猫草とは?
猫草とは、名前の通り猫の草で、主に猫のお腹に溜まった毛玉を排出させるために食べさせる草のことです。育ったものがよく販売されていますが、自分で材料を集めれば安く育てることができます。この記事では、自宅で猫草を栽培できる簡単な方法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者でも大丈夫!猫草の簡単な育て方
初心者でも簡単に育てることができる、猫草の育て方を紹介します。猫草の育て方は、いくつかのコツを知っていれば、難しいものではありません。これから紹介する育て方をご覧になり、猫草の栽培にチャレンジしてみてください。
必要なもの
- 猫草の種
- 土
- 植木鉢などの容器
- 水
猫草の育て方①容器に土を入れる
まずは植木鉢などの容器に土を入れます。後から土をまた入れるので、多すぎないようにしましょう。土は一般的な野菜用の土などで大丈夫です。
猫草の育て方②猫草の種をまく
土を入れた容器に、種をまきます。きれいに並べる必要はなく、パラパラと入れて少し多いくらいで大丈夫です。もし種の中に他のと違う色のものがあったら、取り除いておきましょう。
猫草の育て方③種が隠れるくらいに土をかぶせる
種がまき終わったら、上からまた土を入れます。種から1cmくらい上まで土を入れましょう。先ほども解説しましたが、肥料を入れる必要はありません。
ボタニ子
肥料選びで悩む必要がないから、挑戦しやすいね!
猫草の育て方④水をたっぷり入れる
種と土の準備が終わったら、たっぷりと水をあげましょう。最初は土が乾燥しているので、多めに入れておくのがおすすめです。あとは種から発芽するのを待ちます。基本的に、だいたい3〜4日で発芽することが多いです。
猫草の育て方⑤風通しのよい場所に置く
発芽を待っている間は風通しがよく、直射日光に当たらないところに置いておきましょう。最初から日光に当てていると、種が腐ってしまうことがあります。ベランダに置いておく場合は日陰に、部屋に置いておく場合も直射日光が当たらないところに置きましょう。
猫草の育て方⑥水やりをしながら育てる
霧吹きを使ったり、コップなどを使って直接水やりをしたり、やりやすい方法で水やりをしましょう。透明の容器を使っていると、水の減り具合が分かるのでおすすめです。発芽したら、日光に当てて成長させましょう。たまに向きを変えて置いてあげるのもよいです。猫草はだいたい2週間もあれば十分な大きさに育ちます。
猫草は猫以外にも!
猫草は猫の草だと思う人もいますが、鳥やうさぎ、犬でも食べることがあります。特に鳥やうさぎは好んで食べることがあるので、飼っている人はあげてみてください。鳥には豆苗もおすすめです。
ボタ爺
猫の草でも、他の動物が食べることがあるんじゃな!
猫草の育て方のコツ
猫草を育てるときのコツを2つ紹介していきます。特に、種や猫草自体が傷みやすい夏の管理には気を付けましょう。基本的には直射日光に当てるのは避け、ある程度の明るさで、風通しのよい場所に置いておきます。
水やりを怠らない
植物を育てるときに基本となるポイントですが、水やりは怠らないようにしましょう。水やりをしなければ当然、猫草が枯れる原因になります。猫草は成長が早いですが、枯れるのも早いです。枯れた猫草はすぐに取り除き、捨ててください。
ボタニ子
猫草が枯れると、おいしく食べれないからね!
種が腐らないように注意する
猫の草の栽培で1番気を付けたいのは、夏の管理です。夏は湿度が高くなるので、種が腐ったりカビが生えたりすることがあり、猫草が枯れることに繋がるので、夏の栽培では気を付けましょう。
ボタ爺
大切なペットがお腹を壊してしまうから、気を付けるんじゃぞ。
猫草の栽培におすすめな土を紹介!
猫草の栽培が一回終わっても、土は再利用できます。園芸店の土と100均の土、どちらもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。
園芸店の土
園芸店で売っている野菜用などの培養土には、内容量が多いものがたくさんあります。プランターなどで猫草を量産したいときにおすすめです。土の安全性も高く、安心して猫草の栽培ができるでしょう。
100均(ダイソー)の土
とにかく安く済ませたい人におすすめなのが、100均のダイソーに売っている土です。土自体が軽いので、持ち帰りも楽にできます。土だけでなく植木鉢など、他のアイテムもいろいろ販売されているので、お試しで猫草を育ててみたい人はダイソーに行ってみてください。猫草の種も、ダイソーで販売されていることがあるようです。
猫に荒らされてしまうときには!
猫草を育てているとき、飼っている猫に荒らされてしまう人は少なくありません。ひっくり返され、家の中が土だらけになってしまうこともあります。そこでおすすめなのが、IKEAで売っている温室です。強度もしっかりしているので、安心して栽培することができます。温室があれば、寒い冬でも安心して育てられるでしょう。
再利用!猫草の栽培におすすめな容器3選!
猫草を量産したいときや本格的に育てたいときは、プランターなどの植木鉢を使うとよいでしょう。しかし、ベランダが狭い、室内にあまりスペースがないということも少なくありません。省スペースで栽培したい人や、お試しで育ててみたい人におすすめな容器を3つ紹介していきます。
おすすめの容器①タッパー
猫草の栽培におすすめな容器の1つめは、タッパーです。タッパーなら比較的、家にある人が多いのではないでしょうか。いらないタッパーがあれば、捨てる前に再利用することで節約になります。栽培をやめたら捨てればよいので、一度家の中に使っていないタッパーがないか、探してみてください。
おすすめの容器②ペットボトル
おすすめな容器の2つめは、ペットボトルです。ペットボトルも捨てる前に再利用できます。ペットボトルは一番手に入りやすいのでおすすめです。500mlや2Lなど、サイズも大・小あるので栽培するスペースに合わせて選べます。ペットボトルを使うときは、切ったときの切り口が危ないので、テープなどを貼りましょう。見た目をすっきりさせたい場合は、中温に設定したアイロンで熱を加えるとよいです。
ボタニ子
アイロンは優しく当てるとうまくいくよ!
おすすめの容器③ビン
ビンは、タッパーやペットボトルよりも重量があり、形や大きさもさまざまなのでおすすめです。100均でもおしゃれなビンが販売されているので、チェックしてみてください。
おすすめの容器④マグカップ
画像のように、マグカップだと写真映えして、とてもかわいいことが分かります。小さい容器でかわいく栽培したい人には、マグカップがおすすめです。
猫草を簡単に栽培できる「栽培キット」
全て自分で揃えて栽培するのもよいですが、手軽さを重視するなら、猫草の栽培キットがおすすめです。猫草を初めて栽培するとき、猫が食べるか心配なときは、一度栽培キットで育ててみてはいかがでしょうか。栽培キットのメリットとデメリットを紹介していきます。
栽培キットのメリット
栽培キットのおすすめなところは、やはり手軽に栽培を始められるところです。箱のまま育てるものや、容器がセットになっているもの、買い足し用に種と土だけがセットになっているものなどもあります。
栽培キットのデメリット
手軽に栽培できる栽培キットですが、少々コスパが悪いという意見もあります。全てセットになっていますが、容器をペットボトルなどにすれば、もっと安く揃えられることがあるからです。元々ガーデニングなどが趣味の人であれば、種を買うだけで簡単に栽培できるでしょう。
無印の猫草栽培セットが人気!
手軽さ、安全性、コスパ、どれも兼ね備えているものが無印良品で販売されている「猫草栽培セット」です。2セット入っていて190円なので、とてもコスパがよいと人気があります。栽培が終わったらそのまま可燃ゴミとして捨てられるので、栽培キットの中では一番おすすめな商品です。
ボタニ子
捨て方を気にしなくていいから、人気なんだね!
ペットの健康のために猫草を栽培しよう!
いくつかのコツを押さえておけば、猫草を簡単に栽培できます。さらに、複数の容器で栽培すれば、常に猫草がある状態を維持できるようになるでしょう。猫だけでなく、飼っているペットの健康のために、猫草の栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。
出典:写真AC