十二の巻(じゅうにのまき)の育て方!株分けのコツ・水やりの仕方など!

十二の巻(じゅうにのまき)の育て方!株分けのコツ・水やりの仕方など!

多肉植物が今、人気ですが中でも「十二の巻」は初心者が比較的簡単に育てやすい植物です。十二の巻はハオルチア属の多肉植物が改良された品種です。株分けをすることで増やしていく事ができ、ポピュラーな多肉植物なので他の植物との寄せ植えにも映えるので人気があります。

記事の目次

  1. 1.十二の巻の特徴
  2. 2.十二の巻の育て方
  3. 3.十二の巻の増やし方
  4. 4.十二の巻の休眠期
  5. 5.十二の巻の花
  6. 6.寄せ植えで楽しむ
  7. 7.水栽培で楽しむ
  8. 8.まとめ

十二の巻の特徴

南アフリカのプーケ州が原産の十二の巻の特徴は、細長く先がとがった葉に独特なシマシマのゼブラ模様があるので、ハオルチアゼブラとも呼ばれます。茎はなく地面から葉が放射状に延びてきます。明るい日陰や乾燥を好むので水やりの心配がほとんどなく、耐寒・耐暑の心配より湿気や日光の管理をすれば育てやすい植物です。

概要

ジャンル 多肉植物
形態 多年草
学名 Haworthia fasciata
科名 ツルボラン科
属性 ハオルチア属
葉系 硬葉系
原産 南アフリカ

十二の巻の種類

サボテン系のハオルチアは育てやすさや、増やし方が易しいことから、愛好家などによってさまざまな品種が増えました。十二の巻の代表的な仲間の、ワイドバンド、十二の塔、十二の爪などを紹介します。

ワイドバンド

十二の巻と同じシマシマ模様ですが、白い縞の線が太く、十二の巻きと違い成長が早いのが特徴です。サイズも十二の巻より大きくなので迫力のある見た目になります。また、耐寒性はやや弱く、冬は寒風にあてないように防寒し、5℃以上を保ち管理します。

十二の塔

十二の塔(星の林)は、十二の巻に比べて葉っぱが太く短いのが特徴です。名前の通り成長すると塔のように上に伸び、背が高くなります。白線ではなく斑点状なため星のように見えるところから、星の林とも呼ばれます。

十二の爪

出典: https://item.rakuten.co.jp/vistajapan/10000318/

白線のゼブラ模様ではなく、白い斑点模様のように見えます。葉の先が爪のように内側に曲がり、赤褐色になるのが特徴です。希少性が高くハオルチアやサボテンの愛好家の中で人気の高い品種です。

十二の巻の育て方

出典: https://item.rakuten.co.jp/land-plants/10000535/

十二の巻の性質
難易度 生育期 耐寒性 耐暑性 大きさ
やや易しい 春秋型 やや弱い 普通 最大15cm

十二の巻は直射日光に弱く乾燥した環境を好みます。時期別に要点を説明します。

梅雨と秋雨の時期

雨にあたらぬよう注意です。

生育期(春:3月~5月 秋:9月~10月)

午前中だけ日当たりのよい場所で管理します。植え付け、植え替え、株分けの適期です。

夏と冬は休眠期

休眠期は水やりはほとんどしません。

  • 夏の時期は日当たりに注意。直射日光を避け日陰の場所で管理します。水不足を心配しますが、月に1度土が湿る程度にします。
  • 冬の時期は根腐れの原因の霜が降りないように注意をします。

通年でする管理

  • 水やりは最小限にします。
  • 明るい日陰、風通しの良い場所で管理をします。

植え付けと植え替えの方法

十二の巻は100円ショップでも売られていることもあり、手に入りやすい多肉植物です。購入する時はがっしりとして葉がピンと張ったものを選びましょう。生育のペースはゆっくりですが環境さえ整えてあげれば簡単に育ちます。知らぬ間に鉢が根でパンパンに張り大きくなってしまうこともあります。そうなった時は剪定する意味で植え替えをしてみましょう。
 

時期 春(3月~5月)と秋(9月~10月)
用土 赤玉土小粒(1):鹿沼土小粒(1):腐葉土(1)
肥料 緩効性化成肥料

用土

出典: https://www.amazon.co.jp/dp/B07DJ6WQMQ/ref=sr_1_7?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1EYZLCB22ZAI5&keywords=%E5%A4%9A%E8%82%89%E7%94%A8%E5%9C%9F&qid=1570406265&sprefix=%E5%A4%9A%E8%82%89%E7%94%A8%2Caps%2C286&sr=8-7

十二の巻のようなサボテンは水はけのよい土を好みます。自分で土を作る場合の配分は表をご参照ください。水はけの悪い土の場合は細かい砂利を、湿気が少ない場合はバーミキュライト(土壌改良土)を足して様子をみましょう。今は多肉を育てるのがとても人気なので、多肉専用の土(サボテン用でも可)が販売されています。あらかじめ肥料も入っているので便利です。

肥料

出典: https://www.amazon.co.jp/dp/B07B87SF31/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E5%A4%9A%E8%82%89%E7%94%A8%E8%82%A5%E6%96%99&qid=1570406525&sr=8-1

十二の巻は肥料もあまり必要がありません。作った土の場合は、春と秋が生育する時期なので生育期は観葉植物用の液肥を1か月に1回、4倍に薄めてあげるか「緩効性化成肥料」を少し与えてください。また、生育期に植え付けや剪定、挿し木のため植え替えをする時も同様です。肥料にも多肉植物用があるので便利です。

水やりの方法

出典: https://item.rakuten.co.jp/land-plants/10000535/

乾燥を好む植物なので水やりはほとんど気にしません。春と秋の生育期には土がカラカラに乾燥したらたっぷり水を与えてください。夏と冬になると生育はストップします。この時期は水やりを控え乾燥気味にさせておくことがポイントです。夏は水不足を気にするよりも、直射日光に気をつけます。水不足で枯れることはないので心配いりません。冬は耐寒を気にするよりも、土が湿って根腐れをおこさないよう注意しましょう。

病気や害虫

出典: https://item.rakuten.co.jp/tuzukiya/e25-0454/

病気や害虫の心配もあまりありません。風通しの悪い場所に置いたり、葉が密集しすぎるとカイガラムシがついてしまうことがあります。見つけたら殺虫剤で駆除するかブラシなどでこすり落とします。また、高温多湿の時期や地域は根腐れや軟腐病に注意です。十二の巻が枯れる原因は主に根腐れや軟腐病です。梅雨や秋雨の時期は苦土石灰をまいて予防しておきましょう。

病気かな?と思ったら

十二の巻が調子が悪いように感じる場合は、水やりはし過ぎていないか?日当たりは強すぎないか?また、管理している場所の環境などをチェックし場合によっては、植え替えや置き場所の変えて様子をみていきましょう。葉がプヨプヨしたり枯れることがあれば、根腐れする前に剪定し株分けや挿し木し育て直すことも可能です。

その他の手入れ

十二の巻は特に手入れは必要ありません。枯れる心配もほとんどありませんが、株が密接してくると根元の小さな葉が枯れることがあります。それが残っていると風通しが悪くなり、害虫の発生する原因にもなるので取り除いておきましょう。

十二の巻の増やし方

十二の巻の増やし方は一般的に株分けで増やします。挿し木をして増やす方法もありますが、挿し木をする場合は根元からきれいに葉をはがす必要があり、挿し木から発根、生育までに時間がとてもかかります。株分けは「剪定」の意味合いもあります。株が密集すると虫がついたり、蒸れて根腐れや軟腐病になり枯れる原因になるのでのでぜひ行いましょう。

株分けの方法

増やし方の一般的なやり方である「株分け」のタイミングは、1~2年たったころです。時期は生育期の春(3月~5月)と秋(9月~10月)です。

  1. 植え替え用の鉢と新しい土を準備します。
  2. 鉢から十二の巻を抜いたら古い土は全部落とし、白い根っこを残し、茶色い古い根も落とします。
  3. 親株の脇に出ている子株を手で根を残しながら離し株分けをします。
  4. 株分けした株を新しい土を入れた鉢に植えていきます。

挿し木(葉挿し)の方法

増やし方としてはやや難しい「挿し木(葉挿し)」のタイミングは株分けと同じ時期です。

  1. 株の下のほうの大きい葉を根元から丁寧に付け根から剥がしとります。発根させるには大事な工程です。
  2. 剥がした葉を数日から一週間かけて乾燥させます。
  3. 1ヶ月くらいすると発根し始め1cm程出てきたら、根付け用の鉢に土を用意し根の出た葉を挿します。
  4. そのあとは通常の管理をしていきます。
なかには発根せず枯れる葉も出てくるでしょう。挿し木は絶対成功するとは限りませんが、一度に沢山の十二の巻を育てる増やし方ができます。

多肉植物の剪定

十二の巻に関しては茎がなく生育がゆっくりなので、葉と葉の間隔が空いて間延びする「徒長」はあまりみられません。密集したり鉢に合わない大きさになったら、植え替えしたり剪定のため株分けします。

十二の巻の休眠期

夏と冬は十二の巻の休眠期にあたります。夏の越し方と冬の越し方に注意をして育てましょう。

夏越しの方法

真夏の日差しは大敵です。遮光し日陰のような場所で管理します。日当たりが強すぎると葉が赤褐色になります。そうなった時は日陰の場所で管理し、緑色に戻るまで様子を見ます。更に風通しを良くし、水をやるときはジョウロで土の表面が湿る程度に与えます。よく「水不足」なのかな?と勘違いし水やりをし過ぎる人がいて、悪くしてしまうことがあるので注意しましょう。

冬越しの方法

出典: https://item.rakuten.co.jp/zakkapropeller/33-01br/

耐寒については0度までは耐えることができますが、弱る可能性がありますので、5度以下にならない場所で管理をしましょう。根腐れの原因になるので、冬の水やりは基本断水か土の表面が湿る程度にします。霧吹きを使って昼間の暖かい時間帯かつ、1か月に1度の頻度でいいでしょう。外で育ててる場合は室内に入れるか防寒が必要です。

屋内で育てる時の注意

冷暖房の風が直接かからないように注意してください。自然な乾燥には強い十二の巻ですが、冷暖房による室内が乾燥では弱って枯れることがあります。もし葉がしおれてきたら霧吹きで、湿らす程度に土や葉の表面にかけてあげください。

十二の巻の花

十二の巻は、基本的に花は咲きません。不明なことが多く条件が重なった時、稀にすっと伸びた細い茎の上に小さな花を咲かせることがあります。花の形はユリのようで大きさは1cm程の小さな花です。色は白や薄いピンク色です。花の茎は30~50cm、その間に5~8輪の花を咲かせます。

花言葉

そんな十二の巻の花言葉は「小さな愛」です。このように滅多に咲くことのない十二の巻の花が、目立たないように小さく花を咲かせることから、つけられた花言葉なのかもしれません。

寄せ植えで楽しむ

インテリアとしても人気の多肉植物は、株分けをしたら他の多肉植物や観葉植物と寄せ植えをして楽しんでみるのはいかがでしょうか?小さいサボテンや軟葉系ハオルチアとの組み合わせなど、株分けする前に用意をしておくといいですね。雑貨屋さんにも可愛らしい容器はありますが、手持ちのカップや空き缶などに寄せ植えすることもできます。

寄せ植えのやりかた

多肉植物は生育期や休眠期が季節によって違い、夏型と冬型、春秋型の3タイプがあります。メインとする多肉の生長サイクルに合わせて多肉植物を選ぶのがコツです。十二の巻の育て方に近い多肉やサボテンがおすすめです。
 

春秋型の多肉植物とサボテンの性質
種類 特徴 日当たり 耐寒 耐暑
ハオルチア
(軟葉系)
育てやすさと、個性豊かな
種類が多く特に人気です。
弱い~
やや弱い
普通~
やや弱い
クラッスラ 春には小さな白い花を咲かせます。
「雪の妖精」とも呼ばれます。
やや弱い 普通
エケベリア 紅葉したり、きれいな花を
咲かせます。
普通 強い~
やや弱い
パキフィツム 丸く肉厚の葉に薄ピンク、
紫などがあり人気です。
やや弱い やや弱い
セダム 日本でも「マンネングサ」と
呼ばれ生息しています。
強い~
やや弱い
強い~
やや弱い
〇:日当たり(夏以外) △:半日陰 

共通していることは高温多湿、直射日光が苦手で、風通しの良い屋内で育てるところです。水やりの方法は十二の巻と同じです。

水栽培で楽しむ

株分けして小さかった株は水栽培で育ててみてはいかがでしょうか?インスタ映えするので他の多肉でも多くみられます。簡単な方法として、ペットボトルやドーム型の蓋が付いたプラスチックのフラッペ容器などを使います。

ペットボトルを使った水栽培のやりかた

それではやり方の手順を紹介します。

  1. 株分けした株の根元は、細かい根をカットしてしておきます。
  2. ペットボトルは、飲み口から5cm下あたりでカットします。
  3. 飲み口を逆さにして根元をさします。
  4. 希釈目安に従って水に液体肥料を入れ、切り取って残った部分のペットボトルにいれます。
  5. 3.の株を水の入った方にセットします。
  6. 水換えは週に1度はしてください。カビの原因になります。
  7. 夏場は水がぬるくならないように、冬場は水が凍ってしまわぬように要注意です。
水やりの手間はそもそもない十二の巻ですが、水栽培の場合は水の管理が重要になります。1週間ほどで白い根が出てきます。成長したらかわいいガラス瓶などに移せば、お部屋のインテリアにもぴったりです。

まとめ

  • 乾燥を好み、強い日差しを嫌います。
  • 水不足よりも水やりのしすぎに気をつけましょう。
  • 株分けをして楽しみ方を広げましょう。
ご紹介した「十二の巻」は、とがって硬い葉でゼブラ柄というかなりインパクトの強い多肉植物です。ハオルチア属は硬葉系と軟葉系に分かれ、さまざまに交配されたくさんの品種の中のひとつが「十二の巻」なのです。とても育てやすいので、多肉植物を初めて育ててみたいかたにおすすめです。

うるめ
ライター

うるめ

東京スカイツリー近くの下町在住の主婦です。下町には狭い路地が沢山あります。家の軒先で鉢植えやプランターでプチガーデニングを楽しむ人が沢山暮らしています。私もその一人です。手近なもので装飾したり季節の花々を楽しみ生活に彩りを感じています!

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