよう!

芽が出たじゃがいもおすすめの食べ方

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芽が出たじゃがいもは高い温度で調理するほうが毒素が減って安心ですか?

じゃがいもの毒素は高い温度で調理をしても完全に消えないとされています。無理やり高い温度で調理しなくても下処理ができていれば大丈夫です。

芽が出たじゃがいもは煮る、蒸す、ゆでる食べ方がおすすめです。長時間保存したじゃがいもは新鮮なじゃがいもに比べて、でんぷんが糖に変わるなどするために炒め物や揚げ物など、高い温度で調理すると焦げやすくなるので注意しましょう。

おすすめレシピ・カレー味の粉ふきいも

出典:筆者撮影

材料(3~4人分)

  • じゃがいも:240g程度
  • カレーパウダー:小さじ2~3(お好みの量)

作り方

  1. じゃがいもは一口大に切り10分程度水につけてザルにあげる
  2. 鍋にじゃがいもを入れ、じゃがいもがかぶる程度水を入れる
  3. 強火でじゃがいもをゆでる
  4. じゃがいもに竹串がとおるくらい柔らかくなったら火を止める
  5. 鍋のふたをずらしてゆで汁を捨てる
  6. 中火にかけて、ふたをした鍋を焦げないようにゆすり水分を飛ばす
  7. 火を止めてカレーパウダーをふりかけて、まんべんなく味がつくように鍋をゆする

芽が出たじゃがいもの食べ方

  • 皮を厚めにむく
  • 芽や芽のまわり、芽の下の部分を大きくえぐり取る
  • 切ってすぐに水につける
  • 煮る、蒸す、ゆでる食べ方がおすすめ

じゃがいもを保存する最適な環境

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じゃがいもは常温で1~4カ月程度、冷蔵で1~2カ月程度保存ができます。保存するじゃがいもは、傷をつけないように丁寧にあつかいましょう。傷があるとそこから毒素が増える可能性があります。

温度

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じゃがいもの保存に最適な温度は10℃前後です。20℃を超えると芽が出やすく2~5℃の低温で保存すると芽が出にくくなります。2℃を下回る温度で保存すると細胞壁が壊れて水分が抜けてしまうため、そのままの冷凍保存には向きません。

基本は常温保存

じゃがいもは基本的に常温で保存しましょう。2~5℃の低温で保存すると、じゃがいものでんぷんが糖に変化します。低温で保存したじゃがいもは甘味が増して蒸したり煮たりする料理に適していますが、120℃以上の高温で調理すると焦げやすくなりアクリルアミドとよばれる有害物質が発生します。

ボタニ子

ボタニ子

低い温度で保存して糖が増えたじゃがいもは、約15~20℃で3週間程保存すると再び糖が減ります。

夏だけ野菜室保存

じゃがいもは20℃を超えると芽が出やすく、26℃を超えると傷みやすくなります。涼しい場所がなければ暑い時期だけ、冷蔵庫の中でも温度が高めに設定された野菜室で保存しましょう。一般的に冷蔵庫の温度は冷蔵室が約2~6℃、野菜室が約3~8℃とされています。

湿度

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じゃがいもはカビや病気を防ぐために湿気が少ない風通しのよい場所で保存します。ただし、冷蔵室の中のように極端に湿気の少ない場所に長期間保管するとじゃがいも本体の水分を奪われて、シワシワになるため注意が必要です。

日光

フリー写真素材ぱくたそ

じゃがいもを保存するときは日光が当たらない場所に置きましょう。じゃがいもは日光に当たると芽がでたり皮が緑色になったりします。日光だけでなく室内灯や冷蔵庫の中の光でも芽が出る場合もあります。

エチレンガス

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休眠期を過ぎたじゃがいもはリンゴなどのエチレンガスを多く発する食品と一緒に保存すると、発芽が抑制されるといわれています。また、休眠期のじゃがいもには発芽を促す場合があるため、新じゃがとリンゴは同じ場所に保存しないように気をつけましょう。

じゃがいも保存のポイント

  • 温度:10℃前後が最適
  • 湿度:湿気が少ない場所
  • 日光:光の当たらない場所
  • エチレンガス:新じゃがとエチレンガスを発するものは一緒に保存しない

じゃがいもの保存方法

方法①1個ずつ新聞紙で包み冷暗所で保存

出典:筆者撮影

長期保存するじゃがいもは基本的に1個ずつ新聞紙で包みましょう。新聞紙で包んだものを、箱やかごなどに入れて風通しのよい冷暗所で保存します。保存中に新聞紙が湿ってきたら取り換えが必要です。

方法②まとめて新聞紙で包み冷暗所で保存

出典:筆者撮影

保存するじゃがいもの量が多い場合は、5個程度にまとめて新聞紙で包みます。その後で、箱やかごなどに入れて風通しのよい冷暗所で保存しましょう。新聞紙は湿ってきたら取り換えます。

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新聞紙の代わりに、紙袋やじゃがいも用のバッグを使っても大丈夫です。

方法③段ボール箱に入れて冷暗所で保存

出典:写真AC

大量のじゃがいもを保存するときは、段ボール箱を使いましょう。段ボール箱の底に新聞紙を敷いてその上にじゃがいもを入れます。一番上に新聞紙をかぶせて光が入らないようにして、風通しのよい冷暗所で保存します。段ボール箱は虫がつきやすいため注意しましょう。

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野菜保存専用の箱でも大丈夫です。

方法④新聞紙に包み野菜室で保存

出典:筆者撮影

じゃがいもを冷蔵庫の野菜室で保存するときは、できるだけ1個ずつ新聞紙で包み3~5個ビニール袋に入れます。ビニール袋の口は空気が入るように軽く結びましょう。量が多いときはケースなどに新聞紙を敷きじゃがいもを並べて、さらに上から新聞紙をかぶせて光が入らないように気をつけます。

ボタニ子

ボタニ子

冷蔵庫は機種により温度や湿度が少しずつ違います。約50~90%の高湿度機能の野菜室はじゃがいもの保存に向きません。

芽が出たじゃがいもは正しく下処理して食べよう!

出典:写真AC

芽が出たじゃがいもは放置しておくと、どうすることもできなくなり、最後は全部捨てるという残念な結果になります。使えるあいだに上手に工夫して食べてしまいしょう。厚めに皮をむいて芽やその周辺、芽の下を取ってしまえば大丈夫です。じゃがいもはできるだけ芽を出さないように、無理なく使える量を購入して正しく保存しましょう。

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umeko
ライター

umeko

ガーデニングと絵本と旅行好きの主婦です。私にとって花や緑は心の栄養です。

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