花の香りのお香を楽しもう！おすすめの商品や楽しみ方を詳しく解説！

自然界にある全ての種類の花とはいきませんが、花の香りのお香はとても種類が豊富です。どれを選べばよいか迷うなら、まずは「好きな花」の名前がついているものを選びましょう。同じ花でも香りが異なるものも多く、濃さも広がり方もさまざまです。一度に同じものをたくさん購入するのではなく、ミニパックやアソートパックなどで試してみるのもおすすめです。

花の香りのお香を選ぶ際に、ひとつの大事なポイントになるのが使用時間です。お香の基本の形として「スティック型」「コーン型」「渦巻き型」の3種類があり、それぞれ香りが続く時間が異なります。「寝る前の短時間で楽しみたい」「長く香りに包まれてリラックスしたい」「来客のために少しだけ焚きたい」など、用途にあわせて選びましょう。

スティック型はお香の中でもスタンダードな形で、名前のとおり棒状です。太さが均一なこともあり、初めから終わりまで香りの強さが安定しており、室内に均一に香りを広げます。基本的なサイズのものであれば使用時間は約30分で、ゆっくりと香りを楽しみたい方におすすめです。手で簡単に折れるため、長さを変えることで時間の調整も可能です。

コーン型は、小さな円錐状の形がかわいらしいタイプのお香です。下に火が進むにつれて燃える面が大きくなると同時に香りも強くなるため、香りの変化を楽しめます。使用時間は約10分と短めですが、短い時間で部屋に香りを広げたいときにはピッタリです。スティック型や渦巻き型よりも小さめでコンパクトに楽しめ、灰も飛び散りにくく使いやすいのも魅力です。

渦巻き型は円形で、中心に向かって渦を巻くような形をしています。火をつけてから燃え尽きるまでの時間は長く、1時間～2時間ほど楽しめます。「広い空間に香りを広げたい」「空気の出入りが多く香りが逃げやすい」「長時間香りを楽しみたい」ときにピッタリです。金属製クリップを使えば燃焼を中断でき、再度そこから楽しめるため、コスパがよく人気があります。

代表的な形のほかにも、たくさんの種類のお香があります。粉末状の香り原料を密で丸く固めた「練香（れんこう）」、さまざまな型で押し固めた「印香（いんこう）」、袋に詰め込んだ「匂袋」、紙に包んだ「文香（ふみこう）」、しおりのような紙の形をしたもの、粉末のまま体につけて楽しむ「塗香（ずこう）」などがあります。

花の香りのお香は種類に富んでおり、そのデザインも実にさまざまです。お香自体の形や色はもちろん、お香を焚く「香皿」「香炉」なども、スタイリッシュなものから愛らしいものまでラインナップが豊富です。「人は視覚で8割以上の情報を得る」といわれることもあり、デザイン選びも香りを楽しむのに大切なポイントになります。