はじめに
春先になると、鼻がムズムズしたり目のかゆみ出てきたり…花粉症をはじめするアレルギー性鼻炎の症状はつらいものですよね。家の中でも症状が治まらないという方におすすめなのが、花粉や埃を除去してくれる空気清浄機です。効果的な花粉対策をするために、おすすめの空気清浄機をご紹介します。
花粉対策に空気清浄機って効果あるの?
そもそも家の中でも花粉症やアレルギー性鼻炎の症状が出るのは、外出中の衣服や洗濯物から、室内に花粉を入れてしまっているのが一因です。そのため、花粉対策にはマスクやメガネといっしょに、部屋の中では空気清浄機を使用すると花粉対策の効果が高まります。
ほこりや花粉に効果的な空気清浄機の置き場所
空気清浄機を置く場所は、玄関や窓際の床が適切です。屋外から花粉が入る前にシャットアウトできますよ。さらに、就寝中に長時間過ごす寝室にも空気清浄機を置くと効果抜群です。アレルギーやぜんそくの原因となる、ハウスダストや埃を取ること効果も期待できます。
ほこりや花粉対策に効果的な空気清浄機の選び方
異物を集める方式を確認する
室内の空気を集め、フィルターで花粉や埃、ハウスダストを吸収するのが空気清浄機の仕組みです。異物をフィルターに集める方法の「集じん方式」には2種類あるので、それぞれの方式について説明しましょう。
ファン式空気清浄機
モーターによって扇風機のようにファンを回転させ、空気をフィルターまで吸収する仕組みがファン式の空気清浄機です。ファン式空気清浄機はデザイン性が高く、リーズナブルで手ごろに購入できるところが人気を集めています。花粉対策の効果も高いのですが、性能を保つための掃除やメンテナンスが必要です。
電気式空気清浄機
電気式は異物を静電気で収集し、フィルターでとらえる仕組みです。ファン式よりも花粉やハウスダストを吸収する性能は劣りますが、フィルターがあまり汚れないという特長があります。そのため、こまめな掃除がが面倒な方向きでしょう。電動式空気清浄機のデメリットは取り扱いが少なく、機種が選べないという点です。
適用床面積は余裕のある製品にすると効果的
部屋の広さに合った空気清浄機を購入したいなら、適用床面積の表示に注目してみてください。空気清浄機には「10畳」や「36畳対応」という表示があり、設置に適した部屋の広さがを表しています。空気清浄機の効果を十分に感じるためには、表示通りか少し広めの適用床面積の製品を選ぶといいでしょう。
より効率よく気流を循環させるなら、適用床面積が部屋の広さの倍より広いものを購入するか、一部屋に空気清浄機を2台置くのが効果的です。
加湿機能付きは注意が必要
空気清浄機の中には本来の機能とプラスして、加湿機能がついている製品も珍しくありません。花粉対策とともに、乾燥対策にもなるため大変便利ですね。ただし、加湿付きタイプは集じんフィルターに加え、水を入れるタンクなどの手入れが必要になります。空気清浄機の効果を保つため、こまめなメンテナンスを行いましょう。
掃除や手入れしやすいものを選ぶ
花粉や埃、ハウスダストが吸着するフィルターはひんぱんに掃除することになるため、メンテナンスしやすい製品がおすすめです。手入れしにくい製品では、掃除をサボりがちになってしまい、本来の効果が得られなくなります。
ボタニ子
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出典:写真AC