ギムノカリキウム属とは?緋牡丹などサボテンとしての特徴や種類を紹介

ギムノカリキウム属とは?緋牡丹などサボテンとしての特徴や種類を紹介

ギムノカリキウム属は、南米に自生するサボテンの仲間です。丈夫で育てやすく、コレクション性が高いため、昔から愛好家に人気のあるグループです。この記事では、ギムノカリキウム属のサボテンの特徴や種類、育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ギムノカリキウム属とは
  2. 2.ギムノカリキウムの代表的な種類
  3. 3.ギムノカリキウム属の育て方
  4. 4.ギムノカリキウム属の増やし方
  5. 5.まとめ

ギムノカリキウム属の育て方

サボテンの仲間は過酷な環境に自生するものが多く、水やりなどの手入れがほとんど必要ないと思われがちです。しかし、水やりを含めて適切に栽培しなければ枯れてしまいます。こちらでは、ギムノカリキウム属の育て方についてご紹介します。

育て方①用土

蒸れを嫌うため、水はけがよい用土が適しています。市販のサボテン用土を使用すると手軽に栽培を始められます。各メーカーで少しずつ配合は違いますが、基本的に水はけがよいためどれを選んでも大丈夫です。

育て方②置き場所

ギムノカリキウム属のサボテンは、他のサボテンと比べて強い光や暑さに弱いものが多いです。そのため、直射日光を避けて、明るく風通しのよいところに置いてください。屋外であれば半日陰の軒下、屋内であれば南向きの窓際が適しています。

冬の置き場所

耐寒性が弱く、冬の間は室内に取り込むか、加温したハウスで栽培する必要があります。最低5℃、できれば10℃を保てる環境が理想的です。また、室内に取り込んだ際は、窓際に置いて太陽の光をしっかりと当ててください。

育て方③日々の手入れ

ギムノカリキウム属は、それほど日々の手入は多くありません。しかし、間違った手入れでは枯れてしまうこともあるでしょう。こちらでは、健康に育てるために必要な日々の手入れをご紹介します。

水やり

Photo by sorarium

草原地帯に自生するため、他のサボテンよりも多く水やりをします。春から秋にかけては2週間に1回、冬は1月に1回の頻度で水やりをしてください。ちょろちょろと水やりをするのではなく、鉢底からたっぷりと流れ出るほどに水を与えましょう。

追肥

Photo byJing

もともと栄養分が少ない場所に自生しているため、肥料はそれほど必要としません。1カ月に一度、規定よりさらに薄めた液体肥料を、水やりを兼ねて与えてください。あまり濃度が濃いと徒長の原因となるため注意が必要です。

病害虫対策

病害虫対策として、市販のスプレー式の薬剤を定期的に散布するのがおすすめです。また、風通しが悪い場所に置いたり、水をやりすぎたりすると、病害虫の被害を受けやすくなります。適切な管理を心がけましょう。

ギムノカリキウム属の増やし方

ギムノカリキウム属のサボテンは、他のサボテンのように子吹きしません。そのため、種から育てる実生を行う必要があります。種は自家採種もできますし、インターネット上で販売されることも多いです。チャンスがあれば挑戦してみましょう。

種のまき方

鉢に市販の種まき用土か、赤玉土の細粒を入れ、あらかじめ水やりをして湿らせておきます。土の上に種が重ならないように並べたら、ラップをかけて保湿をします。その後、水を張ったタッパーなどに鉢を入れ、腰水で管理しましょう。

種まき後の管理

直射日光を避けた明るい場所で発芽を待ちます。7日~10日ほどで発芽します。ラップを外して蒸れないように注意しましょう。その後も乾燥を避けるために、朝晩霧吹きをして保湿します。本葉が展開してきたら、腰水をやめて親株と同じように管理しましょう。

植え替え

発芽から数カ月~半年ほどで1cmくらいに成長し、植え替えが可能になります。親株と同じ用土を用意し、根っこを傷めないように植え替えてください。早めに植え替えたほうが成長が早くなりますが、植え替え後に枯れるリスクも高くなってしまいます。のんびり楽しみたい方はもう少し大きくなってから植え替えても大丈夫です。

まとめ

ギムノカリキウム属のサボテンの種類と育て方をご紹介しました。派手な見た目の種類は少ないですが、種類によってそれぞれの美しさがあります。強い光が必要ないことから、室内でも育てやすく、お部屋のインテリアにも最適です。お気に入りの個体を見つけて育ててみてはいかがでしょうか。

YUJI
ライター

YUJI

多肉植物や塊根植物が大好きです。最近では無農薬での野菜作りにもはまってます!

関連記事

Article Ranking