夏に植える野菜10選【➅~⑩】
⑥モロヘイヤ
モロヘイヤは夏野菜の代表的な葉野菜です。モロヘイヤとはアラビア語で「王家のもの」という意味があり、古代エジプトの王様が病気のときに、このモロヘイヤのスープで回復したことが由来といわれています。そんなモロヘイヤは家庭菜園にも向いている野菜です。ベランダでもプランターで簡単に育てられるため試してみませんか?
基本情報
分類 | シナノキ科 |
発芽地温 | 20~28℃ |
生育適温 | 25~30℃ |
土壌酸度 | 弱酸性 |
種まき適期 | 4~6月 |
特徴
モロヘイヤは種まきでも育てられますが、生育が遅いという特徴があります。苗を購入してきて植え付けるほうがよいでしょう。苗の植え付け適期は5月中旬~7月です。病害虫にも強くて長い期間収穫できます。秋になると黄色い花を咲かせ、鞘(さや)を付けるようになります。この鞘と種には毒素が含まれるため、誤って口にしないよう注意してください。
⑦オクラ
オクラは夏の食卓で大活躍する定番野菜の1つです。そんなオクラも栽培が簡単な家庭菜園向きの野菜といえます。オクラは日当たりさえ確保すればベランダのプランターでも栽培可能です。野菜づくりは初めてという方は、オクラから始めてみてはいかがでしょうか?
基本情報
分類 | アオイ科 |
発芽地温 | 25~30℃ |
生育適温 | 20~30℃ |
土壌酸度 | 弱酸性 |
種まき適期 | 4~5月 |
特徴
オクラは種まきからでも育てられますが、家庭菜園初心者という方はポット苗を購入して育てるほうが手間がかかりません。オクラを何株育てるか決めてから、種にするか苗にするかを決めてもよいでしょう。耐暑性が高くて強い日差しを好み、乾燥や多湿、病害虫にも強く育てやすい野菜です。収穫量をコントロールできるため、プランター栽培にもおすすめです。
⑧チンゲン菜
チンゲン菜は油との相性もよく、シャキッとした食感が人気の夏野菜です。そんなチンゲン菜も家庭菜園で簡単に育てられます。ベランダのプランター菜園でも収穫できるチンゲン菜を育ててみませんか?
基本情報
分類 | アブラナ科 |
発芽地温 | 20~25℃ |
生育適温 | 20℃前後 |
土壌酸度 | 弱酸性~中性 |
種まき適期 | 3月~10月上旬 |
特徴
チンゲン菜は比較的暑さにも強いですが、本来は冷涼な気候を好みます。種まきは春と夏におこない、春まきの苗は4月~6月上旬、夏まきの苗は8月中旬~10月中旬に植え付けるとよいでしょう。日当たりのよい場所ならベランダのプランター栽培も簡単で、ミニサイズのミニチンゲン菜も人気です。
⑨葉ネギ
葉ネギは葉の青い部分を食べるネギの総称です。代表的なものにアサツキや九条ネギなどがありますが、太く大きくなるネギもあります。品種が多いため、先にどんな料理で使うかを考えてから育て始めるのがおすすめです。
基本情報
分類 | ユリ科 |
発芽地温 | 20℃前後 |
生育適温 | 20℃前後 |
土壌酸度 | 弱酸性~中性 |
種まき適期 | 周年 |
特徴
葉ネギは主に関西で人気の品種です。葉ネギは耐暑性・耐寒性を兼ね備えていることから、1年を通じて栽培できる強みがあります。多湿には若干弱いですが、病害虫に強いことから初心者でも簡単に育てられるおすすめの野菜です。薬味としても優秀なため、夏の胃腸が弱る時期に栽培するのにぴったりといえるでしょう。
⑩落花生
一見難しそうな落花生も、コツさえわかれば初心者でも簡単に育てられる野菜の1つです。しかもプランターでも栽培可能です。ベランダ菜園で収穫の感動を味わえるおすすめの野菜です。
基本情報
分類 | マメ科 |
発芽地温 | 20℃前後 |
生育適温 | 15~25℃ |
土壌酸度 | 中酸性~弱酸性 |
種まき適期 | 4月下旬~6月上旬 |
特徴
落花生は花が落ちた後から地中にツルが伸び、地面の中に鞘ができて実が生ることから「落花生」の名が付きました。種まきから収穫まで約5か月かかりますが、病害虫に比較的強いことから栽培は容易といえます。小さくて黄色い花は鑑賞用にもなり、楽しみ方の多い野菜です。収穫直後の実は、茹でるだけでいつもと違う甘みを楽しめます。
まとめ
夏は家庭菜園でさまざまな野菜を育てられる時期です。マンション暮らしでも日差しがあればプランターでいろいろな野菜を育てられます。自家栽培の野菜で作った料理はまた格別です。夏野菜を育ててその感動を味わってみてください。
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出典:写真AC