9月に植える・植えられる野菜6選!夏の終りに植え始めるべき野菜は?

9月に植える・植えられる野菜6選!夏の終りに植え始めるべき野菜は?

暑さがやわらぐ9月は葉物野菜や秋冬野菜など、植える野菜が増えてきます。9月以降は害虫の被害も減るので、初心者の方が家庭菜園をスタートするにもおすすめの季節です。植える野菜はプランターで育てられるも多いので、ぜひ家庭菜園にチャレンジしてください。

記事の目次

  1. 1.9月に植える・植えられる野菜について
  2. 2.9月に植える・植えられる野菜①ブロッコリー
  3. 3.9月に植える・植えられる野菜②キャベツ
  4. 4.9月に植える・植えられる野菜③ほうれん草
  5. 5.9月に植える・植えられる野菜④コウタイサイ
  6. 6.9月に植える・植えられる野菜⑤リーフレタス
  7. 7.9月に植える・植えられる野菜⑥ダイコン
  8. 8.まとめ

9月に植える・植えられる野菜について

植え付け適期を逃さない

出典:写真AC

春に植える野菜は、植え付け後に徐々に暖かくなるので、植え付ける時期が多少遅れても挽回できます。しかし9月に植える野菜の多くは、秋の涼しい時期に成長し、寒くなるにつれて徐々に成長スピードが落ちてしまいます。植え付けの適期を逃すと十分に成長せずに冬を迎えてしまうので、植え付け適期を逃さないでください。

害虫対策をする

9月は害虫の被害が減ってきますが、まだまだ活動する時期です。特にアブラナ科の野菜を育てる場合は、防虫ネットをかけるなどの対策をしましょう。害虫は寒くなるにつれて徐々に減っていきますので、最初にしっかりと対策をしておけば被害を防げます。

秋雨対策をする

9~10月頃は、秋雨前線による長雨が降る可能性があります。雨が長く降り続くと、土中が常に湿って病気の発生や、害虫被害も多くなります。そのため排水がよくなるように畝を立てたり、マルチを張ったりして雨対策を施しましょう。

9月に植える・植えられる野菜①ブロッコリー

ブロッコリーはアブラナ科の野菜で、花蕾とよばれる部分を食用とします。スーパーでよく見かけるのは先端の頂花蕾とよばれる部分ですが、家庭菜園では頂花蕾を収穫した後も栽培しつづけ、脇芽が伸びた側花蕾も収穫するのがおすすめです。種をまくのは7~8月で、9月頃に苗を植え付け、10月の終わりから収獲が始まります。

科目 アブラナ科
連作障害 あり(1~2年あける)
発芽適温 20~25℃
生育適温 15~20℃
適正土壌酸度 pH6.0~6.5
植え付けの間隔 45cm

ブロッコリーの栽培カレンダー
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
植え付け
防虫ネット
追肥
収穫

育て方のコツや注意点

品種選び

ブロッコリーには大きく分けて2つのタイプがあります。1つ目は側花蕾が出にくいタイプで頂花蕾が大きく成長しますが、その後の側花蕾の収穫は楽しめません。もう1つは側花蕾が出やすいタイプで頂花蕾がやや小ぶりですが、その後側花蕾がどんどんと出てきて冬中収穫できます。好みにあわせて品種を選んでください。

防虫ネットを張る

ブロッコリーはアオムシやヨトウムシの被害にあいやすいので、育苗中から収穫まで防虫ネットを張って対策をしましょう。また、チョウが嫌がるレタスを混植すると忌避効果でアオムシの被害を防げます。

プランターでの簡単な育て方

ブロッコリーをプランター栽培する場合は、縦横ともに30cm以上の大きなプランターを用意しましょう。育苗は必要なく、プランターに直接種をまいてそのまま育てられるので、初心者の方にもおすすめです。種をまいたら収穫まで防虫ネットを張ってしまえば、害虫の被害はほとんどありません。

9月に植える・植えられる野菜②キャベツ

キャベツは冷涼な気候を好む野菜で、秋が一番育てやすい時期です。7~8月頃に種をまいて9月頃に苗の植え付けをして育てましょう。栽培は比較的簡単なので、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。サラダや付け合わせはもちろん、スープや炒め物などさまざまな料理に利用できます。

科目 アブラナ科
連作障害 あり(1~2年あける)
発芽適温 15~30℃
生育適温 15~20℃
適正土壌酸度 pH6.0~6.5
植え付けの間隔 35~60cm

キャベツの栽培カレンダー
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
植え付け
防虫ネット
追肥
収穫

育て方のコツや注意点

株間の調整

キャベツの苗の植え付け間隔は50cmが一般的ですが、品種や好みにあわせて調整しましょう。株間を狭くすると小さな球になりますし、広くすれば大きな球になります。株間を広げて大玉に育てるのもよいですが、小さな球の方が1度で食べきりやすい場合もあるので調整してみてください。

こまめな追肥

キャベツは収穫までの期間が長く、肥料の要求度が高い野菜です。元肥はやや多めに施し、追肥も生育にあわせて3回施しましょう。具体的には本葉が10枚くらいの頃に1回目、それから約20日後に2回目、結球し始めたころに3回目の追肥をします。肥料が不足すると、結球せずに育ってしまうので注意しましょう。

プランターでの簡単な育て方

キャベツをプランターで育てる場合は育苗をせず、直接種まきして育てましょう。キャベツの天敵であるアオムシも、プランターごと防虫ネットでおおってしまえば簡単に防げます。また、プランターでは育てられる数が限られるので、ミニ品種を選ぶと1つのプランターで多く育てられおすすめです。

9月に植える・植えられる野菜③ほうれん草

ほうれん草は、家庭菜園で育てられる葉物野菜の代表格です。近年では品種改良がおこなわれ1年中育てられますが、一番おいしいのは秋にまいて冬に収穫するほうれん草です。秋に種をまくと、冬の寒さにさらされとても甘いほうれん草に育ちます。プランターでも手軽に育てられるので、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。

科目 アカザ科
連作障害 あり(1年あける)
発芽適温 15~20℃
生育適温 15~20℃
適正土壌酸度 pH6.3~7.1
種まきの間隔 2~3cm

ほうれん草の栽培カレンダー
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
追肥
収穫

育て方のコツや注意点

土壌調整をしっかりと

ほうれん草は酸性の土壌を嫌い、ほかの野菜よりも土壌調整が重要になります。可能であれば畑の土壌の酸度を計測し、pHにあわせて石灰をまいて酸度調整しましょう。酸度調整さえしっかりとできていれば、家庭菜園の中でも特に容易に育てられます。

防寒対策をする

ほうれん草は寒さに当たることで甘味が増しますが、厳冬期にそのまま育てると葉先に冷害が起きることがあります。そのため、不織布をべたがけするかビニールトンネルをかけて防寒対策をするといいでしょう。収穫の数日前から防寒資材を外して寒さに当てると、甘味が増しておいしいほうれん草が収穫できます。

プランターでの簡単な育て方

ほうれん草は小さなプランターでも育てられるので、ベランダなど省スペースの場所でも栽培可能です。一度に種をまいてしまうと一気に収穫期がきてしまうので、複数のプランターを用意して、時期を少しずつずらして種をまくのがおすすめです。防寒対策として、不織布やビニールトンネルをかけてもいいですが、寒い日だけ室内に取り込む方法もあります。

9月に植える・植えられる野菜④コウタイサイ

コウタイサイは菜花の仲間で、とう立ちさせて蕾と茎、葉を食べる中国野菜です。8~9月に種をまいて、10~翌春の4月頃間で収穫できます。コウタイサイは、一度収穫してもしばらくすると脇芽が伸びて何度も収穫できるので、栽培場所が限られる家庭菜園におすすめの野菜です。

科目 アブラナ科
連作障害 あり(1年はあける)
発芽適温 15~20℃
生育適温 10~20℃
適正土壌酸度 pH5.0~6.2
種まき 20~40cm

コウタイサイの栽培カレンダー
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
防虫ネット
追肥
収穫

育て方のコツや注意点

肥料を切らさない

コウタイサイは収穫期間が非常に長い野菜です。より長く収穫するために、肥料を切らさないようにしましょう。2回目の間引きが終わった頃から、月に1回化成肥料を1㎡あたり50gほどを追肥します。また2週間に1回500倍~1000倍に薄めた液体肥料を、水やりを兼ねて与えるのも効果的です。

収穫の仕方

コウタイサイを収穫するときは株ごと抜き取るのではなく、先端の蕾から20cm前後のところで折り取ります。手でつまんで軽い力で折れる場所で収穫してください。それより下の部分は硬く、食用に向きません。また下葉を3~4枚残すことで脇芽も残り、長期間収穫が可能になります。

プランターでの簡単な育て方

コウタイサイは葉物野菜の中では背丈も大きくなるので、なるべく大きなプランターを用意してください。間引いた小さな苗は、小松菜などと同じように葉物野菜として食べられます。種を多めにまいて間引き菜も収穫すると、場所が限られたプランターでもより多く収穫できます。また用土が少なく保水量も少ないので、こまめに水やりをするのがポイントです。

9月に植える・植えられる野菜⑤リーフレタス

リーフレタスは病害虫に強く、家庭菜園初心者の方でも簡単に育てられる野菜です。1年中栽培できますが、暑さには弱いので秋以降に育てるのがおすすめです。リーフレタスは外葉をかき取って収穫すれば新しい葉が生えて何度も収穫できます。必要なときに少しずつ収穫できるので、家庭菜園で栽培すれば何かと重宝するでしょう。成長が早いので、9月に植え付けて10月には収穫が始められます。

科目 キク科
連作障害 あり(2~3年あける)
発芽適温 15~20℃
生育適温 15~20℃
適正土壌酸度 pH6.0~7.0
種まき/植え付けの間隔 1~2cm/25cm

リーフレタスの栽培カレンダー
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
植え付け
追肥
収穫

育て方のコツや注意点

品種選び

リーフレタスの仲間には、たくさんの品種があります。葉の縮れ具合や、結球する度合い、葉の色や背丈の伸び具合など非常にバラエティに富んでいます。一種類を育てるだけでもいいですが、いろいろな種類を育てるとサラダの彩りなど、料理の見た目がよくなるのでおすすめです。お好みの品種を選んで育ててみてください。

種のまき方

リーフレタスの種は光発芽種子といって、発芽に光が必要です。そのため種をまいた後は、ごく薄く土をかけるようにしてください。ほかの野菜のように厚く土をかけてしまうと、いつまでたっても発芽しません。

プランターでの簡単な育て方

リーフレタスは、1株であれば小さなプランターでも育てられます。育てる数にあわせてプランターの大きさを調整してください。スペースの限られるプランターでは、繰り返し収穫できるかきとり収穫が向いています。収穫のたびに少しずつ追肥をすると肥料切れも起こさず長く収穫できます。

9月に植える・植えられる野菜⑥ダイコン

ダイコンは、8月頃から徐々に種まきが始まりますが、9月に入ると種まきができる品種が増えてきます。一般的な青首ダイコンはもちろん、近年では紫や赤色など彩りのよい品種、おでん用や大根おろし用と用途にあわせたものなどさまざまです。複数の品種を少しずつ育てるのもおすすめです。

科目 アブラナ科
連作障害 あり(2~3年あける)
発芽適温 15~30℃
生育適温 17~20℃
適正土壌酸度 pH5.5~6.5
種まきの間隔 20~30cm

ダイコンの栽培カレンダー
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
追肥
収穫

育て方のコツや注意点

深くまで耕す

ダイコンは、地中深くまでまっすぐに伸びて成長するので、深さ30cmほどまでしっかりと耕して柔らかくしておく必要があります。また小石などの不純物や、肥料の塊などが根の先端に当たると形がいびつになりやすいので、耕すときに取り除いてください。

間引きを遅れずに行う

ダイコンの種まきは、1か所に複数の種をまきます。そのまま複数の苗が成長してしまうと、地中でお互いに絡み合ったり、形が崩れてしまったりする原因となるので、成長にあわせて間引きをしてください。間引いた苗はもちろん食べられます。

プランターでの簡単な育て方

ダイコンも、根の短いミニ品種を選べばプランターで栽培可能です。まず、なるべく深さのあるプランターを選びましょう。近年流行りの麻袋や肥料袋を容器に使用するのもおすすめです。ダイコンはアオムシの被害にあいやすいので、種まき後から防虫ネットを張ると安心できます。

まとめ

Photo bymaxmann

9月は気候もよく、家庭菜園を楽しむには絶好の季節です。8月に比べると栽培育てられる野菜の幅が広く、初心者の方が家庭菜園を始めるのにぴったりの季節でもあります。ご自身の好みにあった野菜を選んで、ぜひ栽培してみてください。

YUJI
ライター

YUJI

多肉植物や塊根植物が大好きです。最近では無農薬での野菜作りにもはまってます!

関連記事

Article Ranking