ハナキリンとは
ハナキリンは、唇のようにぷっくりとしたかわいらしい花を咲かせる植物です。マダガスカルが原産の多肉植物で、開花時期が3月〜11月ととても長いため、花壇の寄せ植えだけでなく鉢植えにしてインテリアとしても利用されています。そんなハナキリンの花言葉や特徴、名前の由来などをご紹介します。
ハナキリンの基本情報
科名 | トウダイグサ科 |
和名 | 花麒麟 |
英名 | Crown of thorns、Christ Plant |
別名 | キスミー・クイック |
原産地 | マダガスカル |
開花時期 | 3月〜11月 |
ハナキリンの特徴
ハナキリンは低木に分類され、茎や葉が多肉質でサボテンに似ています。開花時期には小さくてかわいらしい花を咲かせ、花色も赤色やピンク色などさまざまです。また、ハナキリンにはトゲがあり「外部からの悪いものを寄せ付けない」という意味合いから、風水としても利用されています。植え替えや剪定などの育て方については、以下の記事を参考にしてくださいね。
毒性があるので注意が必要
ハナキリンは茎や葉の部分を折ったり切ったりすると、白い乳液のような液体が出てくるのが特徴です。この液体には「ジデルペン」という有毒成分が含まれており、直接触るとかぶれてしまう恐れがあります。そのため、手入れの際には必ず手袋などを使用して、液体に触らないように注意しましょう。
ハナキリンの名前の由来
ハナキリンは「トウダイグサ科」に分類されていますが、多肉質な葉や茎をもつので咲き姿がサボテンに似ています。そんなサボテンの種類に「モクキリン」という植物があり、開花時期が長い性質と掛け合わせて「ハナキリン」と名付けられました。また、茎を長く伸ばす様子が「キリンに似ているため」という説もあります。
英名はイエス・キリストに由来している
ハナキリンには「Crown of thorns(イバラの冠)」「Christ Plant(キリストの植物)」という英名がついています。イバラの冠とは、イエス・キリストが十字架で処刑された際に、ハナキリンでできた冠を頭にのせていたためにつけられた英名です。そのため、キリストの植物とも呼ばれています。
次のページでは、花言葉や種類をご紹介します。