アロマスプレーの作り方【実践編】
作り方①虫除けスプレー
手作り虫除けスプレーは、市販の虫除けスプレーをなるべく使いたくない方におすすめです。肌に直接つける場合、使う前にはパッチテストを行うと安心です。肌につけるスプレーの場合は、無水エタノールをホホバオイルなどのキャリアオイルに変えてもよいでしょう。室外に向けて使う虫よけスプレーの場合は、希釈度を2~3%に上げても問題ありません。エタノールと精製水を1:1の割合に変更すると、消毒代わりにもなります。
ボタニ子
夏のアウトドアシーンで、虫除けスプレーは大活躍するよ。小さな子どもやペットの虫除けにも使えて便利!
手順
- ガラス容器に無水エタノールを5mL入れる
- アロマ精油を10滴入れる(2種類以上入れる場合は合計で10滴)
- しっかりと精油が混ざるまでよく混ぜる
- 精製水を45mLガラスボトルに入れる
- 精油を混ぜたエタノールもガラスボトルに入れ、蓋を閉めて振り混ぜる
おすすめ精油
- シトロネラ、カプユテ、レモングラス、ペパーミント、ラベンダー
作り方②消臭(デオドラント)スプレー
デオドラントスプレーは、トイレや下駄箱、寝具などの消臭におすすめです。体臭予防用スプレーとしても使用できます。その際は希釈度1%以下にして、パッチテストをおこなってください。また、精油の種類によって色がつく場合があるため注意しましょう。
手順
- ガラス容器に無水エタノールを5mL入れる
- アロマ精油を10~20滴入れる(2種類以上入れる場合は合計で10~20滴)
- しっかりと精油が混ざるまでよく混ぜる
- 精製水を45mLガラスボトルに入れる
- 精油を混ぜたエタノールもガラスボトルに入れ、蓋を閉めて振り混ぜる
おすすめ精油
- コリアンダー、ペパーミント、ティーツリー、ベルガモット
作り方➂ルームフレグランススプレー
ルームフレグランススプレーで、部屋をリフレッシュすることも可能です。柑橘系の香りは気分をリフレッシュでき、過ごすことの多いリビングにおすすめです。ラベンダーやゼラニウム、フェンネルなどの香りは、リラックス効果が期待でき、寝室やトイレに向いています。
手順
- ガラス容器に無水エタノールを10mL入れる
- アロマ精油を20~40滴入れる(2種類以上入れる場合は合計で20~40滴)
- しっかりと精油が混ざるまでよく混ぜる
- 精製水を90mLガラスボトルに入れる
- 精油を混ぜたエタノールもガラスボトルに入れ、蓋を閉めて振り混ぜる
おすすめ精油
- オレンジ、レモン 、ラベンダー、フェンネル 、ゼラニウム
作り方④除菌スプレー
除菌スプレーは、風呂やキッチン周り、トイレなどの掃除に活躍します。エタノールを多めに入れることで、消毒効果も期待できます。空気中にスプレーするよりも、除菌したい場所に直接吹きかける使い方がおすすめです。手や指の除菌に使う場合は、エタノールの割合を減らしましょう。エタノールのために乾燥などトラブルが出る場合は、精製水の量を増やすか、使用を中止してください。
手順
- ガラス容器に無水エタノールを50mL入れる
- アロマ精油を20~50滴入れる(2種類以上入れる場合は合計で20~50滴)
- しっかりと精油が混ざるまでよく混ぜる
- 精製水を50mLガラスボトルに入れる
- 精油を混ぜたエタノールもガラスボトルに入れ、蓋を閉めて振り混ぜる
おすすめの精油
- タイム、シナモン、パチュリー、ラベンダー、ティーツリー
アロマスプレー作る際に注意すること
①ボトルは消毒が必須
ビーカーやスプレーボトルなど、使用するものはすべて使う前に消毒しておきましょう。ボトル内に雑菌が入っていると、肌につけたときなどにトラブルが生じる可能性が高まります。ボトルや容器は、無水エタノールで消毒しておくのが必須です。ガラスボトルの場合は、煮沸消毒でもよいでしょう。
②早めに使い切る
アロマスプレーは、常温で約1週間、冷蔵でも約1カ月しか保存できません。作ってから長時間立ってしまったものは、劣化してトラブルを招きます。保存期間を超えないように早めに使い切り、使いたいときはまた新しく作りましょう。
100%天然の精油を使う
使用するエッセンシャルオイルは100%天然の製品を使うのが安心です。薄められたり、不純物が混ざっているものは、安全性が低いものもあります。劣化を招く原因にもなるため、精油を選ぶときに注意したいポイントです。
アロマスプレーを生活に取り入れよう
市販の虫除けスプレーやルームフレグランスで気に入ったものがないとき、手作りアロマスプレーはうれしいアイテムといえます。市販のものとは違いシンプルな材料のみで作れるため、安心して使えるでしょう。ナチュラルなアロマ精油で、ぜひアロマスプレー作りにチャレンジしてみてください。
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出典:写真AC