アデニアとはどんな多肉植物?
生態
コーデックス植物
アデニアは、トケイソウ科アデニア属で、原産地は南アフリカとボツワナです。アフリカやアジアの比較的ひろい場所に分布し、約92種類が確認されています。多肉植物として知られていて、大きさや葉のかたちはさまざまです。別名コーデックス植物とも呼ばれ、南アフリカやタンザニアでは、自生しています。
アデニアの特徴
大きな株
水分を貯蓄
アデニアの種類には、巻きひげ(ツル)を伸ばしたり、株の色や形態がきれいなものがおおく、花は黄白色の彩色をつけます。株が肥大しているため、多肉植物に分類されます。ふくらんだ部位には、水分を貯蓄しておくことができます。
アデニアの品種
園芸品種が豊富
人気な品種
アデニアの品種には、「アデニア・グラウカ」「アデニア・グロボーサ」「アデニア・スピノーサ」「アデニア・キルキー」などがあります。どの種類もアデニア属の多肉植物として国内で知られ、コーデックス植物を育てるのが初めてのかたにはおすすめの植物です。
アデニア・グラウカ
数ある種類のなかでも特に人気なのが、「アデニア・グラウカ」です。グラウカの特徴は、肥大している株が、緑と灰色のツートンカラーだということです。学名「Adenia glauca」和名は、葉の形が蝶にみえることから「幻蝶かずら」と名付けられました。
ボタニ子
アデニアの育て方
栽培
育て方
アデニアは夏場の植物で、1年を通して日光のあたる場所に置いてあげると、綺麗な花が咲きます。風通しのいいところで育ててあげると、締まった株になります。ですが日光が強すぎると日焼けをしてしまいます。なので夏場の日差しが強い日は遮光して注意しましょう。
水やり
夏場は、たくさん水やりをしてあげましょう。成長が早いので、どんどん大きくなります。秋になり気温が下がってきたら、水やりの回数を減らします。葉が落ち始めたら完全に断水し、そのまま冬が終わるのを待ちましょう。春になり芽が出た頃から少しずつ水やりを再開します。
植え替え
アデニアは、夏に強く、冬は葉を落として冬眠状態になります。なので冬眠から覚め、あたたかくなった春に植え替えをしましょう。根が伸びているようなら、大きめの鉢に植え替えして窮屈にならないようにします。肥料は、緩効性のある元肥に、水はけのいい用途を混ぜて使います。
まとめ
アデニアは、見た目が変わっているので、一見育てるのがむずかしそうですが、初心者でもわりと育てやすい植物として人気があります。花の彩色がつくのも楽しみですが、花を咲かせるまでの行程でもワクワクさせてくれるのが、人気の理由のひとつです。ぜひ一度、育ててみてくださいね。
可愛らしい見た目から「ぶんぶく茶釜」という愛称もつけられています。