フィンガーライムとは?育て方や味の特徴、おすすめの食べ方を紹介!

フィンガーライムとは?育て方や味の特徴、おすすめの食べ方を紹介!

フィンガーライムは近年人気が高まりつつある果物です。大きい親指のような、細いラグビーボールのような特徴的な形をしています。オーストラリア原産で、日本でも栽培する人が増えてきました。そこでフィンガーライムの特徴、育て方、おすすめの食べ方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.フィンガーライムとは
  2. 2.フィンガーライムの育て方
  3. 3.フィンガーライムの収穫の時期とタイミング
  4. 4.フィンガーライムの味と食感
  5. 5.まとめ

⑥植え替え

植え替え
Photo bylisapadgett

フィンガーライムはポットの下から根が出てきたら2~3回り大きい鉢に植え替えるとよいでしょう。2~3年に1度くらいの頻度で問題ありません。うまく成長してある程度まで大きくなったら、庭に植え替えるのが望ましいです。

⑦剪定

剪定
Photo byCarlottaSilvestrini

植え付けてから2~3年は剪定する必要はありません。もし2m以上になったら温かい時期を選んで剪定します。枯れている枝を切りましょう。実が多い場合は間引きます。数は少なくなりますが、大きいサイズになりますよ。

⑧害虫・病気

アゲハ蝶
Photo byn-k

他の柑橘類同様、アゲハ蝶の幼虫が新芽や葉を食べます。新梢が伸びる4月頃からです。防虫ネットをかけるか、注意深く観察して害虫を取り除きます。また、枯れ枝をそのままにしたり葉が混んでくると、果皮に黒い斑点ができる黒点病に感染する可能性が高くなります。不要な枝を切って採光と通風をよくすることも大切です。

⑨冬越し

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フィンガーライムは冬場、葉が枯れたようになることがあります。いきなり寒くなると、フィンガーライムの樹も冬支度を始めるのです。室内に入れて温かくすれば再生するので安心してください。もし冬眠の体制に入っても、幹が生きている限り春になれば再び芽吹きます。

フィンガーライムの収穫の時期とタイミング

フィンガーライムは果実が実るまで少し時間がかかります。2年苗の場合、最初の3年はなかなか成長を感じることができませんが、それ以降は鈴なりに実を付けます。だいたい3月頃幹に小さい花が咲き、2cmほどのさくらんぼのような丸い果実ができてきます。そこから徐々に縦長に変化していきます。開花から5ヶ月後が収穫のタイミングです。

フィンガーライムの味と食感

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フィンガーライムは実を割ると、まるで魚卵のような丸い粒が溢れ出してきます。果汁はほとんど出ません。口に入れても、あまり香りは感じられず味もしません。ところが粒を噛むと果汁がはじけ、酸味と香りが口の中に感じられます。プチプチとした新食感です。「山椒のような爽やかな香り」と表現する人もいます。

フィンガーライムのおすすめの食べ方

フィンガーライムのツブツブした果実は「ライム」ですから生食できます。 冷凍保存も可能です。香りがよいため、果汁をしぼって調味料に加えたり、ジュースやカクテルとして使うのがおすすめです。ジャムにすれば保存がきき、酸味をおさえることができます。

フィンガーライムのアレンジはさまざま

「インスタ映え」の効果もあり、多くの人がおすすめのレシピを披露しています。パスタやシーフードと相性がよく、エビと炒めたりローストビーフで巻いたり、いろいろな料理のアクセントに使うケースが多いようです。テレビなどで紹介された効果もあって、パック詰めされた果実を購入しやすくなりました。

まとめ

フィンガーライム

出典:写真AC

フィンガーライムは原産地オーストラリアではジャムにして古くから食べられていました。欧米の高級レストランでも人気が高まってきています。日本でも徐々に知名度が上がってきました。強い酸味と香り、粒があふれ出る特徴的な果実は魅力的です。この機会に栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

heybb
ライター

heybb

約30年書籍や雑誌編集及びライティング、デザインを務めたライターです。現在は果樹園を運営しており、BOTANICAで執筆することで植物の知識を深めています。

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