ハンギングプランターの作り方！お部屋にグリーンをお洒落に飾ろう

ハンギングプランターとは、天井から吊るしたり壁にかけたりするプランターです。また、吊るして飾る手法そのものを指す場合もあります。観葉植物や多肉植物をより美しく見せるアイテム・手法として、近年人気が高まっています。

ハンギングプランターは、大きく分けて2種類あります。どちらも殺風景な天井や壁面をおしゃれに彩ります。部屋の大きさや天井の高さ、壁面の余白によって、飾ったときの印象も変わるでしょう。

壁掛け式のハンギングプランターは目の届く位置に取り付けられるため、植物の世話がしやすいというメリットがあります。また、空間の邪魔にならないのもメリットの一つです。多肉植物を寄せ植えし、まるで絵画のように楽しむのも人気があります。

天井などから吊るすハンギングプランターは、なんといってもおしゃれさが魅力です。上から吊るして飾る植物は見る人に意外性を与えます。天井の高さによっては設置に手間がかかりますが、部屋を美しくみせるためおすすめです。

ハンギングプランターで飾ってはいけないものは特にありません。しかし、頭上にある場合が多いため、落下したときに命の危険を感じられるようなものは避けたほうが安心です。まずはおすすめの植物や容器から始めてみるのはいかがでしょうか。

ハンギングプランターで飾るなら、観葉植物やエアープランツなどが適しています。観葉植物のなかでも、特につるを伸ばして成長するポトスやアイビー、垂れ下がるようなグリーンネックレスなどがおしゃれです。壁掛けのハンギングプランターなら、額縁のように多肉植物を寄せ植えするのもおすすめです。

ハンギングプランターでは、排水用の穴の開いた一般的な花鉢だけでなく、身近なものを使うことも可能です。おしゃれな陶器の鉢、空き瓶、目を引く電球など気に入ったものを使いましょう。100均で使ってみたいものを探してみるのもよいですね。

ハンギングプランターには、鉢と吊るすパーツが一体になっているものもありますが、麻などの素材で編んだ容器を入れるプラントハンガーもあります。ナチュラルな雰囲気なら麻のマクラメ編みのプラントハンガーがぴったりです。細かな鎖を編んだ、クールな素材も注目です。

壁掛けで飾れるアイテムも豊富です。額縁風に飾りたいなら写真フレームや木製の箱を使いましょう。100均で手軽に購入できるのもうれしいポイントです。また、エアプランツを着生させた流木を壁に掛けるとおしゃれな印象を与えます。

麻ひもを使って簡単なハンギングプランターを作ってみましょう。麻ひもは100均で手に入ります。初めて作る場合は、自宅にあるひも（毛糸など）で編み方を練習するとスムーズに作業に移れますよ。

• ロープ（画像は麻ひも）
• 瓶や鉢
• 輪の金具
• はさみ
• マスキングテープ
• 工作用ボンド

麻ひもを4本用意します。長さは吊るすものによって異なりますが、たくさん結び目を作ったりビーズを入れたりしてアレンジする場合は、長めに用意しましょう。画像は1m用意しました。

用意したロープ4本を束ねてまとめ、半分に折ります。特に注意点はありませんが、麻ひもをきれいに束ねておいたほうが輪の金具にくくりつけやすいです。

2つに折ったロープの折れ目の部分を丸い金具にひっかけます。金具がない場合は輪ができるよう1つに縛りまとめましょう。

ロープを4つに分けて2つずつ束ねますが、近くに並んでいるロープどうしをペアにしましょう。ここからロープを結んでいく作業です。

はじめにペアのロープを結びます。結ぶ場所は吊るすものが小さいときは間隔を小さく、大きいものは大きめにとります。画像のロープには8cmの瓶を入れるため、はじめの結び目は基点から10cmにしました。

2段目は、画像のように束になっている隣のロープどうしを結びます。画像の結び目までの長さは1段目から5cmです。

順にロープを結んでいき、2段目の両端のロープをペアにして結び輪にします。すると、平らだったロープが筒状になります。作業がしづらいときは、カーテンのフックに引っ掛けたり洗濯ばさみを用いて引っ張りながら作業したりするとよいでしょう。

吊るすものを入れて調整しながら長さをあわせて結ぶ作業を繰り返し、最後は画像のようにロープを1つに束ねて結びます。

結び目とはじめの輪に工作用ボンドを塗って固定しておくと、ハンギングプランターの落下を予防できます。

残ったロープは好みの長さにカットしたり、あえて残してロープを割いたりしてもおしゃれです。土と観葉植物などを容器に入れて、天井に吊るしてみましょう。