食べられるサボテン「グラパラリーフ」とは?特徴や食べ方をご紹介!

食べられるサボテン「グラパラリーフ」とは?特徴や食べ方をご紹介!

食べられるサボテン「グラパラリーフ」についてご紹介します。グラパラリーフは高い栄養価で注目されている食用の多肉植物です。グラパラリーフとはいったいどんな植物なのか、その特徴や栄養、おすすめの食べ方などをわかりやすく解説します。

記事の目次

  1. 1.グラパラリーフとは?
  2. 2.グラパラリーフの特徴
  3. 3.グラパラリーフの栄養と効能
  4. 4.グラパラリーフの食べ方
  5. 5.グラパラリーフの保存方法
  6. 6.まとめ

グラパラリーフとは?

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グラパラリーフは「食べられるサボテン」として、美容や健康に敏感な人達から注目されつつある食用の多肉植物です。味や香りにクセがなく生のまま食べることができ、「食べるサプリメント」といわれるほど豊富な栄養素を含んでいます。この記事ではグラパラリーフの特徴や効能、おすすめの食べ方などを詳しくご紹介します。

グラパラリーフの基本情報

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学名 Graptopetalum paraguayense
分類 ベンケイソウ科グラプトペタルム属
原産地 メキシコ

グラパラリーフは正確にはサボテンではなく、グラプトペタルムというベンケイソウ科の多肉植物です。「金のなる木」やカランコエに近い仲間で、日本では観賞用の多肉植物として人気のある「朧月」という品種を食用に改良したものです。

グラパラリーフの特徴

食用のグラパラリーフは葉の部分だけをパックに入れて販売されており、見た目は肉厚のへらのような形をしています。現在は千葉や広島などの限られた地域でのみ生産されていて、流通する地域や流通量はまだまだ少ないようです。一般のスーパーで見かけることはまずないので、購入するにはインターネット通販を利用するとよいでしょう。

グラパラリーフの味

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グラパラリーフの味はよく「青りんごのような」と例えられ、「葉りんご」という別名も持っています。青りんごのような甘味があるわけではありませんが、フルーティでさわやかな酸味とシャキシャキとした食感が特徴です。そのまま食べるとかなり酸っぱく感じますが、ほかの食材と一緒に食べることで風味や食感が活かせます。

グラパラリーフの栄養と効能

グラパラリーフには美容や健康に役立つ栄養素がたっぷり含まれています。特にカルシウムとマグネシウムの含有量は、健康野菜として有名なケールに匹敵します。さらにカリウムや鉄分など20種類以上のミネラルに加え、ビタミンやアミノ酸、食物繊維も豊富で、性別や世代を問わず多くの人にさまざまな効能が期待できます。

栄養と効能①カルシウム

フリー写真素材ぱくたそ

カルシウムは丈夫な骨をつくるために欠かせない物質です。現代人はこのカルシウムが不足しがちといわれています。カルシウムを豊富に含むグラパラリーフを食べることで、骨や歯の健康維持に効果が期待できます。牛乳がちょっと苦手という方には特におすすめです。

栄養と効能②マグネシウム

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マグネシウムも現代人に不足しがちな栄養素のひとつです。マグネシウムは体の中のあらゆる細胞の活動に必要不可欠な物質で、カルシウムと一緒に摂取することでカルシウムの吸収を助ける働きをしてくれます。普段から意識して取ることがなかなか難しいマグネシウムも、グラパラリーフを食べれば手軽に補給できます。

栄養と効能③食物繊維

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グラパラリーフに含まれる食物繊維には、お腹の調子を整えてくれる働きがあります。この食物繊維も、残念ながら今の日本人には足りていないといわれています。グラパラリーフの食物繊維で体の中から元気になりましょう。食物繊維は、ビフィズス菌や乳酸菌がたくさん含まれるヨーグルトなどと一緒に食べるとさらに効果的です。

栄養と効能⑤その他

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グラパラリーフを食べると二日酔いしにくくなるといわれています。低カロリーでヘルシーなおつまみとしても、グラパラリーフはおすすめです。お新香感覚でシャキシャキとした食感を楽しんでみてください。

ボタニ子

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次はグラパラリーフの食べ方や保存方法についてご紹介します。

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グラパラリーフの食べ方

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