ホタルガ(蛍蛾)とは?幼虫や成虫には毒はあるの?駆除方法も解説!

ホタルガ(蛍蛾)とは?幼虫や成虫には毒はあるの?駆除方法も解説!

ホタルガは漢字で「蛍蛾」と書きます。蛾の仲間ですが、どんな特徴があるのでしょうか。名前にあるホタルとの関係も気になりますね。今回は、ホタルガの名前の由来や生態をご紹介しながら、毒性の有無や駆除方法についても詳しく解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ホタルガとは?
  2. 2.ホタルガに毒はある?
  3. 3.ホタルガの成虫の駆除方法
  4. 4.ホタルガの幼虫の駆除方法
  5. 5.ホタルガの予防対策
  6. 6.まとめ

ホタルガとは?

Photo by urasimaru

ホタルガ(蛍蛾)はチョウ目マダラガ科に属する蛾です。成虫は大きさ25~30mmで、羽を広げると45~60mmになります。蛾にはめずらしく昼行性で、日中に活動します。夜は外灯などに寄ってくる性質もあります。その見た目や、チョウのようにひらひらと飛ぶ様子が個性的な蛾です。

ボタニ子

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ホタルガの見た目を「かわいい」「おしゃれ」という人もいれば、「気持ち悪い」「苦手」っていう人もいるみたい。

へえ~。とにかく見た目のインパクト大ってことだね!

ボタニ子

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そんなホタルガについて、これから詳しく見ていきましょう。

ホタルガの名前の由来

Photo by treegrow

ホタルガはその名の通り「ホタル蛾」で、「ホタルのような蛾」という意味です。これはその配色に由来しています。黒い羽と赤い頭をしたホタルガは、たしかにホタルの配色と同じですね。ところで、みなさんはホタルを触ったことがありますか?ホタルは、刺激を与えると嫌なにおいを出します。においを出すことで外敵から身を守っているのです。実はホタルガも同じ特性をもっています。このことから、ホタルガはホタルを擬態しているのではないかといわれています。

ホタルガとホタルのように、同じ毒性や危険性をもつ生物が似たような外見をしていることがあります。擬態することで危険だと認識されるため、天敵に捕まりにくいという効果があります。

ホタルガの分布

ホタルガは日本全国に分布し、海外は朝鮮半島でも確認されています。生息場所はおもに平地で、マンションや住宅地に大量発生することもめずらしくありません。

ホタルガの発生時期

ホタルガの発生時期は年2回あります。幼虫は4~6月と8~9月、成虫は6~7月と8~9月です。さらに9月末頃、成虫が葉に産卵したあとは幼虫の形態で越冬します。

ホタルガとシロシタホタルガ

ホタルガとよく似た種類の蛾に、シロシタホタルガがいます。上の写真が成虫の姿ですが、本当にそっくりですよね。シロシタホタルガの「シロシタ」とは、後翅(4枚ある羽のうち、後ろの1対)が白いことに由来します。ホタルガの後翅は黒いので、まずこの点が違います。また、羽を閉じたときにできる白線の形も違います。ホタルガはV字、シロシタホタルガは直線です。さらに、この白線の位置が少し高いのがシロシタホタルガです。

ホタルガとシロシタホタルガの見分け方

  後翅の色 白線の形 白線の位置
ホタルガ 黒い V字 下部寄り
シロシタホタルガ 白い 直線 中央寄り

この写真はシロシタホタルガの幼虫です。次項にホタルガの幼虫を載せていますが、こちらはあまり似ていませんね。幼虫のえさとなるのは、ハイノキ科のサワフタギやクロミノニシゴリです。

ホタルガに毒はある?

Photo byrewind

蛾には、有名なドクガやチャドクガのように毒のある種類も多いですが、ホタルガに毒はあるのでしょうか。ここからはホタルガの毒について解説します。

幼虫に毒がある

写真はホタルガの幼虫です。黄色い体に黒い帯のようなラインが入っていて、成虫に劣らず印象的な外見ですね。ホタルガの成虫に毒はありません。しかしこの幼虫には毒があります。幼虫はいわゆる毛虫ですが、チャドクガやイラガのように毛に毒をもっているのではなく、体液に毒をもちます。触れたりして刺激を与えると臭い体液を出します。それが肌にふれると、約10時間後にその部位が赤くなりかゆみが出ます。症状は2日ほど続きます。

ホタルガの幼虫は体液に毒があります。むやみに触らないように気をつけましょう。

幼虫のえさはサカキやヒサカキ

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ホタルガの幼虫は、ツバキ科のサカキやヒサカキ、ニシキギ科のマサキなどをえさとしています。成虫はこれらの葉に卵を産みつけます。次々に生まれる幼虫は食欲旺盛で、植え込みのサカキなどをすっかり食べ尽くしてしまうこともあります。サカキやヒサカキを植えているお宅は、葉の裏まで注意深く観察しましょう。そこでもしホタルガの幼虫を発見したら、すぐに駆除することが大切です。

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