ベンケイソウ(弁慶草)とは
ベンケイソウはかわいらしいピンク色の花が密集するように咲くのが特徴で、日本で古くから親しまれている多肉植物です。種類が豊富で、約1,400種ほどのベンケイソウの種類があります。耐暑性や耐寒性が強く初心者でも簡単に育てられるのも魅力です。そんなベンケイソウの名前の由来や特徴、育て方や増やし方などをご紹介します。
基本情報
科名 | ベンケイソウ科 |
属名 | タコノアシ属 |
学名 | crassulaceae |
開花時期 | 7月〜11月 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
名前の由来
多肉植物に分類され、茎や葉など、どの部分を切っても枯れにくい強い性質をもっています。また、暑さや寒さにも強く育てやすい植物です。その特徴から「武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)」のようだと例えられ、武蔵坊弁慶から名前をとって「弁慶草(ベンケイソウ)」と名付けられました。
花言葉
ベンケイソウには「静寂」「信じて従う」「穏やかな」「機転がきく」という花言葉がついています。花が密集して咲くので華やかになりすぎるイメージがあるかもしれませんが、優しい色合いや控えめな咲き姿から「穏やかな」や「機転がきく」という花言葉がついたといわれています。
ベンケイソウ(弁慶草)の特徴
草丈は30cm〜50cmほどですが、大きく成長すると80cmを超える場合もあります。高山の砂地や岩場に自生しており、日本では北海道から中部地方にかけて広く分布している植物です。そんなベンケイソウの花や葉の特徴をご紹介します。
花
小さな花がいくつも密集して咲くのが特徴で、かわいらしいピンク色の花をたくさん咲かせます。開花時期は7月〜11月で、花が長く楽しめるのも魅力です。雄しべは10本あり、花弁は5枚で星のような見た目をしています。
葉
多肉植物のため、ぷっくりと膨らんだみずみずしい葉が特徴です。葉の大きさは3cm〜7cmほどで楕円形をしています。ロウのようなもので覆われているため、少し白っぽく見えます。中に水分を多く含んでいるので乾燥に強い植物です。
ボタニ子
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