リキダスの有効成分と働き
アミノ酸
リキダスの有効成分アミノ酸は植物の成長に効果があるだけでなく、土の中の微生物に働きかけて土壌を活性化します。家庭菜園や花壇など、一度植物を植えた後の土は栄養素が乏しくバランスが乱れがちです。植え付けのときにリキダスを与えることで、アミノ酸が土質をよくして根の環境を整える働きがあります。
フルボ酸
リキダスの有効成分フルボ酸は森林や土壌に存在する有機酸で、腐食酸のひとつです。化学的に作ることのできないフルボ酸には、キレート作用があります。キレート作用の効果をわかりやすく例えると、栄養を運ぶ「乗り物」のようなものです。フルボ酸がカルシウムやミネラルなどの有効成分を、必要なところに運び届ける働きがあります。
コリン
リキダスの有効成分コリンはビタミンB軍のひとつで、浸透移行性が高いのが特徴です。植物に吸収されたコリンは葉や茎にすばやく行き渡り、光合成を促進します。リキダスに配合されたコリンなどの有効成分は相乗効果によって、植物の成長を助けて元気を引き出す働きがあります。
カルシウムなどのミネラル
リキダスに含まれているミネラルには、カルシウム・鉄・銅・亜鉛・モリブデンなどがあります。ミネラルの中でも特にカルシウムは大切な働きがあります。野菜のカルシウム欠乏症で引き起こされる現象はトマトやピーマンの尻腐れ病、キャベツやレタスの芯腐れです。ミネラルには葉の色ツヤをよくしたり、新芽の付きをよくしたりする働きがあります。
リキダスの効果的な使い方
植物の元気を引き出す活力液リキダスの、より効果的な使い方は植物の肥料と組み合わせて使うことです。特におすすめしたいのが、持続性のある固形肥料と、浸透力と即効性の高いリキダスの組み合わせになります。この2つの組み合わせは、植物に必要な栄養バランスがよくなり、さらに浸透力があって効果が高まるからです。
活力液を使うタイミング
リキダスを使うのは、軽く水やりをした後の土が湿っている状態が最適です。使うタイミングは、1週間〜10日に1度をおすすめします。活力液を使う時期は、植物の成長期が始まる春から秋までで、定植時や剪定時の他に草花の夏バテ対策にもぴったりです。吸収のよいリキダスは、葉面散布(ジョーロや霧吹きで葉や茎にかける)も効果があります。
おすすめの希釈倍率
野菜や草花の苗の定植後 | 1000倍 |
野菜や草花の生育期 | 100倍 |
野菜や草花の葉面散布 | 200倍 |
観葉植物、鉢花の生育期 | 200倍 |
バラ、洋ランの生育期 | 200倍 |
観葉植物、洋ランの葉面散布 | 500倍 |
観葉植物、鉢花の植え付け後や植え替え後 | 1000倍 |
サボテン、多肉植物、盆栽の生育期 | 1000倍 |
チランジアのミスティング(霧吹き) | 500倍 |
チランジアのソーキング(水に浸ける) | 1000倍 |
出典:Unsplash