家の中で発生しやすい虫6選！虫の名前や発生原因、駆除方法まで紹介！

チャバネゴキブリは、クロゴキブリとよく似たゴキブリです。チャバネゴキブリもクロゴキブリと同じく黒っぽいですが、茶色のしましま模様があります。またクロゴキブリのほうがチャバネゴキブリよりも体が大きく、クロゴキブリは飛びますがチャバネゴキブリは飛びません。

チャバネゴキブリは人間の食べ物ならなんでもエサにするため、人間が生活する空間であればどこでも発生します。耐寒性が弱く暖かい場所を好むため、木造家屋よりもコンクリート住宅、寝室や居間よりも台所のほうがチャバネゴキブリの遭遇率は高いです。

チャバネゴキブリの駆除には、クロゴキブリと同じく殺虫剤を使った駆除方法がおすすめです。またチャバネゴキブリは飛ばないゴキブリのため、動きが止まった瞬間にスリッパや新聞紙で叩き潰す駆除方法もあります。

チャタテムシは、ダニ類の虫のように体が小さいです。チャタテムシは無翅類と有翅類の2種類あり、種類によって体の大きさや特徴が違います。家の中で見かけるチャタテムシは主に有翅類で本来は飛べますが、基本的に暗くじめじめした場所でほとんど動かないで過ごします。

チャタテムシは主にカビをエサにするため「換気が悪い」「じめじめしている」「薄暗い」の3条件が発生原因になります。基本的にほとんど動かないチャタテムシですが、発生原因がすべてそろう梅雨時期は活発に行動します。チャタテムシの天敵はツメダニですが、ツメダニは人間を吸血するため駆除が必要です。

チャタテムシの駆除は、エサとなるカビを除去するのが効果的です。部屋の中のカビをふき取り換気をよくして乾燥させれば、簡単にチャタテムシは駆除できます。ただしチャタテムシが大量発生するとチャタテムシを捕食するツメダニが発生するため、畳や部屋に隠れたチャタテムシを駆除する殺虫剤もおすすめです。

シミは書籍の糊を好む虫で、古くから書籍の食害が目立つことから和名を「紙魚」といいます。シミは一生の間に何度も脱皮を繰り返しますが、生まれてから死ぬまで体の形は変わりません。そのためシミの幼虫と成虫は「体が小さい＝幼虫」「体が大きい＝成虫」で判断します。

シミは生体そのものが未だ謎のため、発生原因はよくわかりません。シミは絶食状態でも1年以上生き続けますし、体は小さいですが動きは素早いため、人間に見つかってもすぐに逃げてしまいます。さらに夜行性のシミは日中を動かないで過ごすため、いつ・どこで家の中に侵入したかわからないまま家に居つくケースが多いです。

シミの駆除は、あまり積極的に行わなくても特に問題はありません。書籍の食害を起こすシミですが、閲覧不能になるほどの食害はおきません。ただしシミの見た目は不気味のため、どうしても駆除したい場合は「ティッシュでつぶす」または「シミにも効果がある殺虫剤を散布する」のいずれかがおすすめです。