カニサボテンとは?特徴や育て方を紹介!気になる挿し木での増やし方は?

カニサボテンとは?特徴や育て方を紹介!気になる挿し木での増やし方は?

カニサボテンをご存知ですか?名前のとおり葉がカニの爪のような形をしており、一般的なサボテンとは違い、半耐寒性のある多肉植物です。育て方にはコツがありますが、挿し木でも増やせるため、チャレンジする価値がありますよ。今回はカニサボテンの特徴と育て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.カニサボテンとは?
  2. 2.カニサボテンの育て方
  3. 3.カニサボテンの増やし方
  4. 4.まとめ

カニサボテンの育て方

育て方①用土と置き場所

季節によって置き場所を変えよう

カニサボテンの栽培には水はけと通気性のよい土を使いましょう。サボテン用の培養土などがおすすめです。カニサボテンは他の種類のサボテンと異なり、暑さに弱いため、夏場は風通しのよい日陰が置き場所に向いています。冬場は-5℃くらいまで寒さに耐えますが、暖かい室内でお手入れするとよいでしょう。

環境の変化を避けよう

カニサボテンは環境の変化に弱く、置き場所が変わるとそれだけでつぼみが落ちることがあります。買ってきたばかりのカニサボテンがしばらくするとつぼみを落としてしまうこともあるのです。つぼみや花が落ちたからと慌てて置き場所を変えるのではなく、まずは少し様子を見ましょう。環境に慣れたらまた新たにつぼみや花をつけることがあります。

育て方②肥料と水の与え方

肥料は4月~6月に与える

カニサボテンは多肉植物で、水をためこむ性質があります。水の与えすぎは根腐れを起こし、枯れる原因になるため、乾燥気味に管理しましょう。夏は1週間~10日を目安に一度水やりします。冬は表土が乾いてからさらに数日待って水を与えましょう。剪定後約10日~2週間程度は水やりしません。肥料を与える場合は4月~6月の間に与えます。

大事にしすぎて水を与えすぎ、根腐れさせて枯らしてしまう…サボテンを育てているとやってしまいがちですね。水やりは大事なお手入れポイントです!

育て方③剪定(葉摘み・芽摘み)

剪定は春と秋の年2回

カニサボテンの剪定は春を「葉摘み」、秋を「芽摘み」と呼びます。葉摘みは簡単で、葉っぱの上から2節~3節目をつまんでひねって摘みとるだけです。気温が10℃以上の日に行いましょう。芽摘みは、小さな新芽や葉っぱ、茎を摘みとります。成熟した葉っぱだけを残すことで、花芽がつきやすくなります。芽摘みは9月下旬~10月頃が適期です。

剪定は大事なお手入れポイントです。花芽を増やし、株の成長を促します。

育て方④植え付けと植え替え

適期は4月

植え付け・植え替えともに適期は4月です。植え替えると根詰まりを予防し、株の成長を促します。1年~2年に一度を目安に行うとよいでしょう。植え替えの際には、一回り大きめの鉢と新たにサボテン用の培養土を用意します。植え替えの手順は次のとおりです。

植え替えの手順

  1. 新しい鉢の1/3くらいまで培養土を入れます。
  2. 株を根鉢ごと取り出し、古い土を優しく手で落とします。
  3. 傷んだ根があればカットします。
  4. 新しい鉢の中央に株を置き、まわりに培養土を入れ、平らにならします。

育て方⑤気をつけたい害虫

ナメクジの食害に注意

カニサボテンは病気・害虫ともに特に大きな心配はないのですが、梅雨時など湿度の高い日が続くとナメクジが発生し、カニサボテンの新芽が食べられてしまうことがあります。見つけ次第駆除しましょう。またケムシやヨトウムシもナメクジ同様に新芽を食べるため、あわせて注意が必要です。

カニサボテンのお手入れポイント~おさらい~

  • 用土:水はけと通気性のよい土を使います。
  • 置き場所:夏は日陰で、冬は暖かい室内で管理します。急な環境の変化に弱いため、置き場所をころころ変えるのは避けましょう。
  • 水やり:夏は1週間から10日に一度を目安に水やりし、冬は乾燥してからさらに数日待ってから与えます。過湿は根腐れの原因になるので注意しましょう。
  • 肥料:4月~6月の間に与えます。
  • 剪定:春と秋の年2回、気温が10℃以上の日に行いましょう。剪定後10日~2週間は水やりを控えます。
  • 植え替え:適期は4月です。1年~2年に一度が目安です。
  • 害虫:ナメクジ、ヨトウムシ、ケムシによる食害に注意します。日々のお手入れでこまめにチェックし、見つけ次第駆除しましょう。

次のページではカニサボテンの増やし方をご紹介します!

次のページ

カニサボテンの増やし方

関連記事

Article Ranking