フィンガーライムとは?育て方や味の特徴、おすすめの食べ方を紹介!

フィンガーライムとは?育て方や味の特徴、おすすめの食べ方を紹介!

フィンガーライムは近年人気が高まりつつある果物です。大きい親指のような、細いラグビーボールのような特徴的な形をしています。オーストラリア原産で、日本でも栽培する人が増えてきました。そこでフィンガーライムの特徴、育て方、おすすめの食べ方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.フィンガーライムとは
  2. 2.フィンガーライムの育て方
  3. 3.フィンガーライムの収穫の時期とタイミング
  4. 4.フィンガーライムの味と食感
  5. 5.まとめ

フィンガーライムの育て方

フィンガーライム苗木

3号ポットに入った2年生の苗木です。枝の長さは約6cmです。種類にもよりますが、苗木は左のグリーンの果実に比べピンク(右)がやや大きめです。
出典:筆者撮影

一番簡単なのは苗木を購入して植える方法です。いろいろな種類やサイズが販売されています。比較的安価な苗木は2年生の苗です。3号ポット(直径9cm×高さ8cm程度)に入っており、苗木の高さは6~7cm、だいたい人差し指くらいの長さです。

①苗木の植え付け

苗木は、当たり前ですが樹齢が長いほど大きく、値段も高くなります。ただ大きいほど育てやすく早く収穫できるため、ご自身の状況にあわせて選ぶとよいでしょう。植える場所は、庭か鉢か、気候やスペース、管理のしやすさなどを考慮して決めます。

地植え(庭植え)

土植え
Photo byterimakasih0

植える場所は半日陰(半日日が当たり、半日日陰になる)が望ましいです。土壌をよく耕してしっかり転地返しをします。土がしまって固い場合は培養土を混ぜます。水はけが悪い土壌はあまり向いていません。どうしてもそのような場所しかないときは、畝(うね)を立てるか溝を掘って排水をよくします。斜面でも大丈夫です。

鉢植え

鉢を置く場所も地植え同様、半日陰がよいでしょう。排水のよい配合培養土を使用します。苗木の大きさにもよりますが、ポットから7号(直径20cm以上、高さ30cm以上)くらいの大きい鉢に植え替えるとよいでしょう。

②植える時期

ポット苗を植え付ける場合は、基本的に年中可能です。できるだけ根鉢を崩さないようにして植えます。比較的寒さに弱いため、厳冬期は温かくして育てる必要があります。 原産地の気候を参考に考えるとよいでしょう。

③育てる場所・土・温度

水はけのよい土
Photo byStockSnap

フィンガーライムは弱酸性で水はけのよい土を好みます。また、半日陰といっても日光が不足すると実のつきが悪くなります。しかし、強い日差しは嫌います。耐寒性は-5℃で5日間程度なら大丈夫とされていますが、寒さには要注意です。温暖地は地植えでもよいですが、それ以外の地域は鉢植えで管理するほうが成功率が高くなります。

強風に注意

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フィンガーライムの樹にはトゲがあり、強い風が吹くとフィンガーライムの果実に傷がついてしまいます。風が当たらない場所に植えるか、生け垣などで風避けを作るのが望ましいです。

④水やり

水やり
Photo by sorarium

フィンガーライムは品種にもよりますが、乾燥には比較的強いです。とはいえ夏場はカラカラに乾燥してしまわないよう注意しましょう。表面の土が白く乾いたり、葉の勢いがなくなってきたら、たっぷり水を与えましょう。

⑤肥料

肥料
Photo by salchuiwt

フィンガーライムは成長期に入る5~9月頃に肥料を与えます。骨粉入りの油かすなどを少なめに、目安は1株につき大さじ2杯くらいです。一般的な柑橘類の約30%程度の量です。肥料を与えてはいけない時期は、花が咲いてから実が1cm以上になるまでの間です。栄養過多は落果の原因になります。環境が厳しいほど子孫を残すために実を付けようとします。

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フィンガーライムの収穫の時期とタイミング

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