はじめに
植物の手入れをするときや洗濯を干すときなど、ベランダに出る機会が多い人もいるでしょう。そんなとき、たびたび虫が寄ってきたらうっとうしいですよね。気が滅入って、やる気をなくしてしまうかもしれません。この記事では、そんな厄介なベランダの虫除け対策を紹介します。ライフスタイルにあった方法で、虫除けしましょう。
ベランダの虫除け対策①虫が嫌う植物を植える
ハーブ
ローズゼラニウムやセンテッドゼラニウムの香りに含まれるシトロネラールは、蚊やハエなどの嫌う香り成分です。他にもローズマリーやペパーミント、カモミール、ラベンダー、ユーカリなどもおすすめです。お花を楽しみたい方はカモミールやラベンダー、ゼラニウムを、グリーンを楽しみたい方はローズマリーやペパーミント、ユーカリを植えるとよいでしょう。
手作りの虫除けスプレーやサシェ
成長したハーブで、香りを抽出して自作の虫除けスプレーや、乾燥させてから袋に詰めてサシェを作ることも可能です。虫除けスプレーやサシェは生のハーブより香りが強く、虫を寄せ付けない効果が期待できます。特にサシェは作り方も簡単で、窓際に吊るしておくだけで香りを楽しみながら部屋へ侵入する虫を防げるためおすすめです。
ボタニ子
吊るすだけなら子どもがいても使える!ハーブでの防虫ってよさそうですね
ボタ爺
そうじゃな…。しかしハーブの虫除けが向いていない人もいるぞい
ハーブに虫が発生するケースもある
蚊やハエ除けにハーブは効果がありますが、育てているハーブに発生する虫もいます。ハーブに発生するベニフキメイガは、夜に飛んできて葉に卵を産むため予防が困難です。さらにラベンダーの芳香には、ハチが寄ってきやすくなります。特定の虫に効果は期待できるものの、虫全般が苦手な人にはおすすめしません。
スパイス系の植物
唐辛子やクローブなどのスパイス系植物は、防虫に効果があります。なかでもクローブは香りが強く、ゴキブリなどの害虫が苦手とする香りを発します。ただし、クローブは樹高10mになる木で栽培には向きません。現実的には、クローブの精油を使うのがよいでしょう。クローブの精油をベランダに数滴たらすと、虫除け効果が得られます。
食虫植物
ハーブなどより食虫植物のほうが効果が高いのではないかと考える人がいます。実は、食虫植物は積極的に虫を食べるわけではありません。虫を与えなくても光合成だけで育ちます。「ベランダの虫をたまに食べてくれればいい」という気持ちで食虫植物を育てるのがよいでしょう。日当たりのよい場所を好むハエトリソウがおすすめです。
ボタニ子
ハーブや植物を使った防虫方法は、駆除するより近寄らせないってほうがメインになるんですね!クローブ気になる!
ボタ爺
そうじゃ!もともと園芸を楽しめる人や香りが好きな人向けじゃな。ほかの虫除け方法とあわせてやるとよいじゃろう!
出典:写真AC