折り紙で咲く桜の花
春の喜びを告げる美しい桜の花を、一年のなかでも特に心待ちにしている人も多いでしょう。日本人にとってなじみ深い花の桜の、満開の美しさにはハッとするほど心を奪われますね。桜の花見に出かけるのもよいですが、折り紙で折る桜の花も風情がありますよ。桜の花は折り紙で簡単に作れるため、たくさん作って室内にも満開の桜を咲かせてみてくださいね。
折り紙で作る桜【平面】
平面の桜の作り方は手順も少なく作り方も簡単で、子どもと一緒に作るのもおすすめです。平面の桜は3月の卒園・卒業式、4月の入園・入学式の飾りつけ、部屋のディスプレイなど大量に必要なときでも、短時間でたくさん作れます。小さい折り紙で作って名札につけるのもかわいらしいですね。大きさ違いやニュアンスの違うピンク色でたくさん作って飾ってみましょう。
準備
用意するもの
- 折り紙
- ペン(書くものなら何でもOK)
- はさみ
折り紙、ペン、はさみを準備します。折り紙は大きいもの(15cm角)でも小さいもの(7.5cm角)でも構いません。ペンは、折り紙の裏に移らなければどのようなものでも大丈夫です。また、小さな子どもがはさみを使う場合は、安全のため大人と一緒に作業してくださいね。
折り方の手順
かわいらしい桜の花びらの切り方
「桜の折り紙(平面)」の折り方で、切り方を変えると違った表情になります。少し細かな作業ですが、一般的な15cm角の折り紙の大きさならば切りやすいですよ。切り方でガラリと雰囲気が変わるため、いろいろな切り方で桜を楽しんでみましょう。
桜のかわいらしい切り方①
「桜の折り紙(平面)」で仕上げたように花びらの線を描いたら、その内側にもう1本線をぐるりと囲むように描き、おしべも描きます。おしべの棒の部分は細いほうが繊細さが出て美しく仕上がります。ペンで描いた線の部分を切っていきますが、細くなるため切り離さないように気をつけてくださいね。
切り終わったら破らないよう注意して、そっと広げてみましょう。切り絵のような繊細さで、暗い色の背景に桜の形がくっきりと映えて美しいですね。同じ折り方でも全く印象の違う桜ができあがりました。
桜のかわいらしい切り方②
「こちらも桜の折り紙(平面)」の折り方まで同じです。切り方は簡単で、花びらの外側とおしべの部分を切り取るだけです。切り方①ではおしべを残しましたが、今回は切り取ってしまいます。
シンプルながらもかわいらしいデザインの桜が完成しました。中心に浮かび上がるおしべが桜らしさをよく表していて、とてもかわいらしいですね。
折り紙で作る桜【立体】
立体の桜は平面の桜よりも作業が繊細で少しだけ難しくなりますが、立体になったぶん桜の形が本格的です。立体感のある桜の花びらは陰影がついて美しく、遠くから見てもよく映えます。3月・4月の卒入学シーズンには、歓送迎会のテーブルディスプレイや首飾りなどに使っても素敵ですね。
準備
用意するもの
- 折り紙
- はさみ
- ホッチキス
- ペン
- のり
折り紙、ペン、ホッチキス、はさみ、のりを準備します。折り紙を半分に切って使用するため、あまり小さくない折り紙のほうが作りやすいでしょう。はさみは細かい部分も切るので、先が細く小さなはさみがあると切りやすいですよ。
折り方の手順
折り紙で桜を折って春を感じよう
桜の花はいつまでも見ていたいと感じられる美しさですが、開花期は短くすぐに散ってしまいます。満開の時期を見逃してしまうこともあるでしょう。折り紙の桜も本物の桜に負けず劣らず美しく、春らしさを感じられますよ。作り方も切り方も簡単なため、3月・4月にはぜひ桜を折り紙で作って楽しんでみてくださいね。
出典:筆者撮影(記事内の画像は、すべて筆者撮影です)