散水栓の種類と設置方法!立水栓と比べたときのメリット・デメリットは?

散水栓の種類と設置方法!立水栓と比べたときのメリット・デメリットは?

庭木や家庭菜園への水やり、洗車など屋外で水を使うときに活躍する「散水栓」。設置するときには場所や方法などいくつかの注意点があります。ここでは、散水栓の種類や設置するときのポイント、同じく屋外で使う「立水栓」と比較したときのメリット・デメリットをお伝えします。

記事の目次

  1. 1.散水栓とは
  2. 2.散水栓の種類
  3. 3.散水栓の設置方法
  4. 4.散水栓と立水栓との違い
  5. 5.おすすめの散水商品3選
  6. 6.まとめ

散水栓とは

出典:写真AC

散水栓とは屋外に設置する給水口の一つです。家庭用では地面より下に蛇口がある埋込型や伸縮型・壁付け型など、公共施設向けには使用用途に応じてさまざまな形の散水栓があります。

散水栓の種類

出典:写真AC

まず始めに「散水栓」の種類を説明します。散水栓には家庭用と法人用とがあり、用途や見た目も違います。違いを比較して使用目的に見合ったものを選択しましょう。

家庭用

埋込型散水栓

埋込型散水栓は、一般家庭でよく設置される散水栓です。名前の通り地面の下に蛇口が設置され、専用ボックスで囲まれています。不要なときには地面と一体化するのですっきり収納でき、使用するときにはボックスのふたを開けてホースを取り付けて使います。

移動式水栓柱

移動式水栓柱とは工事が不要で、簡単に好きな場所に蛇口を移動できる水栓です。埋込式散水栓とホースで接続することにより、立水栓として使用できます。手を洗ったり屋外で野菜を洗ったりするときなど、腰高で蛇口を使いたいときに重宝します。

伸縮散水栓

「伸縮式散水栓」は主に寒冷地で使用されている散水栓です。冬場に給水管が凍結するおそれがある地域では、普段は地面下に収納し、使いたいときにだけ腰高まで伸ばして使用することで、凍結による給水管破裂を防ぎます。

水栓コンセント

「水栓コンセント」とは、壁に直接取り付けるコンセント型の散水栓です。普段は壁内にすっきりと収まり、使いたいときには散水ホースを取り付けて使用します。外壁の補修工事も伴うため、リフォームなど少し大がかりな設置方法が必要になります。

法人用

公共施設用散水栓

出典:写真AC

公共施設用散水栓は学校のグラウンドや公園など、芝生へ散水する時や土ほこりを防ぐ目的で使います。家庭用と比較して広範囲で散水する必要があるため、散水ホースに見合った水量を確保できる専用の散水栓を設置します。

消火用散水栓

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マンションや病院などの公共施設にて、火災が発生したときに散水ホースを伸ばして使う散水栓です。写真は「補助散水栓」とも呼ばれており、消化栓と比較すると消火栓は専用配管なのに対し、消火用散水栓はスプリンクラーと同じ配管から給水するという違いがあります。

農業用散水栓

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農業施設にて、農作物に自動で水やりを行うときに使う散水栓です。農作物ごとに見合ったものや、時間や水量などを調整する機能がついているものもあります。

屋根散水用スプリンクラー

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夏場の暑い時期に、工場や倉庫など屋根のヒートアップを防止するために使う散水スプリンクラーです。打ち水と同じ原理で、水が蒸発するときに熱を奪うことによって温度を下げる効果があります。

融雪用スプリンクラー

出典:写真AC

寒冷地にて、冬場の除雪や道路の凍結を防ぐ目的で設置される散水栓です。車や歩道などでスリップしないように地下水などを使って融雪します。

ボタニ子

ボタニ子

次は散水栓の設置方法について紹介します。

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散水栓の設置方法

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