ギムノカリキウム属とは?緋牡丹などサボテンとしての特徴や種類を紹介

ギムノカリキウム属とは?緋牡丹などサボテンとしての特徴や種類を紹介

ギムノカリキウム属は、南米に自生するサボテンの仲間です。丈夫で育てやすく、コレクション性が高いため、昔から愛好家に人気のあるグループです。この記事では、ギムノカリキウム属のサボテンの特徴や種類、育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ギムノカリキウム属とは
  2. 2.ギムノカリキウムの代表的な種類
  3. 3.ギムノカリキウム属の育て方
  4. 4.ギムノカリキウム属の増やし方
  5. 5.まとめ

ギムノカリキウムの代表的な種類

ギムノカリキウム属のサボテンは、約70種類あります。すべての種類が流通しているわけではありませんが、そのなかから代表的な種類をご紹介します。

緋牡丹

「牡丹玉」と言うサボテンの葉緑素が全くない個体です。光合成に必要な葉緑素がなく、自力では育たず他のサボテンに接ぎ木したものが流通します。赤、黄色、ピンクと鮮やかな葉色があり、そのかわいらしさからインテリアプランツとしても人気があります。

緋牡丹錦

牡丹玉の一部に斑が入った個体を指し、斑の部分が赤色に染まる美しい種類です。緋牡丹錦は葉緑素が残っており、自力での成長が可能です。しかし直射日光が苦手で、葉緑素が少ないため成長が遅く、栽培は難しい種類といえます。春先にピンクの花を咲かせます。

フェロシオール

ギムノカリキウム属のなかでも、鋭くて太い棘を持つのが特徴です。「闘鷲玉」「猛鷲玉」と、いかにも危険そうな別名を持ち、ファンも多い種類です。もちろん、手入れのときに棘に刺さらないように注意すれば問題ありません。白色の花を咲かせます。

新天地

ギムノカリキウム属のなかでは大型で、約50cmほどに成長します。古くから定番の種類で、凸凹した球体に大きな棘をもち、大きく育った個体は非常に迫力満点です。斑入りの個体も多く流通し、薄くピンクがかった花を咲かせます。

海王丸

深い緑色の葉色で、丸く曲がった棘が特徴的な種類です。近年、流通している個体の多くは、日本国内で棘が太くなるよう改良されたものです。ほかの種類と比べて水を好むため、水やりの回数を増やし、空中湿度を高めに保つとより健康的に育てられます。

翠晃冠錦

翠晃冠の斑入り個体です。翠晃冠はもともと非常に丈夫で、斑入り個体も育てやすいです。斑の部分が赤、黄色、オレンジ、ピンクとさまざまな色に染まり、斑の入り方は個体差が激しいです。そのため、コレクション性が高く人気があります。

麗蛇丸

緑の葉色に、紫色の模様が入り、蛇のうろこのように見えることから名づけられたとされます。丈夫で育てやすい種類ですが、強い光は苦手のため注意してください。淡いピンクと緑のグラデーションがかった花を咲かせます。

ボタ爺

ボタ爺

次のページでは、育て方を見ていくぞ!

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ギムノカリキウム属の育て方

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