ベンケイソウ(弁慶草)とは?名前の由来など花の特徴や育て方を紹介!

ベンケイソウ(弁慶草)とは?名前の由来など花の特徴や育て方を紹介!

ベンケイソウをご存知ですか?耐暑性や耐寒性が強く育てやすいのが特徴で、日本で古くから親しまれている多肉植物です。開花時期には茎の先にピンク色の小さな花が密集して咲く姿がかわいらしく、人気があります。そんなベンケイソウの特徴や育て方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ベンケイソウ(弁慶草)とは
  2. 2.ベンケイソウ(弁慶草)の特徴
  3. 3.ベンケイソウ(弁慶草)の育て方
  4. 4.ベンケイソウ(弁慶草)の増やし方
  5. 5.ベンケイソウ(弁慶草)の病気と害虫
  6. 6.まとめ

ベンケイソウ(弁慶草)の育て方

暑さや寒さに強く、初心者でも気軽に育てられる植物です。しかし、多湿が苦手なため置き場所や用土には注意しましょう。そんなベンケイソウの育て方をご紹介します。

置き場所

日当たりと水はけのよい場所が適しています。太陽の光をたくさん浴びると健康な株に育ちますが、夏場に直射日光が強く当たると葉焼けしてしまう場合があるので注意しましょう。冬場でも耐寒性が強いので、日当たりのよい屋外で冬越し可能です。また、風通しのよい場所で育てると病気や害虫被害を予防できます。

用土

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多湿が苦手なため、通気性や水はけのよい用土で育てます。市販の多肉植物用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合には、赤玉土に少量の腐葉土を混ぜ込んだ用土を使用してください。

植え付け・植え替え

植え付けや植え替えは2月〜4月が適しています。根を痛めてしまうと修復するまでに時間がかかるので、根を傷つけないように優しく扱ってください。地植えでも鉢植えでも育てられますが、それぞれ植え方にポイントがあるので詳しくご紹介します。

地植えの場合

地植えで育てるときには、地面の土を高く盛ってから植え付けましょう。水はけをよくするためで、高植えにすると水がたまりすぎず根腐れの予防にもなります。ジメジメとした環境が苦手なので、用土だけでなく植え付け方も工夫をしましょう。

鉢植えの場合

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鉢植えで育てるときには素焼きの植木鉢を使うのがおすすめです。素焼きの植木鉢はプラスチック製の植木鉢に比べて通気性や排水性に優れており、多湿が苦手な植物を育てるのに適しています。また、根が大きく成長するので2年〜3年に1度、ひと回り大きな植木鉢へ植え替えが必要です。

水やり

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水やりをしすぎないように、やや乾燥気味に育ててください。ベンケイソウは多肉植物に分類され、水分をたっぷりと蓄えているのが特徴です。そのため土の表面が乾ききってから水やりを行い、乾燥するまでは様子をみながら育てます。冬は地上の部分が枯れ込み、休眠期に入るのであまり水やりをする必要はありません。

肥料

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耐暑性も耐寒性も強く、肥料を与えなくても十分育ちます。株を大きくしたい場合は春と秋の年に2回、置き肥を株元に少量与えてください。植え付けの用土に元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおいても構いません。

剪定

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剪定は春か秋の気候のよい季節に行います。切り戻し剪定という方法で、込み入っている部分や伸びすぎた枝を切り落としてください。また冬の季節には地上部が枯れ込み、根の部分だけになります。そのため枯れてしまった茎は剪定しておきましょう。

花後の手入れ

春や秋の剪定だけでなく、花後も剪定を行うと樹形がきれいに保てます。花が終わるとその年は花が咲かないのが特徴です。そのため花がらを摘み取るだけでなく、咲き終わった部分は茎から剪定しておきましょう。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、増やし方や病気と害虫についてご紹介します。

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ベンケイソウ(弁慶草)の増やし方

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